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奈良の先進的な教員確保
地元のものが地元の生徒を教える効果は十分に期待できる。

要するに、先輩として十分にその地域を知っているという強みがある。そして、愛着があり、地域の人間の気質も知っている。
ローカルな話題にも対応でき、教育に力がこもる。

その逆に、都市部では、様々な地方から教員として流れてきているので、その土地に慣れるのに時間がかかる教員が多い。

その点では、奈良県内で勤める人を正教員にするのは効率的だ。



奈良県は今年から、県内の小中学校や高校に勤める常勤・非常勤講師を対象に、授業力などを高めてもらう「講師塾」を始めた。全国でも珍しい試みで、自治体同士が教員志望者を激しく奪い合う中、優秀な教師に育て地元に引き留める願いが込められている。

 講師塾への参加は、同県で正教員になることを目指していることが条件だが、予定を30人上回る103人が集まった。指導は模擬授業が中心で、4月から今月までの計6回。

 「これは何の形?」「平行四辺形」「そうですね」――週末の土曜日、同県田原本町の県立教育研究所では、若い講師たちが交代で、算数の模擬授業に取り組んでいた。

 課題は「いかに冒頭の5分間で子どもの心をつかむか」。模擬授業をじっと見守っていた県教育委員会の上田薫・管理主事(49)は「平行四辺形がどんな形か分かるように、身近な例を出すといいですよ」とアドバイスした。参加者の一人、堀川智代さん(22)は「具体的に教えてもらえるので、とても助かる」と話す。

 県が8月に行う教員採用2次試験では、模擬授業が課される。塾で受けた指導は、ここでも役に立ちそうだ。

 県は他の自治体にならい、教員志望の大学生向けの研修を実施するなど、「囲い込み」に懸命。しかし、1990年代に20倍もあった小学校教諭の志願倍率は昨年、3・8倍。危機感を募らせた県は約1000人いる講師に着目した。

 久保田幸治・教職員課長は「地元に愛着を持っているはずの人材をみすみす周辺の府県に奪われるわけにはいかない」。自治体の知恵比べは、まだまだ続く。(奈良支局 阿式智子、7月1日掲載)

2010年7月14日  読売新聞)

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2010/07/16 23:53 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
大物をとらない採用試験の不思議

 そろそろ採用試験の季節だ。講師の方がそわそわしてきた。放課後の職員室、テストの評価を付けながら、早く帰りたがっている。また、中には夜7時ごろ、生徒指導の合間を縫って受験勉強をしている人もいる。

 いつも思うことだが、講師で素晴らしい活躍をしている人は、教諭へ上げてもいいのではないかと思う。

 今までに見てきた中で、この人講師なの?と思うほどすごい人がいた。やはり学校の中核人物だった。また、明らかに教諭より教え方が上手く、着実に生徒の学力が付いている講師もいた。それは学力テストの平均点でも、その講師が持つクラスが高い。さらに教え方が分かりやすく、親や生徒からの信頼が厚い。これで採用試験敗退とは、どんな奴を採用してるのかと思う。

 まあ、大分県などでは今まで、コネ採用だったから、優秀な教員を獲得できなかったのは分かるが、他県も同様な面があったかもしれないと思うほどだ。

 そして今の人物重視という採用試験のありかたを考えてみてほしい。つまり、人物重視と謳っていても、採用試験の面接の質問は、指導要領や県の教育方針をどれだけ把握しているかが多い。また場面指導や生徒指導にかかわる質問は、パターン化していて、答えのマニュアルが世にはびこっている。それを覚えれば一定通り抜ける事が出来る。
 
 そういう形だけの質問を、無事こなしてきたものしか教員になれないのもさみしい。私などの時には、「あなたは生徒を殴りますか」という質問をまともに浴びせられた。私の答えは、「はい!」だった。それで採用されているのだ。今だったら、もちろんマニュアル外であり、もちろん不合格組だろう。

 人物評価とは人間性だろう。県教育委員会に対する忠実性ではないはずだ。(この発言を見て、私は組合の回しものと考えないでほしい)

 私はマニュアル外の意外性のある、人間味あるやつが教員になってほしいと願っている。なぜなら、そういう奴が生徒に心底好かれるからだ。しかし、最近はどうも県がご希望される人物像は違うみたいだ。小さくまとまったマニュアル化した同じ顔の新採用教員たちを見る限り、教育の将来はまったく面白くないと感じている。そして、次第に大量採用により、そういう教員たちの市民権が増してきた。

さて、面白いホームページを見つけた。このような人物を採用しなかった県はアホとしかいいようがない。

そのホームページからとってみた。是非読んでほしい。


全国大会優勝監督は元常勤講師

私は、夏合宿に向けて、体を動かそうと思い中学校に、練習道具を持って行った。
私は、新しく赴任してきたその先生を見てびっくりした。
なんと、関西大学ラグビー界のスター選手Tさんだった。
「なんで、Tさんが、こんな中学にいるの?」
高校時代には、全国大会に優勝し、関西Aリーグでも優勝し、大学選手権でも大活躍した選手だった。
「その先生は、私に近寄り、太陽のような笑顔でXXさんですか?」と尋ねた。
「あっ、ハイ、○○高校ラグビー部のXXです。」と緊張して答えた。
「生徒から、たまにあなたが来て、練習を教えてくれるって聞いていたんです。」
「一度お会いしたいなと思っていたんですよ」
と高校生の私に丁寧に言葉をかけてくれた。
私から見れば、雲の上のラガーマンで、なんで田舎のこんな荒れた中学にTさんがいるのか?
不思議だった。
練習が終わり、Tさんが、「もし良ければ、今度OBを集めて中学生に教えて上げて下さい。」
と私に言ってきた。
私は、承諾し中学の同級生に電話をした。
ラグビーを続けていた者や、やめてしまったが、久しぶりに楕円形のボールを持ってみたい者が
10名程集まった。
練習が終わり、Tさんが「少ないですけど、みんなでお茶でも飲んで」と5千円差し出した。
私たちは、頑なに辞退したが、無理やり5千円を押しつけられた。
私たちは、ちょっと困惑したが頂いた。
今では、このTさんの5千円を、私たちに渡したことが理解できる。
大体、OBが、練習にくると、監督やコーチは、OBを連れ、飲みに行く風潮がラグビー界にある。
地方の大学に散ったOBが、オフになると高校の練習に来て、「今日は、焼肉食いたいなーー」
と聞こえるように呟くのである。

それからも私は、ちょくちょく中学校に練習に行くようになった。
そして、Tさんの事情が少しづつ解ってきた。
Tさんは、大学卒業時、有名企業から就職の勧誘は山ほどあったが、どうしても教師になりたくて、
教員採用試験を受けたが、不合格で講師として採用されていたのだった。
Tさんの先輩や、大学の監督から「社会人ラグビーをしたらいいのに・・・・」と何度も言われたがどうしても、
教師になりたかったのだ。Tさんは、その荒れた中学では太陽のような存在だった。
やんちゃ坊主も、Tさんの事はよく聞いたし、無くてはならない存在になった。
しかし、3年間その中学で講師をし、採用試験を受けたが受からなかった。
その3年の功績は、大変なものがあった。しかし、採用されなかった・・・・・・・・・

講師は、所詮アルバイトである。なんの身分保障もないのだ。
学校を変えるだけの、情熱とパワーとカリスマ性があるのに、たった1枚のペーパーテストが立ちふさがったのだ。
その後、Tさんは、Tさんの母校から、監督要請の話があった。
待遇は、「事務職員」しかし身分保障はされる。
そして、教員の空きが出れば、教員に切り替えるという約束だった。
年令も26歳になるのに、講師のアルバイトもないだろうと考えても不思議でない。
また、付き合っている彼女や、結婚を考えている人がいる講師は、この年令になると悩むのだ。
教師になりたい!しかし生活が・・・・・・・・
この悩みの狭間の中で、何人の優秀な講師が消えて行ったか・・・・・・・

その後、Tさんは、母校の監督になった。
その高校は、古豪であったが低迷していた。
なんとか、全国大会には、出場するのだが、1回戦,2回戦で消えていった。
ある年、小兵ながらよく走る(フットネスの高い)チームとして全国大会に出場してきた。
「試合巧者」「小兵」「タックルの良いチーム」といった前評判だったが、精々ベスト8止まりの前評判だった。
しかし、その巧みな試合運びと、忠実なタックル、何よりも15人が20人にも思える、そのフットネスは
花園のラグビーファンを唸らせ、決勝戦まで駒を進めた。
相手チームも、九州地方の名門古豪チームだった。
ゲームは、二転三転し、白熱したシーソーゲームだった。
終了間近、Tさんのチームは、トライされ2点差に詰め寄られた。
時間は、ロスタイムに入っており、トライ後のゴールが決まると、同点試合終了だった。
相手のエースが蹴ったボールは、ゴールポストを大きくそれた。
試合終了!!、
Tさんのチームの選手は、喜びを爆発させた、ゴールを蹴った、選手は泣き崩れた。
その試合を、観戦していた松任谷由美が「ノーサイド」を発表したのは、暫くしてからだった。
ゴールを蹴った選手は、その後「体育教師」になったと聞いた。

その後、Tさんは、名選手を育て、幾多の名勝負を花園で、見せてくれた。
全国優勝を2回、準優勝が1回、押しも押されぬ名監督になった。


本当に、もったいない話である。
教育委員会は、一人の優秀な人材をみすみす手放したのである。


 このサイトのお話も面白い。しかし、この話とは逆に、なんとバカな教諭が多いことか。息を吹き返すか、辞めてほしいと思う。

 主義主張で凝り固まった人、生活のためにやっている人、上を目指すことで意欲満々な人。十数年も教師をすれば、その待遇の良さと、慣れで、慢心が起きる。そんな教師は生徒と真に対峙するエネルギィーはない。口先だけが鋭く(する毒)なる。若いものが疲弊している学校は、まったく見ていて面白くない。さわやかさがないからだ。

 ああ、採用試験で個性あふれる奴が合格してくれ。まあ、採点者たちが、形式だけを整える人物たちではだめか。




 


2010/06/27 21:19 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
1次面接の集団面接


日経BP社「面接官の本音」を読んだ。
「なるほど」と思わせる箇所があった。

 入社試験の1次面接で行う集団面接は、たくさん質問された学生が合格するとは限らない?

 それは、「2次面接に進む人を選ぶ」という1次面接の性質にある。
つまり、内定となることは絶対にないとはっきり分かる学生や、内定するに必要な条件を備えていると分かる学生に、質問している時間はないということである。それよりも、合格に値するか判断に迷う学生に質問は飛ぶ、ということである。
 


2010/02/28 20:02 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
やはり理系は得なのか、損なのか。
理系出身で公立学校の管理職になっているのは少ないように思う。これはあくまでも憶測だ。
 
それはさておき、すでに22年度東京都公立学校教員採用試験の結果が出た。

そこで目を引くのが特別支援学校教員の倍率だ。

数学1,3倍
理科1,3倍
 
これは一般校の数学の4,0倍に比べてはるかに低い。 多分日本中探しても理数でこの低さは断トツだろう。

後は考えられるとしたら大阪市の特別支援の理数かなと思われる。

また、技術は1,0倍だからさらにすごい。答案用紙を出したもの全員合格なのだ。

一方、社会はなんと24,1倍。理科系科目を遥か彼方に凌ぐ高倍率なのだ。

さて、これからこれらを論じていきたいところだが、やはり時間がない。またの機会にしたい。

2009/11/30 22:32 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
いよいよ教員採用試験2次の発表

しかし、堺市は今年度から独自採用を始めたが、大阪府より集まったみたいだった。
講師枠や、社会人枠は一般より採用が厳しい状況と聞く。(ソース2ちゃん)

それはなぜなんだろう。
確かにこのブログのコメントにもあったが、ある県では実質倍率が同一教科で1次試験からみると倍率20倍。一般枠が2倍から3倍、のようだと社会人が受験する意欲が失せる。

しかも社会人を採用する意図が見えてこない。


社会人でも、かなり実績のある社会人を採るのか、それとも面接や模擬授業で失敗者が多いのか、いずれにしても確かにこの倍率では来年、社会人枠は敬遠される。


 


2009/10/05 04:18 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
教員採用 場面指導面接官様へ ご理解のほどを
 困難校に勤め、クラブ活動にも、学級経営にも絶大な信頼を得ているY講師が採用試験の場面指導の時に思った話だ。
 「携帯を持ってきた生徒をどう指導するか」の場面指導だったそうだ。他の受験生が指導しているのを見て「あほらしなった」と言っていた。
 理由は、指導が「規則だからだめだよ」と説教しているからだったという。
 今どき、「規則だからやめなさい」で辞める中学生はほとんどいない。それで辞めるのはよほど良い子だと言う。その通りだと思った。
 困難校では、社会のルールなどいとも簡単に日常的に破られている。学校の規則だからやめましょうね、の指導など吹っ飛んでいる。

 もし試験官がそれで合格させたらと思うと不安が残る。

 少なくとも私の現場にはいらない。重荷になる。
 
 心ある鍛錬された試験官なら、悪いことは悪いとはっきり言わなくてはならないが、それをどう彼らのハートに迫るように届けるか、くどくどと説教じみたことは通じないと知っているだろう。
 
 やんちゃは小さい時から教科書に書いてあるような説教は言われ続けてきている。耳にたこ状態。そんな彼らに通用するのはそれを打ち破る教師のハートしかない。
 言葉でつらつらと言うほどやんちゃは聞く耳を持たなくなる。それを面接官様は理解されているはずだ。きっと。

2009/09/07 23:47 | Comments(1) | 教員採用試験の不思議
名簿登載者は全員採用せよ! 教員採用について

昨日ニュースで分かったが、今の駒沢大学4年生は就職求人数は昨年8000人から6000人に落ち込んだという。

あと1年大学に残って就職浪人も奨励しているようだった。お金が掛かるな、親はたまったもんじゃない。

しかし、シンクタンクによれば今年より来年、つまり今の4年生より3年生の方が就職はさらに厳しくなるという。

採用数を激減させている企業もあるが、内定取り消しなどという、あってはならないことも多々起こってきた。
           
                              

そのような中で、教員に挑戦する者たちがいる。しかし、教員採用試験に見事合格したとて、県によっては安心してはいられない、合格=採用ではないからだ。

つまり、合格=4月1日よりの1年間の採用者名簿登

載と言うことである。だから実際に採用されないことも

あるのだ。

今の時代これはおかしいのではないか!!!

内定取り消しとまではいかずとも不安を掻き立てる採用の仕方だ。
合格し採用者名簿に載るが、確実に採用されないとわかると不安で仕方がない。さらに他に決定している企業を蹴って採用を待っている者もいる。

そこを今の時勢を見て教育委員会はどう考えているのか。

いつまでも採用側が殿様商売をしている場合ではない。

若者たちの身になって採用をキチンんとした形でまず
教育公務員が率先して行うべきだ。


2009/08/29 10:35 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
場面指導 教員採用 もう少しじっくりと時間取れないか
 私が勤めている学校の講師の方々の話を聞くと、ここに書かざるを得ないことが出てくる。それは採用試験の課題である。

 6人ほどで場面指導の協議がある。その協議内容を採点するというのだ。もう少し詳しく伝えると、6人がそれぞれ違った課題をもらいその場で後の5人を生徒に見立てて指導するという。
 全員終わるとそのことについて協議するというのだ。協議の時間も10分ほどという。一人が2回ほど発言するかしないかである。

ここである県から出ている、場面指導における教員選考の方針たるものを見てみよう。
        (1) 指導場面を的確にとらえ、適切に指導しているか。
        (2) 積極的に発言し、その内容が建設的であるか。
        (3) 周囲の状況を考えて話合いに参加しているか。
        (4) 表情や動作に明るさや豊かさが感じられるか。

 (1)は場面指導の状況そのものの時のことだと思える。
それ以降は協議の場面を押さえてのことだと思うが、講師の方が言っていたのは、合否がかかっている場面で、協議はなかなか自分を出してやりにくいということ。
          積極性=厚かましさ
          周囲の状況を考えて=謙虚さの表れ=消極的に見られる
   
 など10分で判断されにくい要素も含まれているのは事実だ。
 もう少し時間をかけて観ても良いのではないかと思う。

2009/08/29 09:30 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
*********教員採用試験**の**悲しさ************

                                            
今、わがブログは教員採用試験で検索されるものが多い。

そんな参考になるものもないが、悲しさが湧き出る。
なぜなら、教員志望なる者は様々な無駄な知識によって判定されるからだ。

現場でそんなこと言うてたら、あいてにされんで。
と思うほどの知識偏重。教員は教科専門知識と、一般教養、教職教養がふつうにあり、あとは人間的魅力があれば十分だ。どれだけ人間が好きで、明るく、誠実か。これだ。

文科省がどういう見解を持っているとか、指導要領がどうかとかそれは教員になってからの研修で十分身に付くからだ。それを知らなくても、明日から十分に教師をやっていける。
しかし、人間性は教師になってからでは確実に遅い。

指導要領に精通していることが即戦力にはならない、教師力を計る物差しではない。重要なのは人間力だ。

そこを見るべきだ。

実は、我々が、受けた教員採用試験の方がひょとすると人間力を計っていたかもしれない。

こんなのがあった。号令テストだ。生徒を集め、号令をかける、校外学習の想定で生徒に語り、解散させて終わる。知識は必要ない。実際の場面そのものを演じ、気合いがあるかどうか、それだけだ。

私も気合いで行った。集合時、生徒役になってだらしている受験生を目を尖がらせて本気で怒った。そして最後は笑顔を忘れず。

それと面接。

質問の中に「生徒がひどく悪いことをした時、あなたは生徒に手を振り上げますか」という酷な質問があった。「はい」と言えば、体罰として法を犯すことになる。しかし、私はその場面では手を出すだろう。私はじっと考え「どつきます」と答えた。合格だった。

今なら、きっと問答無用の不合格!に近いかもしれない。
 


2009/08/14 21:29 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
これでよいのか教員採用試験
以前にも書いたが、現職教員よ。
新指導要領へ右へ倣えの指導がこの困難な教育現場の解答たるのか疑問だ! 現実の中で本当に役立つのか。
指導要領が悪と言うのではない、現実は指導要領を忠実に実行すれば解決するという甘いものではないということだ。要領は頭に入れておいて自己研鑽に励み、そこから滲み出てくるもので実践せよ、と言いたいのだ。
どうだろう?

では、採用試験は受験生がどれだけ指導要領が頭に入っているのかを調べるものだ、と言われればそれまでだが、人間的に魅了する者でなければ、頭だけ優れていても、子どもから受け入れられず、つぶれていくのは事実だ。

はっきりいって指導要領を知らなくても人間的魅力と明るさが滲み出てくる人物なら現場ではエース級と言える。逆に言えば、現場のエース級が教員採用試験でどのような回答をするか見てみたい。

我々が実践で拠り所とするのは培ってきたカンと、保護者や生徒に対する純度の高いだ。
この誠が出せない教師はいくら口がうまくても最終的に誰からも信頼されない。

                              


我々は、どんなに正論と正攻法で立ち向かっても、行けばいくほど保護者や生徒と縺(もつ)れるパターンがある。そのかわり、文科省、委員会の皆様から見ればかなりやばい捨て身の方法ですんなり解決への道に至ることもある。

自己を知るというのは本当に大切だ。
例えば、今行っている指導が、自分の面子でやっているのか、上司に気に入られるためかを振り返るということだ。その時、本当にこの生徒のためにやっているなら、それはきっと最後には信頼され、うまくいく。面子のためにやって一時的にうまく行った、周りから羨望の眼差しが来たとて、それはあくまでも一時的、最終章では悲しい結末で終わるのだ。

保護者はどれだけ教師が誠をつくして我が子に関わってくれているのか、それを見ているのだ。


長々とした文に成ったかが、教員採用試験の面接を突破するための本に載っていたこの部分を見てほしい。

「保護者からの苦情にたいして、どんな気持ちで対応をしますか。」

保護者からの苦情というと「理不尽な苦情」や「無為難題な要求」だけが注目されがちですが、よく聞けば保護者の純粋な願いであったり、学校や教師への励ましであったりすることもあると思います。
持ち込まれる苦情によっては、学校や教師にとって子供や保護者との望ましい信頼関係を築き、教育活動のさらなる前進のためになることもあると思います。
ですから、学校や教師の誠意ある対応が保護者の心に触れるものであれば、その苦情の大部分は解決できると信じて対応したいと思います。

これはまったく同感である。これに尽きる。


さらに進んで、「モンスターペアレント」という」言葉がありますが、そういう親からのクレームに対処したらよいですか。」

掲載回答例、ポイントと掲載している。

1、電話でのクレームの時は、「お会いしてお話を聞かせてください」と言って学校に来てもらう。
2、教頭か教務主任・学年主任等の同席のもとにクレームの内容を聴く。必ずメモをとる。
3、クレームの内容について事実確認をする。
4、事実が明白になったら、その対応策について上司の指導を受ける。
5、再び、保護者に来校してもらい、教頭か、教務主任、学年主任等の同席のもとに説明し、保護者の納得を 
  得る。
6、電話、ひとりでの対応は絶対に避ける。

私見
まず、引っかかるのが、1番である。
いろいろなパターンがあるが、クレームを出す親には「おまえらが来い」と言い出すことも十分考えられるのだ。その時はあくまでも来校を促すというより、保護者の状況を見て、「こちらから行きます」と先手を取って言う方が、素早く動いてくれていると見なされ、解決は早くなる。

さらにこの場合、保護者側から見れば2回学校に行く羽目になる。ここで保護者は本題に入る前に気分をややこしくさせてしまう。まあ、ここで掲載されているパターンは基本と言えば基本だが、一定御理解のある保護者様への対応と言ったところだ。
現場はもっと変化に富んでいる。

まあ、教員採用の受験生諸君頑張ってくれたまえ、やはり面接試験は、きれいごとになるかもしれないが、教科書的な準備本を見ておいた方がよい。なぜなら、まずは教員になることが先決だからだ。





2009/08/08 17:12 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
教員採用試験…右へ倣え教員大量採用時代へ

これでよいのか採用試験
人物重視の採用試験になってきているのは世の教育界困惑事情を考えれば当然だ。しかし、その採用実態はいかなるものか。
ほとんどの都道府県で小論文が出題される。本当に小論文が書ける教師が必要なのか、小論文は人物重視のための選考道具たるのか。
面接においても、たかが、10分20分程度の面接で人間の本質がわかるのか。疑問が湧く。
場面指導、模擬授業と多々ある採用試験。
ホントに人間味ある奴を採用できるのか。それとも人間的に優秀な小人物ばかりを取ろうとしているのか。
今の中学校、後者ばかりでは絶対無理

言い方を変えれば、少々やんちゃでもバイタリティーに富んだ馬鹿な奴でなければやってけないよ

そんな中で最近この採用試験をクリヤーするための学校。そして、参考書、問題集などが出回っている。採用試験対策には確かに重要だろう。しかし、対生徒に重要かどうかは疑問だなぁ。




ある採用試験対策の面接攻略本でこんなことが書かれてあった。

「道徳教育を充実させるためにはどんな活動が必要だと思いますか。」

掲載の模範解答

道徳教育は、道徳の時間を要として、学校の教育活動全体を通じて行うものと考えます。そこで、道徳の授業を教員相互及び保護者へ公開することが必要だと思います。さらに、自然体験活動や動植物や命の大切さを重点にした体験活動、ボランティア活動、キャリア教育的な視点を加えた取り組み等を自動、生徒の発達段階に配慮しつつ展開し、道徳の時間にリンクさせる必要があると思います。

さすが模範解答。すばらしい。

しかし、模範すぎて、実際道徳授業を公開するって、それホント?と言いたくなる。けど公開して授業研究するのがいいんだろうが。新人がそれを言って、ううんホント教科書通りって感じでくすぐったい。

「生きる力とはなんですか、また、それを育む指導の具体策を上げてください。」

掲載模範解答

生きる力とは、変化の激しいこれからの社会を生きるために子供たちに身につけさせたい「確かな学力」「豊かな人間性」「健康と体力」の3つの要素からなる力と考えられます。それを育む指導は全教育活動の中で取り組むことを基本として、特に「確かな学力」を教科指導の中で、「豊かな人間性」を道徳教育の中で、「健康と体力」を体育の中で、それぞれ学んだことを深化、発展させながら、自分のよさを認識しながら、更に他への思いやりを身に着けられるようにしたいと思います。

すばらしい、学習指導要領の理念そのものを右から左だ、間違いのない的確な解答だ。


このような模範解答が本の中で続く。
現職教員よ。
新指導要領へ右へ倣えの指導がこの困難な教育現場の解答たるのか疑問だ! 現実の中で本当に役立つのか。
指導要領が悪と言うのではない、現実は指導要領を忠実に実行すれば解決するという甘いものではないということだ。要領は頭に入れておいて自己研鑽に励み、そこから滲み出てくるもので実践せよ、と言いたいのだ。
どうだろう?

では、採用試験は受験生がどれだけ指導要領が頭に入っているのかを調べるものだ、と言われればそれまでだが、人間的に魅了する者がなければ、そんな教師ほど硬くてつぶれるだろう。

はっきりいって指導要領を知らなくても人間的魅力と明るさが滲み出てくる人物なら現場ではエースと言えるのだ。逆に言えば、現場のエース級こんな回答をするかが疑問だ。

我々が実践で拠り所とするのは培ってきたカンと、保護者や生徒に対する純度の高い誠だ。

どんなに正論と正攻法で立ち向かっても、行けばいくほど保護者や生徒と縺(もつ)れるパターンがある。そのかわり、文科省の皆様から見ればかなりやばい捨て身の方法ですんなり解決への道に至ることもある。
困難校であればあるほど、捨て身のパターンは多い。

保護者はどれだけ教師が誠をつくして我が子に関わってくれているのか、それを見ているのだ。

次に
私も困難校で担任の時、ほとんどの指導が正攻法ではなかった。それでも自信を持って卒業させ、その子たちと同窓会を何度も持っている。
面接で私が答えるとなると、100パーセント不合格だと思う。

また続く。



 


2009/07/30 22:38 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
教員採用試験
 授業の合間に教員採用試験の勉強をしている若き講師の先生がいる。今、受けても通るわけがない私を尻目に、問題集を広げて頑張っていた。最近は論文が出るので、国語の先生に書いたものを見てもらっている講師の先生もいる。そういう季節になりました。

まあ、がんばってください。

でも、若い先生はほんとに熱心だ。よく頑張る。怖いもの知らず。そして、無謀。まるで自分の若き時を再現しているようだ。忠告をしたいと思っても、恥ずかしさがでて出来ない。そんな忠告できるほどの者じゃないから。

2009/05/26 23:20 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議
一部おかしいなぁ 堺市教員採用試験  

 今年から堺市は大阪府から独立して他府県にも説明会場を設置し大々的に教員を募集している。

 
しかも、ホームページをみても独創的と言える意気込みが感じられる。
 集まりはかなりよさそうという感触はある。

 しかしおかしいのではないかという声が一部から上がり始めている。

 それは一旦結婚や子育て、里帰り等で退職した教員等の受験者から出ている。
 
 声としてはこうだ「私学教諭経験者は1次試験での一部科目の論文への振り替え等措置があるのに、公立学校教諭経験者にはないのは理解に苦しむ」ということらしい。また、講師経験者にも同様の措置が敷かれてあるが、教諭経験者にはないという。

 もしこれが本当だとしたら。要するに、教諭経験者は一般教養、教職教養の知識理解は特別にあるとは思えない、講師経験者よりもないと公的に発表しているようなものだ…。
 
 それを聞いた私は「なにかの間違いだろう」と軽くあしらっていた。なぜなら他府県では、経験者の特別採用方法において講師経験よりもちろん教諭経験の方が上位にあるし、私学関係経験者を排除している県もあるからだ。

          しからば私が調べよう!と血が騒いできた。

いつものように直接電話だ。

堺市教育委員会に℡!

   結果

教諭経験者は特別措置はなし、社会人等の特別採用試験にも入らず(東京都は入る)つまり教諭経験者は一般受験と同じようにすべての試験を受けなければならない、とお答をいただきました。

理由はわかりません!

確かに「おかしいぞ、堺市教員採用!」と燻られてもおかしくはない事実ですね。

発見

次の①②のいずれかの勤務経験があること。
① 平成19 年4 月1 日から平成21 年5 月31 日までの間に国公私立学校※4 において、講師又は
養護助教諭
私立学校は教諭としての勤務経験を含む。)としての勤務経験(非常勤としての勤
務経験は除く。)が1 月以上ある人で、その勤務経験が平成21 年5 月31 日までに過去の勤務
経験と通算して3 年以上(休職中である期間を除く。)あること。



② 平成19 年4 月1 日から平成21 年5 月31 日までの間に堺市立学校園において、講師、養護助
教諭又は実習助手(期限付任用を含む。)としての勤務経験(非常勤としての勤務経験を含
む。)が1 月以上ある人で、その勤務経験が平成21 年5 月31 日までに過去の勤務経験と通算
して1 年以上(休職中である期間を除く。)あること。



※4 私立学校は、学校教育法第1 条及び第2 条に該当する学校をいう。


2009/05/20 00:14 | Comments(0) | TrackBack(0) | 教員採用試験の不思議

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