教員は頑張りすぎる 使命感、仕事が面白いから でもそれでいいの?
定年してから改めて学校現場に戻ると、今まで当たり前と思っていたことが、「おかしい」と感じてしまうことがある。

例えば、夜7時になっても教員たちが職員室に散見している。これは以前、私にとっての日常風景だった。しかし、今、異様に思える。

委員会のHPに載っている常勤講師の労働条件には17時までと記してある。

これは真っ赤な嘘だ。

笑うしかない。

こういう嘘の表記は法律に違反しないのだろうかと思ってしまうのだ。

中学校では17時はまだ部活動が終わっていない。
顧問は指導を放り出して帰ることはできない。
それに今日も3年生は17時から進路書類の点検をしていた。
「3年生だから仕方がない」と思い込み、だれも文句を言わない。
そういうことに文句を言おうものなら、熱意のないサラリーマン教師と思われるかもしれない。



私が朝学校に到着すると、部活動の生徒たちが走り回っている。そこには指導者が立っている。これも昔自分がしていた日常の風景だ。

しかし、変だと思うのだ。


なぜ、7時から教員は勤務しなければならないのだろうか。

思い出してきた。   生徒のためにやっているんだ。

生徒たちが喜ぶから、保護者が応援してくれて自分の評価が上がるからだ。

県大会出場!「先生すごいですね」と言われ「いやいや」といいながら・・ 
県大会〇位!! 心の中で「どうだみたかー」。

保護者からも生徒たちからも熱心な教師だと思われ、自分は熱血をやっているという大いなる満足感。

それが俺のえさだったことを今思い出した。

しかし、無意味とまではいかないが、今はそれらがなぜか色褪せて見えてきている。


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2024/02/27 19:25 | Comments(0) | 教師の意欲

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