公立学校の真実
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19日いじめ事件を受けて各都道府県の教育委員会の責任者召集される。
そこでいじめについて成功事例も失敗事例もありのままの実態を報告するよう通達するらしい。
「あほか」と言いたい!
役所の伝統的体質やないか、嘘の報告は通常あたりまえやないか。私の知ってる限りでは、教育委員会にウソの報告をするのは当たり前、10校あったら、真実の報告をしているのは、たった1,2校くらいだ。
しかも、教育委員会はそれを十分知っている。
なぜかというと、教育委員会の人間もほとんどが現場にいた人間だからだ。
つまり、嘘の報告をしてきた人間 そのものだからだ。
現場の人間が委員会に入ったとたん、人が変わったみたいに学校に言わんでも良い重箱つつくような細かいことばかり言い出す。
なぜ、現場は嘘の報告をするのか。締め付けがきついからだ。上からの指示がある。
それを管理職はあたかも実行しているように改ざんして委員会に報告している。そんなこと何度も見てきた。
こんな感じだ。
管理職から「△△先生」と呼び止められて、「○○については3件やったらいろいろ不都合やから5件にして上に出しとくよ」とういシーンは現場のベテラン先生なら覚えがあると思われる。
ここで私が言いたいのは、このような体質を作ってきた上の上が悪いということだ。
いや言い過ぎた。
人間の「うまく上に取り次ぎたい」という心理を上が上手く使っているということ。
分かりやすく言えば「よき立場にいたい、安心、出世!」だ。
そして、それに管理職以下われわれが、上の言うことに対して「はい」と言い、気に入られるように一生懸命頑張るというシステムが出来上がっているんだ。
校長や現場の責任はもちろんある。しかし、上から来るアンケート的な書類を見てわれわれは時々呆然とすることがある。
今流行の習熟度授業にしても、いじめに対する取組、不審者対応にしても、やってないとか出来なかったと報告できる選択肢が極端に少ないことだ。
つまり上はやったと報告しなければならないような書面にしてくるのだ。
だから、今更ありのままの実態を報告するなんて、習慣化されていない大変なことだ。
俺から言わせれば、「ホントにホントの報告をしていいの?! 怒らない。ダメ学校、ダメ管理職とみなして左遷しないですか?」と公開質問状を頂点の人に送り付けたい。
昔、北海道やどこかで生徒指導加配として配属された教師が他の仕事をしていたのに、嘘の報告を委員会に上げていてマスコミに取り上げられた。
それも、アホかといいたくなった。
そもそもそんなこと全国探せばいくらでもあるはずだ。つまり嘘の報告だ。
加配の使い方にしても、実際学校現場主導でで柔軟性を持って使えば現場はすごく生き生きと回りだす。
それは子供たちへ十分返って行く。
現場の教師はそれを肌で感じているだろう。
嘘は悪い。だからホントのことを報告すれば、全国で裏金も絡んで大変なことが起きるだろう。
そう思っているのは俺だけか?
正直な人間は教師の世界では生きていけない。上に向いた人間しか上手く教師の世界を渡っていない。残念だ。