実はなるのが難しい体育科の教諭 
体育科の教諭になるためには、もちろん採用試験の合格を勝ち取らねばならない。

採用試験に落ちると通るまで講師で過ごす人が多い。

体育の講師の末路はある意味、悲惨と言わざるを得ない。


体育は教員採用試験の倍率も10倍20倍と高く、講師も余っている。

だから、体育科の講師は支援学級担任や小学校に配置される人が一定数いる。

小学校の免許を持ってない人には、臨時免許状を出してまで小学校へ突っ込むのだ。


授業をしたいのに授業ができない支援員に回される時がある。

その時は、1年間勉強だと思って頑張るしかない。

 

その反面、理数系は引っ張りだこだ。早くから予約させられる。老いている人でも、頼むぞと腕を掴まれる。



体育科の教諭になる人は、そうして辛酸をなめつくしてなる人が多い。

だが、教諭になれればよいが、30、40になっても教諭になれなければ、校内では次第にみじめになってくる。

それに耐えられるかだ。

 
なぜなら、体育教師は学年主任や教務主任そして管理職へと上がっていく人が多いからだ。

わが校でも、主任級のほとんどを体育教師で占めている。

30代で主任へとなる。しかし、 講師はいくら優秀でも主任はなれないと法律で定めている。
 
さて、そのことを考えると、体育科の教諭を目指す人は同時に、小学校などの他の免許をとることを勧めたい。

小学校から中学校へ移動はできる。そっち回りの方が早いかもしれない。

あるいは、「人生本気で採用試験の勉強をした」と体育科の教師が言っていたが、1年間、採用試験に人生をかけて勉強するかだ。
  

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2020/04/28 00:47 | Comments(1) | 教員採用試験の不思議

コメント

社会科も同様ですね(^^)/
posted by ぶなまつat 2023/08/18 21:51 [ コメントを修正する ]

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