忍者ブログ
2024/11    10« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

R3年度の不登校児童生徒の集計が昨年度の10月に文科省から出ていた。

大阪市は、20の指定都市で不登校児童生徒数がワ―スト1位。
1000人当たり33.8人だ。


詳しく見ると、

小学校では、
ワースト8位、14.7人(平均13.8人)。

中学校では、ワースト1位、75.9人(平均54.4人)

小学校で8位から、中学校でダントツ1位となり、ごぼう抜きで小中総合ワースト1位へと躍り出る。emoji

いかに中学校の不登校が課題かが分かる。emoji

中学校の不登校児童生徒数を近畿の指定都市で比較してみると大阪市のすごさがわかる。

  堺市   42.1人

京都市45.0人

神戸市58.9人

大阪市75.9人


これはここ数年で始まった傾向ではない。ずっと固定化し、課題解決も進んでいない。

大阪市の教育環境の劣悪さと関係していると考えるが、どう思われる。



拍手[0回]

PR
大阪府と大阪市とは同じ大阪でもその街並みや環境はまるでちがう。

その大阪府の中でも場所によって雰囲気は違う。

大阪府の中で私の好きな場所は千里あたり。

街自体がさわやかだ。

だいたい豊能地区と言われているところは落ち着いた街並みで環境が良いところが多い。


学校の教育環境の違いをみるにあたり、敷地面積を調べた。

中学校で比較した。emoji

大阪市内は平成25年度の生野区の中学校9校を調べた。

校地面積の平均は14671㎡ 最大は20917㎡ 最小は9502㎡だ。

emoji日本の中学校の敷地面積の平均が23676㎡だからとても狭い。


同じ大阪の豊中市は18校あるが、最大は41600㎡emoji 2番目は34200㎡(2つは千里にある)  最小は14100㎡

恵まれているといえる。いや、これが普通なのかもしれない。


                     emoji


都市部は学校の敷地面積が狭いのは日本の傾向だ。

しかし、グラウンドが狭くて外野がとれなく野球ができない、という状況は野球部にとってとても不憫だ。emoji

そして、狭くて常設テニスコートはない、しかしテニス部はある。などの学校が大阪市内では多い。よくそのグラウンドで部活動が展開されているなと思うほどの惨状だ。

そしてすぐ近くにビルや工場があったり、電車が通っていたり、学校が街並みに埋もれているのが現状だ。

だから、学校を探すのに苦労するところが多い。探し当てて初めて、えっこんなところに、と思わず絶句する学校もある。

しかし、残念なことは、これに大阪市民は慣れているということだ。

親たちもその環境で過ごしてきたからだろうか。文句や改善を訴える動きはない。

これらがどのように大阪市の教育に影響を与えているか計り知れない。emoji


拍手[0回]

教員が3万円の自腹をきり実施されていた教員免許更新は、批判の的となり終わった。それは現場教師のほとんどが予感していたことではないか。

ただ、研修は充実させるという。

今でも校内研修もあり教育センターでの研修もありで、研修を受けている感は十分あるのだが。研修というと、重い腰を上げてそこへ座りに行くという感がある。できればその時間仕事をかたずけておきたいと思うことさえある。

なぜそうなるのか、それは単純に面白くないからだ。受講者の意識とマッチングしていないのだろう。大学教授の「カウンセリング」の研修を受けた時は、机上の空論というより、夢のような話を聞いているようだった。具体性はなく、何を言っているのかわからなかった。

教員の将来を見据えて、形になる研修をする必要があるだろう。

例えば、その研修を受けることによって資格を取得することにつながり、将来性が広がるとかである。

3年間教員を良好に続けたら特別支援学校教員の2種免許は6単位ほどでとれる。これは各都道府県で長期休みを利用して実施している。くじ運良ければひと夏でとれる。

同様に、小学校2種免許のための講習を実施ししてほしい。小学校の教員が大変不足しているというが、各都道府県は特別支援学校教員の免許のように都道府県で、教員たちに取らせる機会を与えるべきだ。

小学校2種免許は、講師でもよいから3年間教員を良好に続ければ、14単位前後の取得でが取れる。教育実習もいらない。

教育と福祉の連携が叫ばれている。教員は福祉を知ることも大切だ。社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格取得につながる研修があってもよいのではないか。それが難しいならば、せめて取得を奨励してほしい。つまり、単位取得や実習を年休ではなく研修として受けることを可能にしてほしい。

そうすれば、福祉の視点で教育を見ることができ、幅のひろい教員が生まれる。また、教員を経験したものが退職後にスクールソーシャルワーカーとして活躍できる。

公立学校の教諭をしていて、大学院へ行くことはできる。その制度は、上級免許所取得が条件だ。
しかし、上級免許取得という縛りを取り払うことによって、様々に視野を広げるチャンスが出てくる。今の縛りでは臨床心理士を取得するために大学院へは通えない。佛教大学大学院などの通信もあるが仕事と両立できるならば可能かもしれないが、実習もあり、かなりの負担になるだろう。

教員は大学院だけでなく大学編入や専門学校編入・入学なども可能にしたい。自分の教科専門の分野を越えて将来を見据えて学ぶことができるからだ。

そうすると教員は様々な資格取得や研究を進めることができるようになる。在職中、退職後問わず、豊かな人生を過ごすことができる可能性が広がる。

特別支援に携わる教員ならば、サービス管理責任者や児童発達支援管理責任者の講習に参加できるように配慮したり、それを研修として受け入れることで、退職後にその職に就きやすい。障がい者施設で作成する支援計画が特別支援教育で作る支援計画そのものなのだ。しかも、上記2つの職は公認心理師や臨床心理士より給与は高い。

教員は昔、自宅研修という制度があったが、本当に研究や学びをしたいものにとってはすばらし制度だと思う。ただ、一般社会の厳しいまなざしに対しての説明責任が果たせない部分があることは事実で、現在ほとんど実行されていない。

さて、人生100年時代と言われながら、教員は、定年になるとボロボロになっていたので働けません、ではあまりにも悲しい。第2の人生を余生ではなく、いきいきと生きることができるような、未来を見通した研修や講習を計画すればどうだろう。

拍手[3回]

emoji

 部活の地域移行期間「3年」見直し 自治体が「受け皿」不足訴え
        毎日 2022  2/27(火) 17:05

この新聞記事の内容は予測できていた。3年で移行することは現場からしてみれば笑話としか言いようがなかった。誰が見てても無理がある。どうすんだろうと思っていたが、やっぱり見直しか、とやはり笑うだけだ。


現場の目線からかけ離れた判断をしている。emoji


地域へ移行することがどれだけ大変なことか分かっていない。

地域移行の問題は多彩で重い。まず、スポーツ系の部活だけでなく、文科系の部活の移行も大変だということ。吹奏楽部なんかはその最たるもの。年間の予算はかなりの額に上る。それを顧問がねん出しているところもあると聞くから驚きだ。これらを移行後、誰が引き受けるのだろうか。

中学生になって部活が楽しみだという子どもも多い。例えば、小学6年生は中学校へ中学校の体験授業と共に部活見学に来る。部活で培われる力もあるのは事実だ。 emoji

また、熱心な部活だけでなく、週に2回ほど集まって楽しむ自己表現や気の合う仲間との関わりを大切にした部活もある。そのようなものすべて移行するとなると、学校が失われるものも多いし、生徒が失うものも多い。emoji

それをどうするのか。具体的な考えはない。

           emoji

もし、完全に移行されれば、そこで様々な課題もそのまま移行される。

部活動には様々な課題があるからだ。

思春期独特の人間関係、レギュラーを取れない子に対する指導、保護者の意見調整や保護者会の持ち方、会計など、課題のネタは尽きない。

これらを肩代わりしてくれる一般人がいたら、お手並み拝見となるだろう。emoji

学校とはなにか、積極的不登校などと憚れる今、部活動が移行されることにより、不登校も多くなってくると思われる。
学校という価値観も移行されるからだ。emoji

端的に言えば、部活動をするために学校へ行っているやんちゃもいる。それらの学校への依存度は減るからだ。

もう少し、行政主導ではなく現場とよく意見を交わし、子どもたちの意見も聞きながら部活動の地域移行を進めてほしい。

          emoji     emoji

部活の地域移行期間「3年」見直し 自治体が「受け皿」不足訴え
                毎日 2022  2/27(火) 17:05

主に公立中学校で部活動の指導を地域へ委ねる「地域移行」を巡り、スポーツ庁と文化庁は27日、2023年度からの3年間で集中的に移行を進めるとした方針を改めて、期間内の達成にこだわらないことを明記した部活ガイドラインを公表した。

自治体から、移行後の指導を担う「受け皿」の不足を訴える声が相次いだために目標を緩めた。  両庁は顧問を務める公立校教員の多忙化や、少子化に伴い学校単位の部活維持が難しくなることを踏まえ、指導の担い手を民間スポーツクラブや文化団体などへ移すことを目指している。emoji

有識者会議の提言を踏まえ、23年度からの3年間を「改革集中期間」とし、まずは休日の活動から移行を始める方針を示してきた。  また、自治体や学校向けに、移行後の部活のあり方も定めた新ガイドラインの案を11月に公表。指導を担う人材や活動場所の確保が難しくなるケースも考慮し、教員が望めば「兼職兼業」の手続きを経てスポーツクラブなどの指導者として部活に関わり続けたり、学校の体育館やグラウンドを使ったりする案も示した。

だが、今月16日に締め切られたガイドライン案へのパブリックコメント(意見募集)には、自治体関係者らから「3年間の移行達成は現実的に難しい」「指導をお願いできる人材が不足している」などと、国が想定するスケジュールでは移行が困難だとする意見が相次いだ。  

このため、27日公表のガイドラインでは、地域移行達成のメドとしてきた25年度までの「改革集中期間」について、地域の事情に応じた取り組みを支援する「改革推進期間」に改称。目標時期にこだわらず、移行は条件の整った地域から始めてもらうこととした。  

スポーツクラブなどが少ない中山間地や離島に限らず、子どもが多い都市部の学校でも指導者不足で移行が難しい場合がある。その際は、教員に代わる「部活動指導員」の登用や複数校による合同部活の導入によって、教員が担ってきた指導や大会引率の負担軽減を図ることが可能だとした。  emoji

政府は23年度当初予算案の概算要求で、部活改革の関連予算118億円を計上。学校や自治体、受け皿団体などの調整を担うコーディネーターの配置▽指導者確保に向けた人材バンク設置▽困窮世帯への参加費補助――といった自治体の取り組みを支援し、地域移行を後押しするとしていた。  

ただ、地域での指導者確保など自治体側の取り組みが追いつかず、23日に閣議決定された当初予算案では、こうした施策を地域移行に向けた先進例となる「実証事業」として着手してもらうこととした。これに伴い関連予算も28億円に縮小し、22年度第2次補正予算と合わせ47億円になった。  

スポーツ庁の担当者は「関係者の理解を得て移行を進めるために必要な見直しだ。早期実現の旗は降ろしておらず、準備の整ったところから取り組んでほしい」と述べた。【李英浩】

 

 

               emoji











拍手[0回]

私の学校では、2学期の終業式が12月23日、3学期の始業式が1月10日となる。

従って、生徒たちは17日間の休みとなる。教師はというと、年休などを使って17日間すべて休みにすることもできる。

しかし、中学校では部活動があるので、そうそう休みを取れない。部活動は年内は12月28日まで、年始は1月4日からできるところが多い。

コロナ感染対策や教師の働き方改革という意味で、部活動は土日のどちらかを可としたり、時間の縛りをつくったりするところが多くなったので、以前より部活動は縮小気味ではある。

さらに中学校では、3年生の担任に宿題があることが多い。内申書作成準備だ。これも大仕事となる。

冬休があける寸前の日々は中学校の教師は心が穏やかではない。

自分のクラスの生徒が髪の毛を茶髪や金髪にしていたり、遊び漬けになって生活が乱れていたりするからだ。

そのまま始業式に学校に来られたら対応が大変だ。

だから、前日やその前に家庭訪問なりをして始業式に備える。頭髪や服装を整えさせるのだ。教師が髪の毛を黒に染めることもあるが、基本的に家庭の理解や協力がなければ指導はできない。

始業式当日、きちんとしてこれない生徒もいるのは事実で、これまた3学期の教師のしんどさが増す材料が増えることとなる。精神的にまいってしまう時だ。


小学校はどうだろうか。
そこまで冬休みがあけることに深刻さはない。小学校では、親の責任ということなのか。平素から、そこまで服装や頭髪について学校で指導を追求してはいない。
冬休みの職員室はがらんとしている。来る人もいるが、中学校のように多くない。17日間まるまる休むという人もいる。

小学校と中学校の精神的苦労の違いは給料表にはあらわれない。

良きも悪しきも同じ給料だ。

拍手[0回]

日本政府はかなりの外国人を入国させているが、教師への負担は考えているのか疑問だ。

関西だけしか知らないが、いたるところの学校に中国人が増え続けている。母が中国人、父は日本人などのようにどちらかが日本人であれば、子どもも日本語を話すことができる場合がある。

両親が中国人の場合、ほとんど子どもも日本語ができないので、学校に来ても授業が理解できない。担任の教師が日本語をはじめから教えなければならない子供たちもいるということだ。

学校によっては日本語を教える教師が専属で配置されているところもある。しかし、財政的あるいは人員確保という点で困難があり、日本語を教える専属教師を配置できないところがある。

その場合、どうなるかというと、小学校ならば、担任が大きな負担を強いられることになる。

通常の授業をするということに加え、日本語を理解させる授業をしなければならないからだ。
それに加えて、個別に配慮をしなければならない子どもたちも複数はいる。

一人でまともな授業をするのに無理がある。だから、どの部分かを止めて授業を進めていかなくてはならない。これが実態だ。学校を支援するサポーターや支援員がいる。教室に入り教師を助け、大変頑張っておられるのだ。助かっている。だが、正規の教職員ではないので、どこまで責任を持たせて動いてもらえるかは微妙なところだ。

拍手[0回]

水曜日は「ノー残業デー」。部活動もない。しかし、こことばかりに研修や会議が入りそのために十分に仕事ができずにストレスを抱え帰路につくことになる。
昔を思い出す。2学期は9月1日から、そして暑さのために短縮授業で2週間ほど午前中授業。生徒たちは健康を守られていた。(教師も・・)
今は8月の26日あたりから始業式があり、翌日から6時間授業。翌日からというのが地獄。最近の異常な暑さの中、朝登校するだけでもバテバテになっているのに、そこから朝練。そして昼には危険域に高まった温度の中で体育。夕方には部活。
そして教室ではマスク生活。自分が生徒だったらぞっとすることをさせている。
昔学校の仕事はとてもシンプルだった。今は、お上や国民が、良かれと思われることをどんどん増やす。だから、頭や体がついていけないぐらい大量にやることが目の前に置かれる。これでは教員の成り手はすくなくなるのだ。 部活動を地域へと言うが、きっとなんの解消にもならない。小学校は関係ないのだから。
産休、病休などの非正規の人のなり手が少ないと言われ続けている。
原因は非正規は何年やろうが正規にはなれない、都合の良い使い捨て教員と認識されているからだ。 年金生活の退職教員ぐらいならやってくれるが、若者が将来の見えない不安定な職を何年もやらない。それだけのことだ。
産休、育休、病休などを専門とする正規の教員を作れないものか。これは短期間でいろいろな学校を回るのですごく勉強になるはず。
また、5年以上務めた非正規教員らの受験を面接だけとするなど、思い切って受験苦を軽減し、講師たちに現場でしっかり働いてもらう制度を作る必要がある。

拍手[0回]

大阪府や市ではコロナ感染を受けて時差出勤をしている。例えば寝屋川市の職員ならば、始業時間を午前7時~11時半の間で、30分間隔の10パターンから選ぶことができる。午前7時に業務を開始した場合、終業時間は午後3時半になる。各曜日ごとに勤務パターンを指定し、前月に申請する。

また、大阪市の教員は、8時30分と8時出勤に分けているところがある。8時出勤の場合に勤務は16時30分までとなる。

悪くはない勤務形態のようだ。早く帰ることができることで、保育園に迎えに行く時間に余裕が出来たり、私用を済ますことが出来たりする。ただ、教員の場合、勤務時間後もしなければならないことができてしまうのがつらい。

しかし、だらだらと仕事を続けることが少なくなったと思われる。8時に来て16時30分までの勤務の人が17時過ぎに帰るのは損をしているように感じるからだろう。職員室に人が少なる状況が出てくることで早く帰ろうとする心理が働く。

拍手[0回]

ある学校の教師向けの指導指針に、「怒鳴って指導しない」などという項目がある。実は怒鳴り散らしていたのが学校だった時代があった。今はそれは通用しない。しかし、まだそれが通用すると思っている教師がいる。だから、時代の変化に対応した素晴らしい指針だと思った。

怒鳴ってもこどもが起こられている意味を理解できないことが多くなった。理解できるように話したり工夫したりする必要があるのだ。また、子どもが学校で言われたことを家で言うと、そのことを問い正すごとく連絡してくる親もいる。正当なクレームであれば、それはそれで教師が反省をすればよいのだ。

しかし、特別支援の子どもの中には、体罰や暴言という意味さえ理解できない子どもがいる。それは子どもにとって恐ろしいことだ。自分の口でSOSを周りに伝えられないのだからから、解決のしようがなく隠ぺいされてしまうおそれがあるからだ。

解決できるとすれば、周りにいる教師が告発するしかない。ただ、上に告発しても、解決されるとは限らない。校長もことを荒立てたくないからだ。ましてや児童相談所や行政に学校の体罰などを告発しても畑違いで動くはずもなく、あわよくば教育委員会が何とか分かってくれる程度だ。明らかな証拠や録音や録画があれば話は別だ。秀岳館高校の例が顕著だ。

拍手[0回]

私が4月1日赴任ししばらくしてから、親睦会の幹事が「先生は常勤と分からなかったので集めなかったのですが・・」と私に親睦会費の支払いをお願いに来た。

学校には以前よりたくさんの非正規職員がいる。私が勤め始めたころは、教諭と常勤講師だけだった。非常勤講師さえ珍しかった。それが今や学校へ行くと、だれが何の仕事をする人か分からないほど非正規職が多い。ボランティアさんもいるので余計に頭が混乱する。だから親睦会の幹事も誰が非正規でしかも常勤か非常勤かを見分けるのに苦労したのだろう。

職員室内で、担任は教科指導や公務分掌、部活と様々な仕事を持ち、毎日戦闘服を着て仕事をしているように見える。その反面、この人何の仕事をしているんだろうかと思うほど、一日中PCの前に座って、たまに暇な教職員を見つけてはお話をしている職種の人もいる。

これだけ多くの職種がいて教育効果を出そうと思えば「連携」と「適材適所」は重要だ。だが、連携の音頭を取る教頭やコーディネーターは忙しい。しかも、非正規たちは1年契約で、次年度その仕事はあるのか分からないという不安定な人たちで、その士気をも上げていかなければならない。

非正規であっても生徒たちのため、管理職の責任にせず、よりよい教育効果を発揮していけるように自分たちで連携を取る必要があると痛感する。



拍手[0回]


税務署職員
採用されるとすぐ税務大学校で新人研修を受ける。全員が寮に入り、1年間にわたって「税法科目」「実務講義および実地研修」「簿記会計学」「民法、商法・会計法および経済学などの法律・経済科目」などを学

税理士試験をパスするためには、必修となる会計学2科目(簿記論および財務諸表論)と税法3科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税の中から選択)の計5科目に合格しなければならない。 

 
ただし、税務署に10~15年間勤務すると税法の試験が免除され、23年以上勤務して指定研修を修了すれば、全科目が免除され、税理士となれるのだ。

税理士試験は難易度が高く、全科目に同時合格することは至難の業で、1科目ずつコツコツ合格をめざす人も少なくない。税務職員を退職後、税理士事務所を構える人や税務署に勤めていた経験を買われて雇われる人もある。

教師の研修も実のある形になる研修をする必要がある。教員免許だけでは人生100年時代を生き抜けない。

教員を続ける中で、様々な国家資格へと結びつく研修を受けることができるシステムをつくれないだろうか。教員は、管理職以外は子どもたちの前に立ち、動き回り、かなりの体力を使う仕事だ。しかし、歳をとればなかなか子どもたちと同じような動きは出来なくなる。

ただ、子どもの話をじっくり聞いてやることや保護者の相談にのること、個別に指導することは、今までの豊かな教員経験を十分にいかせる仕事だ。臨床心理士や社会福祉士だけに頼るのではなく、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどの資格を作り、
一定の研修を経た教員に与えるシステムをつくってもよいのではないか。

スクールソーシャルワーカーの研修は一部あるようだが、もっと大々的にシステム化すべきだろう。また、公認心理師などへも結びつく研修もあってもよいと考える。

拍手[0回]

さまざまな理由で学校に通えない小中学生をケアしようと学校を起点に子供や保護者の心理的なサポートを担う「スクールカウンセラー(SC)」の配置が全国の自治体で広がっている。一方で、令和2年度の不登校の児童生徒の数が19万6127人と過去最多となり、SCの増加が不登校の減少に必ずしもつながっていない。財務省も国の事業の改善点を探る調査でSCの資質向上の必要性を指摘するなど、SCの制度自体の改善を求める声も上がる。

文部科学省は平成7年度からSCの配置を始め、その職務を「不登校や、いじめなどの問題行動の未然防止、早期発見および対応」などとした。配置件数はほぼ毎年増え、令和2年度に計画された配置は3万件超。一方、同省の調査では不登校の小中学生は平成24年度から毎年増え続けている。

不登校増加の背景には、無理をして登校しないことも選択肢の一つと捉える社会認識の変化もある。だが、いじめの認知件数も25年度から令和元年度まで毎年増加。2年度は減少したが、新型コロナウイルスによる休校などが要因とみられ、SCの配置の成果に疑問符がつく状況にある。

文科省は「個別に見れば、SCのサポートで不登校から学校に復帰した例もある」と評価。一方で、ほとんどの自治体では1校あたりのSCの勤務日が週1日以下のためきめ細かな対応が難しいとし、SCの人数や勤務日数を増やしたい考えだ。

だが、SCが常駐して常に子供たちを見守り、保護者にアドバイスできる環境があれば不登校の防止につながるとはかぎらない。全国で唯一、SCを全市立中学に常駐させる名古屋市では、段階的にSCの常駐配置を始めた26年度から、不登校の生徒が毎年増え続けているのが実情だ。

■専門資格の創設 検討が必要

元中央教育審議会副会長の梶田叡一氏(心理学・教育研究)は「SCという固有の資格の創設を検討する必要もある」と指摘する。

SCに特化した国家資格はないが、臨床心理士の資格を持っているケースが多い。一方で、梶田氏は「臨床心理士とSCとでは必要な技能が異なるということが理解されていない」と話す。

臨床心理士が医療機関などで担うカウンセリングでは、相談者の話を傾聴してアドバイスはしないのが一般的。一方で文部科学省はSCに対し、児童生徒にカウンセリングを行い、保護者に問題解決に向けた助言をするよう求めているが、話を聞くだけで助言しないSCが目立つという。

2年前の夏、当時中学1年だった長女(14)が体調不良を訴えて学校に行かなくなった愛知県の女性(53)は、SCと半年間、週1回の面談を続けた。だがSCは毎回、「本人が登校する気になるのを待つしかない」と繰り返すだけで、「何をして待てばいいのかも分からなかった」と振り返る。

焦った女性は、再登校を支援する民間の専門家を頼った。そこでは学習のつまずきが原因と判断され、長女は算数の復習や生活リズムの改善などに取り組み、3学期から学校に通えるようになった。今も明るい様子で登校しているという。

30年以上にわたり不登校の児童生徒の復帰を支援する明治学院大の小野昌彦教授(教育臨床心理学)は「SCの人数は増えたが、専門性の低い人も多い」と感じている。保護者がSCを頼り、面談を重ねても具体的な分析やアドバイスもなく、やがて子供が完全な不登校になる-。そんなケースが後を絶たないという。

こうした状況の背景には、SCの養成体制の脆弱さがある。SCに特化した養成は行われておらず、各自治体が採用後に開く研修会は講演会などが多いため、実践的な指導法を学ぶのは難しいのが現状だ。梶田氏は「SCになる前に大学などで履修する専門的なカリキュラムをつくることも必要ではないか」としている。

                 emoji            

ここ2年半、不登校コロナの影響で増えたともいえるが、それにしても校に週1回の勤務でカウンセリングによって不登校を減少させるのは難しい。

子どもたちの学校での様子や家庭での様子を
週1日の勤務では把握できないし連携も難しい。SCは担任や教育相談部などの他の教員との連携が大切だ。さらにSCの専門性を生かすなら、SSWや通級指導担当養護教諭、特別支援コーディネーター、特別支援員などとの連携や会議が必要だ。そうすることで一人の生徒を多面的にみることができるからだ。

従って、最低でも週1勤務にプラスして、忙しい教員が授業を終える2時あたりから6時ごろまで出勤する日をもう1日作るべきだ。

また、専門性だが、WISCや読み書きスクリーニング検査などの知識があるのか疑問に思う時がある。発達について専門的でなければ現在の教育課題に対応できないのではないか。

拍手[0回]

教員は将来を見据えて形になる研修を推進する必要がある。例えば、その研修を受けることによって資格を取得することにつながるなどである。3年間教員を良好に続けたら特別支援学校教員の2種免許は6単位ほどでとれる。これは各都道府県で長期休みを利用して実施している。くじ運良ければひと夏でとれる。

小学校の教員が不足しているというが、各都道府県は特別支援学校教員の免許のように都道府県で小学校2種免許のための講習を実施し、教員たちに取らせる機会を与えるべきだ。

3年間教員を良好に続ければ、12単位ほどで小学校2種免許が取れる。通信教育でとる教員はいる。しかし、中学校や特別支援学校の教諭や講師たちに都道府県で講習を受ける機会をもうければよい。不足気味な小学校教員をカバーできる。他校種理解の研修にもつながる。

教育と福祉の連携が叫ばれているが、その前に教員が福祉を知らなければ始まらない。社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格取得につながる研修を実施してほしい。それが難しいならば、せめて取得を奨励し、長期休暇で単位取得や実習を年休ではなく研修として受けることができるようにしてほしい。そうすれば、福祉の視点で教育を見ることができ、幅のひろい教員が育つ。

特別支援に携わる教員ならば、サービス管理責任者の講習に参加できるように配慮することで、退職後にその職に就きやすい。障がい者施設で作成する支援計画が特別支援教育で作る支援計画そのものなのだから。

臨床心理士や公認心理師取得についても、その資格につながる研修をすることによって、心理という観点で教育をみることができ、子どもたちを見る目は大きく広がる。これは今はかなり難しいが、制度を弾力的に運用することで可能になってくる。

公立学校の教諭をしていて、大学院へ行くことはできる。その制度は、上級免許所取得が条件だ。しかも県で推薦されて派遣された教員でない限り、その間の給与は出ない。

給与は仕方ないとしても、「上級免許取得」という前提条件を変えることで、教員たちに学びを深めるチャンスは広がる。例えば、今の縛りでは臨床心理士を取得するために大学院へ通えない。佛教大学大学院などの通信もあるが仕事と両立できるならば可能かもしれないが、実習などもあり現実的でない。

話は変わるが、教員は大学院だけでなく大学編入なども可能にしたい。様々な分野にわたっての研究や学びなおしができるようにしたい。それにともなって教員は様々な資格取得や研究を進めることができ、在職中、退職後問わず、豊かな人生を過ごせる可能性が広がる。

最後に各省庁の連携を通じて、教員の在職年数や研修実績によって上記に挙げたような資格が取りやすいようにすべきと考える。

拍手[0回]

最近、発達障害がありながら普通学級で過ごすのが困難だとして、支援学級へ行こうかと迷っている生徒が多くなった。しかし、ネックは進学。

支援学級からの進学は支援学校だと思っている保護者が多い。事実、支援学級から支援学校への進学がほとんどだからだ。

しかし、知的障害の学級とは違って、自閉症・情緒障害学級は通常の教育課程を基本とするものと文科省から定められている。なので通常の教科の学習を受けられ、高校進学への道は十分開かれているはずなのだ。

支援学級はこのことを前面に出す時がきている。
私は、支援学級の中に高校進学コースのようなものを作り、手厚く発達障害の子たちの居場所と進路を確保していくべきだと思っている。

拍手[0回]

通級指導の経験者から聞くと、発達障害に関する知識、その投薬に関する知識、関係諸機関との連携など専門的な知識が必要になるということだった。

さらにWISCなどの発達検査の結果を正しく読み取るみとる力がなければならない。時には発達検査をする必要に迫られるという。そうなると単なる普通の教員ではできない。WISCなどの発達検査は研修や説明を聞いても実施する自信はけして持てなく、何度もやってみて初めて自信が持てるからだ。また、実施できないと結果を手に取るように読み取ることは難しい。



通級指導担当者は教室で授業をおこなわないので多くの生徒と接する機会は少なくなる。職員室の中でも同業種は一人なので孤立しやすい。通級指導という教育方法が認識され広まっていないので、他の職員との共通理解を図ることが容易ではない。など通常学級の担当の時とは違った困難さと環境に置かれる。

では実際に現場ではどのような人が通級指導を担っているのか、私の周辺を見渡すと10人いれば8人が50代60代だ。20代はいない。ある程度の教員経験がなければできないのは確かだが、もっと若い人が欲しい。そして女性が7割から8割を担う。女性のやさしさ細やかさが生かされている職種と言える。

中学校では、自分の教科を教えることが手ごたえとなったり、担任となって生徒にかかわることが喜びとなる。また、部活動で生徒と触れ合うことも生きがいとなる。そのほとんどが奪われるのが通級指導担当だ。

通級指導担当を担う人を探そうとすることは難しい。①専門性に興味があること②通常学級での手ごたえや喜びを手放す覚悟がいること、これが条件となるからだ。

しかし、発達障害の診断が出ている生徒や疑いのある生徒の数は増え続けている。専門性を身に着けた教員が必要となってきているのは明白だ。

拍手[0回]

朝日デジタル  2019,1,21


 発達障害
などが理由で「通級指導」を受ける小中学生が増えるなか、文部科学省は指導できる教員の数を増やそうと、専門性を高める取り組みを始める方針を固めた。教員が一定の講座などを受ければ「履修証明」を出す制度をつくるほか・・2020年度から順次、実施する。

 
 通級指導は通常の学級に所属しつつ、週に数回はクラスを離れ、別室などで友人との円滑なコミュニケーションの仕方や、自分の障害の特性などについてグループや個別で学ぶ。「一方的に話す」「文字を書くことや読むことが難しい」といった発達障害がある子のほか、視力や聴力に比較的軽い障害がある子らが対象だ。対象の子どもは07年度は約4万5千人だったが、17年度は約10万9千人と、10年で約2・4倍に急増しており、中学生に限ると約5・5倍に増えた。特に、(LD)や(ADHD)が理由の子どもが増えている。

 
 一方、校内で通級指導を受けられる公立の小学校は全体の22%、中学校は9%で、他校に通うか、希望しても受けられないケースが多い。 また、専門の免許を持つ教員が教える特別支援学校と異なり、通級指導は通常の小中の教員が担うことが多く、教員の数と専門性が課題となっている。





通級指導を受ける子どもが増えている

拍手[0回]

特別支援教育サポーターとか支援員とかいう役職がある。学校によってさまざまな使われ方がなされている。時給1100円から1200円ほどといっていたが授業をするわけではない。

特別支援を必要とする生徒のサポーターということだが、実際は授業で分からない子のサポートに入ったり、特別支援学級に入って生活や学習を補助することもある。また、不登校生徒の対応もする。

これは資格がいらない。

特別支援教育支援員は見た限り主婦や講師になれなかった(体育や社会)が多いのではないだろうか。

ただ、やっている人に聞くと、不満は多いようだ。

立ち位置が定まっていないからだという。

例えば、教えてはいけないとの制約がありながらも、実際は教えなければ対処できないというところだったりする。また、上のポジションからの指示が明確でないので、支援員がどう動けばよいかわからないという。

それは、予算を組んでどんどん配置されても、的確な使い方を管理職もまだ理解できていないからだ。


講師を経験し授業を持ったことがある人は、支援員という職はきっと物足りなさを持つだろう。









 


               emoji


拍手[1回]

  教職員、心の病による休職
               過去最多

朝日新聞社



本当に業務は何をとっても複雑化している。

例えば高校入試については、多様性を重視してなのか公立では前期、中期、後期 さらに 学校ごとに入試システムや入試科目、問題が違うようになってきた。

3学年担当者は、それを把握するだけでも、
分厚い一冊の本を理解しなければならなくなった。

老教員である私は、その分厚さゆえに入試制度をすべて理解するのをあきらめた。


私学でも1次入試から始まり、1,5次入試は以前からあったが、日程を少しずらした入試が横行しているのでややこしい。

私学の入試説明会は学校向けだけでなく塾向けも以前から始まっている。従って、生徒たちには学校とは違う塾の指導もしっかり入り、学校の進路指導も複雑化している


教員たちは忙しすぎて平日に業務を完了させることをあきらめている。
休日に学校か家でこなしている。
こなさないと学校が回らないし、保護者や生徒からの風あたりが強くなるからだ。

使命というより恐怖で働いている感覚の教員も多いはずだ。私もそうだったからよくわかる。病気になるのも当たり前かもしれない。



















拍手[0回]

神戸市も通級指導教室(そだちとこころの教室と呼ばれている)の設置数は大阪市とよく似たものだ。ほんとうに少ない。

                    emoji

その点、力を入れているのは京都だろう。
京都市では、LD等通級指導教室というが、小学校は市内の各区に複数あり74校に設置されている。47%の設置率を誇る。

中学校でも各区に1つはあり26校に設置されている。39%の設置率だ。 

小中とも毎年どんどん増え続けているという。これは市内だけでなく京都は他市でも同じ傾向があるという。emoji


大阪市の学校になぜ通級指導教室が必要かというと、はっきりしている。

発達障害を抱えていると思われる生徒が問題行動を起こしたり、不登校になっていったりしているからだ。

発達障害→学校不適応→対処していくシステムがない→校内で様々な問題発生
発達障害の子たちが放っておかれている。

残念ながら教師や周りの子たちはその行動に困惑するばかりだ。行動が反社会的な行動へと変容し始めると、最後は関係諸機関にゆだねるしかなくなる。

一番かわいそうなのは発達障害を持つ本人なのだ。

発達障害というカオスにメスを入れない限り大阪市はよくならない。

いじめ、問題行動、不登校 私が思うに、これらの半数以上は軽い発達障害を抱えている。

つまり通級指導対象の子たちだ。

もし、その子たちや親に、発達障害についての知識を与え支援をすれば変わっていく。

教師らにも一定の指導の見通しがつき学級や学校が好転していく。

               emoji
普通に授業をしていても、とりあえずおとなしくしているので、放っておかれる障害を持った子がいる。

emoji例として、知的にはIQ100はあるのにテストでは一桁の子がいた。字が書けないのだ。パソコンはかなり打てる。つまりディスクレシアとよばれる発達障害だった。

意外にディスレクシア(書字読字障害)は中学生でも多いし、見過ごされている。

さらに問題行動を起こしていまいやすいのはADHDの子たちだ。

対処方法は存在する。それを研究しながら支援の核となるのが、通級指導教室だ。emoji

大阪にはLDセンターなど素晴らしいところがあるが、民間と連携して公教育が率先して発達障害の子たちの支援策を早急に打ち出していくべきだろう。

それによって大阪の教育は、みるみるかわっていく。



               emoji

















































拍手[0回]




近年、発達障害ということが大きく取りざたされている。

私たち教員も学級に発達障害の子たちがいる場合、かなりの力を注ぐ。今まさに奮闘されておられる先生方も多いことと察する。


発達障害の子どもたちを支援するのは担任だけではない。支援員もそうだ。

また、一番キーポイントとなるのは通級指導教室だと思う。

通級指導は、知的に遅れはなく、通常学級に在籍し軽い発達障害の子どもたちを支援していく場だ。発達障害だけでなく言語障害や難聴も含まれる。



大阪市の「2020年度 特別支援教育の概要」を見ると、特別支援教育に関して、素晴らしいことが書かれているが、なぜか今とても重要な発達障害の子どもたちの支援が大きく遅れていることがわかる。

なぜ重要かというと、障害がありながら通常学級に在籍している子どもたちだからだ。

支援がなければ、かれらは人間関係で挫折し、しだいに反社会か非社会へと進んでいく恐れがある。

中学校での現れとしては、暴言暴力、不登校などだ。さらに卒業してからも生きていくのに苦痛をともなう。





大阪市には小学校が288校ある。

そのうち14校に通級指導教室が設置されているが、中身の大半が吃音や構音などの言語障害に対してのものであり発達障害教室と名をうっているのは6校だけだ。

 6/288=1/48ということだ。

設置率2%だ。

設置されている学校だけではなく近隣の学校からも通えるが、親などが送り迎えしなければならないことや通学時間がかかることに難がある。



中学校だが、130校ある中で、西区の西と東住吉区の矢田南の2校だけが通級指導教室が設置されている。

設置率1.5%だ。

これも近隣の中学校への指導はできるものの、あまりにも少なすぎないか。



これらから見えてくることは、大阪市の学校では、発達障害の子どもたちへの支援が、0に近いということだ。




拍手[0回]

emoji
部活動を地域にゆだねるという案が出ているが、そううまくいくはずがない。emoji
なぜなら、現在、部活動が生徒に与えている影響はとても大きいからだ。
学校の教員が部活動の顧問であることで、救われている生徒は多い。

部活顧問を持つと、学級担任をするのと同じほど労力がいる。部活の中でいじめや問題が発生したら、それこそ多大なエネルギーをそそがねばならない。

すべてが顧問の責任だからだ。

精神的圧迫も半端ではない。


話は変わるが、高校では教員の持ち時間が週16時間ほどだと聞く。中学校では週20時間はざらだ。

中学校も高校と同様にすればかなり余裕が出る。
今の中学校はやることが多く忙しすぎるからだ。


その余裕が生徒にかえっていくことは明白だ。

私も週16時間で担任をしたことがあったが、かなり余裕があり精神的に安定する。

                    emoji

部活動が少なくても強い部活はある。

私も朝練習を一切やなくて、強いチームを作ったことがあった。しかも、基本的に日曜は練習をしなかった。

ただ、練習は既成概念を外して密度を上げた。



                    emoji
授業時間は教育委員会へ報告するのだが、いまだに嘘の報告をしている地域もある。

実はそこへ赴任したことがあるのだが、とてつもなく授業が少ないことに驚いた。それに45分授業の連発だ。これはバレると新聞沙汰ではないかと思ったほどだ。

しかし近隣の中学校より成績はよかった。

生徒たちはのびのびとしていた。

部活動の時間もたっぷりとあり、行事も楽しくやっていた。


今いるところは逆だ。授業時間をとにかく多くしている。45分授業はほとんどない。


                   emoji
さて、なにがよいのかわからないが、人間には集中力の限界がある。少しは生徒を休ませる方向も考えないといけない。emoji

生徒もぼーっとする時間も必要だ。


ずっと50分の6時間はきつい。せめて水曜日は5時間にするなど息を抜くところを作るべきだ。

また、定期テストのときはテストだけにして帰すとか身体を休ませたい。

そして、休日の部活動は基本的に土曜日のみでよい。

中体連が行う大会は絶対平日開催だ。

土日の開催にすると教師に余裕がなくなる。













拍手[0回]

先日の日曜日の18時過ぎに学校へ寄った。宿題を作りに行った。

日曜日の夜に10名ほど教員がいた。

驚いた。

何をしているのかと言えば、総合の準備をしたり、教科の掲示物を貼ったりと、みんな粛々と仕事をしているのだ。

私は20時に帰ったが、それでもまだ5人いた。多分21時まで、いやそれ以上やるだろうと思った。

自分も若い時はそんな勢いで教師生活をしていたなと思ったら、この変わらないブラックさに何とも言えない気持ちになった。

学校は教師の善意の奉仕で成り立っているところが多い。
しかし、頑張る教師たちは評価もされることもなく、逆に批判されることが多い。


こんな働き方をしていたら、生活に余裕がなくなる。そして、心に余裕がなくなる。そして、生徒への対応にも余裕がなくなっていく。

これは学校の暗転への始まりとなる。

というものの、こうしたらよいという代案もないのが我々で、だれに言ってもどうせ変わらないし、目の前の生徒のためにやるしかないと教師たちは思っている。

やるしかないのだ。明日を乗り切るために、休みはないということだ。


拍手[0回]

最近、学年会をしない学校が増えたという。

企画委員会とか運営委員会とか呼ばれるものがあり、その後すぐに職員会議がある。

普通はその後に学年会がある。

月1回は学年会があるのが普通だった。その学年会はなく、なにか特別な案件があるときだけ学年会をするという。

そのやり方では、報連相が非常に弱くなる。各クラスがどのような課題を抱え苦しんでいるか、どのような状態であるのかを学年で共有することはない。

個人商店でこの荒波に立ち向かうしかなくなる。大きな波が来れば飲み込まれてしまうのだ。 



















emoji

拍手[0回]

学校の中では不平等があってはならない。

そのような空気が生徒へも親へも、もちろん教師へも当たり前のこととして流れている。


私も初めはそうだった。


だが、長年授業をしていると、その考えこそ不平等を起こす根源だと思うようになった。



副教材はその最たるものだ。

中学校の数学で例えよう。

小学校から上がってきた段階で、すでに中1レベルのことはわかっている生徒たちもいる反面、九九が不十分であったり「14ー6」などの繰り下がりができていない生徒たちもいる。
 

一クラス40人の学力の幅は、小学校2年程度から当該学年以上のレベルの幅があるのが実態だ。 



副教材は、当該学年のものを全員に買わせる。

しかし、底辺の学力の生徒たちにとって、その副教材はなんの役にも立たない。
買うだけお金の無駄になっている。
 
 
 
                    emoji



中学校では副教材の提出物がある。    教師が範囲を伝えて提出させる。

それが評価につながる。

 
これは、低い学力の生徒も提出しなければならない。

しかし、解けない。

だから、答えを丸写しにして提出する。

学習ではなく、目と手の作業と化す。

こんな矛盾が日本の教育現場でまかり通っている。

しかも、副教材を評価するとき、答えをきれいに写してきた生徒と、自力で一生懸命してきた生徒の評価は同じになることも多い。

その評価は平等なのか。

それこそ本当の不平等ではないのか。



学校では、ばかげた平等が疑問もなく、脈々と受け継がれている。

変えていくべきだろう。




どの生徒も少しでも学力が身につくように、その生徒の実態に合わせて副教材を購入させるべきだ。

低学力の生徒に無用の長物を買わせてはいけない。
 
副教材の代金は無償ではない。

親が働いて捻出しているのだから、その子に合わせて 有効に使ってあげるのが筋なのだ。


答えを丸写ししている時間も実にもったいないと思う。

そんな時間があれば、九九を完璧に覚えさせる方がより社会に出て役立つ。

まだ九九を覚えきれていない生徒がそこにいるのだから。
 
 

  
  
  しかし、学校には評価という壁がある。


つまり、同じもので測らなければ評価できないという、化石のような理屈だ。


学校は学習するところである。それぞれに合った副教材を用意し、評価は統一されたテストで行えばよいのではないか。


生徒たちが生き生きとした学校生活をおくれるよう、化石のような考えから抜け出して、本当の自由、本当の平等が実現されるようにしたい。






 
 
 
 
 



















 
 
 
emoji

拍手[0回]

東洋経済ONLINE 6月16日 より抜粋しまとめてみました。
 
 
 文部科学省の調査によると、精神疾患で休職となった公立学校の教師は毎年ほぼ5000人。

 「休職にまで追い込まれてしまった人のみの数」です。

 なんらかの精神的な不調を感じながらも勤務を続けている先生方はこれよりはるかに多いのです。  

 そもそも教師という職業は、その性質上、燃え尽きやすく、うつになりやすい職業です。相手のためを思って頑張っているのに、相手からはごく当然のことと受け取られてしまう。エスカレートした要求を突きつけられることすら珍しくない。こういった中で、あるとき突然大きな脱力感を覚えて「バーンアウト(燃え尽き)」状態に陥ってしまうのです。

■責任感の強い性格が自らを追い詰める。

 もともと、教師を志す人間の性格特徴としては、根がまじめで几帳面、完璧主義、責任感が強い、他人に気を遣う傾向が強い……といったところがあります。

 これらは、うつ状態に陥りやすい人の性格特徴でもあります。

 しかし、それが教師自身を追いつめます。

 まじめで責任感が強いので、「仕事がつらいのは自分の努力が足りないからだ」、「もっともっと頑張らなければならない」と、自分を追い込んでしまいがちなのです。

 先生方の心はなぜこれほど疲れきっているのでしょうか。

 次の4つが考えられます。

①多忙化・ブラック化
②学級経営、子どもへの対応の困難さ
③保護者対応の難しさ
④同僚や管理職との人間関係の難しさ

 もう少し詳しく見ていきましょう。


 ① 多忙化・ブラック化  

 「教師の多忙化」にかかわる要因として、報告書等のさまざまな書類の量が増えていることがあげられます。特に教頭(副校長)の作成する書類の量は、この20年の間で確実に倍以上に増えたと言われます。


 以前は暗黙の了解として、多くの先生方が仕事を家に持ち帰っていましたが、現在ではデータの流出の問題を避けるためにUSBを外に持ち出すのが難しくなり、学校に残って仕事を続ける教師がとても多いのが実情です。  

 ある調査によれば、教師にストレス要因を問う質問に対して、「仕事の量の問題」をあげる割合が、一般企業と比べて教師は約2倍にのぼることがわかりました。

仕事の質以前に、単純に「仕事の絶対量」が圧倒的に多いのです

■諸外国と比較しても、労働時間は長い

  教師の勤務時間について、2016年の調査で「過労死ライン」とされる「時間外労働が月に80 時間超え」が小学校で3割、中学校で6割に上ることがわかっています。  

 そんな中、文部科学省は「変形労働時間制」(教員でいえば、忙しい時期の勤務時間を延長する代わりに、夏休みなどにまとまった休みをとる制度)を提案していますが、これは焼け石に水。

 教師の労働の「総量」を減らさなくてはまったく解決策になりません

 

 そもそも多くの教師は夏休み中もほとんど休みなく、研修などに追われているのが実情です。ほかのOECD加盟国と比較しても、日本の教師の労働時間は長く、OECD平均と比べて年間200時間以上長く働いていることになります。

 教師の残業時間は月に95時間を超えており、この10年で14時間増えています(「朝日新聞デジタル」より)。  しかもそんな中、公立小学校教員の給与を財務省が1.7%削減しました。

 「図表で見る教育2013」(OECD)によると、日本の公立小学校の教員の初任給は実質「時給679円!」になるというのです。

 これでは教員志望者が激減するのも無理のない話です。

 小中学校の教師の一日の平均勤務時間は11時間を超えています。

 小中学校とも週の労働時間が50時間未満の教員はほとんど存在せず、小学校で約73%、中学校で約87%が60時間以上も働いているという実態があります。  

 教員のストレスの最大の原因は、やはり、「仕事の総量の多さ」にあるのです。これだけ労働時間が長いと過労死のリスクも当然高まってしまいます。それに加えて、周知のように教師はいくら頑張って仕事をしても残業代が出ません。




 教員の給与を定めた給与特別措置法、通称給特法(1972年施行)に、「教育職員については、時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しない」と定められています。厳密に言えば、「教職調整額」というものが加味されているのですが、これは一般公務員の残業代の3%程度。どれだけ残業しても、一定額のわずかな教職調整額が支払われるだけです。

 これではやりがいをそがれても仕方がないでしょう。



■教師同士の対応の困難さ  

 ②近年、発達の偏りがある子ども、傷つきやすい子どもや、かんしゃく
 を起こしやすい子どもが急増しています。

 これまでと同じ指導は通用しなくなっているのです。

 学級集団への対応も困難化しています。  

 

 ③保護者対応の難しさ  

 「学級経営、子どもへの対応の困難さ」と「保護者対応の難しさ」は、分かちがたい問題です。

 傷つきやすい子どもたちは、教師の叱責に敏感で、「あの先生が怖い」と保護者に伝えます。すると、それが保護者からのクレームにつながるのです。

 「傷つきやすい子ども」の背景には、「傷つきやすい保護者」が存在しています。

 その傷つきやすさは、激しい攻撃性を持つクレームへ転化して、教師を追い詰めていくのです。  

 

 ④同僚や管理職との人間関係の難しさ

 「管理職との関係の難しさ」には、「教師の仕事全般に世間から向けられるまなざしが格段に厳しくなってきている」ことが関連します。

 どの職場もそうですが、管理職は人事考課をしなければいけなくなりました。また、部下を評価する管理職自身も委員会から厳しく評価されます。そのため、ミスを犯した部下を、管理職が擁護することが難しくなっているのです。

 教師の「自己管理」「自己責任」がより強く求められるようになり、教師同士の支え合う関係づくりが困難になってきました。

 職場が働きやすい環境かどうかは、人間関係が大きく左右します。

 教師同士の間で支え合える関係づくりができるかどうかが、教師の働き心地の鍵を握っているのです。

拍手[0回]

最新CM

[05/08 noname]
[11/21 noname]
[11/21 木挽町]
[08/30 ぶなまつ]
[08/30 ぶなまつ]
[08/18 ぶなまつ]
[08/18 ぶなまつ]
[04/23 noname]
[11/01 尻間 千太郎]
[09/09 管理人]
[08/27 同世代]
[08/02 管理人]
[07/30 いろは]
[03/31 2児の母]
[02/24 noname]
[02/22 noname]
[11/02 現役]
[07/25 管理人]
[07/22 やればできる]
[07/22 やればできる]
[07/10 T]
[06/16 noname]
[04/15 noname]
[02/25 ひろし]
[01/26 山下]

最新TB

バーコード

アーカイブ

カウンター

アクセス解析

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- 公立学校の真実 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]