冬休み 中学校と小学校の教師の違い
私の学校では、2学期の終業式が12月23日、3学期の始業式が1月10日となる。

従って、生徒たちは17日間の休みとなる。教師はというと、年休などを使って17日間すべて休みにすることもできる。

しかし、中学校では部活動があるので、そうそう休みを取れない。部活動は年内は12月28日まで、年始は1月4日からできるところが多い。

コロナ感染対策や教師の働き方改革という意味で、部活動は土日のどちらかを可としたり、時間の縛りをつくったりするところが多くなったので、以前より部活動は縮小気味ではある。

さらに中学校では、3年生の担任に宿題があることが多い。内申書作成準備だ。これも大仕事となる。

冬休があける寸前の日々は中学校の教師は心が穏やかではない。

自分のクラスの生徒が髪の毛を茶髪や金髪にしていたり、遊び漬けになって生活が乱れていたりするからだ。

そのまま始業式に学校に来られたら対応が大変だ。

だから、前日やその前に家庭訪問なりをして始業式に備える。頭髪や服装を整えさせるのだ。教師が髪の毛を黒に染めることもあるが、基本的に家庭の理解や協力がなければ指導はできない。

始業式当日、きちんとしてこれない生徒もいるのは事実で、これまた3学期の教師のしんどさが増す材料が増えることとなる。精神的にまいってしまう時だ。


小学校はどうだろうか。
そこまで冬休みがあけることに深刻さはない。小学校では、親の責任ということなのか。平素から、そこまで服装や頭髪について学校で指導を追求してはいない。
冬休みの職員室はがらんとしている。来る人もいるが、中学校のように多くない。17日間まるまる休むという人もいる。

小学校と中学校の精神的苦労の違いは給料表にはあらわれない。

良きも悪しきも同じ給料だ。

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2022/12/24 18:29 | Comments(0) | 学校変革

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