公立学校の真実
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教員は将来を見据えて形になる研修を推進する必要がある。例えば、その研修を受けることによって資格を取得することにつながるなどである。3年間教員を良好に続けたら特別支援学校教員の2種免許は6単位ほどでとれる。これは各都道府県で長期休みを利用して実施している。くじ運良ければひと夏でとれる。
小学校の教員が不足しているというが、各都道府県は特別支援学校教員の免許のように都道府県で小学校2種免許のための講習を実施し、教員たちに取らせる機会を与えるべきだ。
3年間教員を良好に続ければ、12単位ほどで小学校2種免許が取れる。通信教育でとる教員はいる。しかし、中学校や特別支援学校の教諭や講師たちに都道府県で講習を受ける機会をもうければよい。不足気味な小学校教員をカバーできる。他校種理解の研修にもつながる。
教育と福祉の連携が叫ばれているが、その前に教員が福祉を知らなければ始まらない。社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格取得につながる研修を実施してほしい。それが難しいならば、せめて取得を奨励し、長期休暇で単位取得や実習を年休ではなく研修として受けることができるようにしてほしい。そうすれば、福祉の視点で教育を見ることができ、幅のひろい教員が育つ。
特別支援に携わる教員ならば、サービス管理責任者の講習に参加できるように配慮することで、退職後にその職に就きやすい。障がい者施設で作成する支援計画が特別支援教育で作る支援計画そのものなのだから。
臨床心理士や公認心理師取得についても、その資格につながる研修をすることによって、心理という観点で教育をみることができ、子どもたちを見る目は大きく広がる。これは今はかなり難しいが、制度を弾力的に運用することで可能になってくる。
公立学校の教諭をしていて、大学院へ行くことはできる。その制度は、上級免許所取得が条件だ。しかも県で推薦されて派遣された教員でない限り、その間の給与は出ない。
給与は仕方ないとしても、「上級免許取得」という前提条件を変えることで、教員たちに学びを深めるチャンスは広がる。例えば、今の縛りでは臨床心理士を取得するために大学院へ通えない。佛教大学大学院などの通信もあるが仕事と両立できるならば可能かもしれないが、実習などもあり現実的でない。
話は変わるが、教員は大学院だけでなく大学編入なども可能にしたい。様々な分野にわたっての研究や学びなおしができるようにしたい。それにともなって教員は様々な資格取得や研究を進めることができ、在職中、退職後問わず、豊かな人生を過ごせる可能性が広がる。
最後に各省庁の連携を通じて、教員の在職年数や研修実績によって上記に挙げたような資格が取りやすいようにすべきと考える。