忍者ブログ
2024/11    10« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

数字だけでいうと、IQ70以下は知的障害の分類になる。

  • 最重度・・・ おおむね20以下
  • 重度・・・   おおむね21~35
  • 中度 ・・・   おおむね36~50
  • 軽度・・・    おおむね51~70


しかし、境界性知能とは、上の分類にはなく、およそIQ70~85のことだ。全体の人数の14%に当たる。35人学級の中に5人いる計算になる。


WISC4の結果には、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度と4つの指標がある。その得点だけでは子どもの特質は概略しか理解できない。指標得点を作っている下位検査を細かく見ることが必要だ。

軽度知的障害や境界性知能の子どもたちでも、ある部分では普通にできるものを持っていることがある。例えば、知覚推理と処理速度が極めて低いような生徒でも、言語理解とワーキングメモリーが90近くあれば、普通に会話ができ頑張れば学習にもついていける。ただ、そういう生徒は算数・数学は厳しいだろう。だから、周囲から見ればちゃんとコミュニケーションもでき、出来る教科もあるのに出来ない教科があるので、怠けているとみなされるのだ。

逆にIQ100なのにテストではどの教科も20点台だという生徒もいる。それは知的には遅れのないディスレクシアなどに当たる生徒が多い。これらは怠けている、あるいはどうしようもなく学力が低いとみなされ放っておかれる。

子どもたちの困難な状況を早い段階で理解してあげ、支援の対象にしてあげることがなにより必要だ。そして、子どもたちにも、自分の特性をしっかり理解し見つめていく力を持たせることが必要になる。

そうするためには、発達検査を受けやすい環境を学校で作ることが大切になる。支援学級や通級指導教室の担当が発達検査ができるように研修を積めるようにしてほしい。ただ、現在は支援学級の担任で発達検査に詳しい教師は極めて少ない。通級指導教室の担当教員ならば熟達した先生も多い地域がある。

拍手[2回]

PR
奈良県教育委員会は2024年度教員採用試験について、23年度を含む直近3年間にわたり、県内公立学校で常勤講師として勤務する人を対象に1次試験を免除することを決めた。

小学校の採用倍率は2・5倍で過去最低となった。県教委によると、県公立学校の教員採用試験で小学校の倍率は全国平均を上回っているが、23年度は3・9倍で過去10年で最も低かった。14年度は受験者が888人いたが、減少傾向が続き、23年度は504人(うち130人が採用予定者)だった。

 免除の対象になるのは、県内公立学校で21年度からの2年間に加え、23年度も勤務する常勤講師。今年度は小学校で724人、中学校で290人、高校で214人が在籍している。

(読売新聞9月29日 抜粋)


かなり大胆な削減策を引いてきたというが、これはこれからも続くのかどうかが大きなカギだ。なぜなら、続くのであれば、安心して奈良県で働こうとする教員は増える。一時的ならば、今から講師を考えている人にはメリットがないからだ。

教員を志す人にメリットになる策を望む。

拍手[0回]

水曜日は「ノー残業デー」。部活動もない。しかし、こことばかりに研修や会議が入りそのために十分に仕事ができずにストレスを抱え帰路につくことになる。
昔を思い出す。2学期は9月1日から、そして暑さのために短縮授業で2週間ほど午前中授業。生徒たちは健康を守られていた。(教師も・・)
今は8月の26日あたりから始業式があり、翌日から6時間授業。翌日からというのが地獄。最近の異常な暑さの中、朝登校するだけでもバテバテになっているのに、そこから朝練。そして昼には危険域に高まった温度の中で体育。夕方には部活。
そして教室ではマスク生活。自分が生徒だったらぞっとすることをさせている。
昔学校の仕事はとてもシンプルだった。今は、お上や国民が、良かれと思われることをどんどん増やす。だから、頭や体がついていけないぐらい大量にやることが目の前に置かれる。これでは教員の成り手はすくなくなるのだ。 部活動を地域へと言うが、きっとなんの解消にもならない。小学校は関係ないのだから。
産休、病休などの非正規の人のなり手が少ないと言われ続けている。
原因は非正規は何年やろうが正規にはなれない、都合の良い使い捨て教員と認識されているからだ。 年金生活の退職教員ぐらいならやってくれるが、若者が将来の見えない不安定な職を何年もやらない。それだけのことだ。
産休、育休、病休などを専門とする正規の教員を作れないものか。これは短期間でいろいろな学校を回るのですごく勉強になるはず。
また、5年以上務めた非正規教員らの受験を面接だけとするなど、思い切って受験苦を軽減し、講師たちに現場でしっかり働いてもらう制度を作る必要がある。

拍手[0回]

大阪府や市ではコロナ感染を受けて時差出勤をしている。例えば寝屋川市の職員ならば、始業時間を午前7時~11時半の間で、30分間隔の10パターンから選ぶことができる。午前7時に業務を開始した場合、終業時間は午後3時半になる。各曜日ごとに勤務パターンを指定し、前月に申請する。

また、大阪市の教員は、8時30分と8時出勤に分けているところがある。8時出勤の場合に勤務は16時30分までとなる。

悪くはない勤務形態のようだ。早く帰ることができることで、保育園に迎えに行く時間に余裕が出来たり、私用を済ますことが出来たりする。ただ、教員の場合、勤務時間後もしなければならないことができてしまうのがつらい。

しかし、だらだらと仕事を続けることが少なくなったと思われる。8時に来て16時30分までの勤務の人が17時過ぎに帰るのは損をしているように感じるからだろう。職員室に人が少なる状況が出てくることで早く帰ろうとする心理が働く。

拍手[0回]

発達障害の児童生徒が激増している現在、文科省はその対策のために通級指導教室を増設している。しかし、大阪市にはこの施策はない。大阪市の特色としてのインクルーシブ教育推進が優先されているからだ。

保護者にとってどちらが良いのか、その判断は難しいが、他の都市の学校は通級指導教室開設によって大きな恩恵を受けていることは事実だ。それは3点ある。

①発達障害の子たちへSST(ソーシャルスキルトレーニング)を中心に指導できる。
②発達障害の子たちや親にとって相談できる場所が校内にできる。
③発達障害の専門的な知見を持つ教員が排出される。

私はどれも大切だと思うが、③は支援の根本に当たると思われる。

通級指導担当教員によって他の教員へ発達障害への知見が徐々に広がるシステムができ、子どもたちにとっては最良の支援が広がっていく学校へと変わるからだ。


通級指導教員は自己研鑽、教育センターや教育委員会の研修を通して専門的な知見を身に着けていく。さらにK式やWISCなどの発達検査の実施やその報告書を書くための実践をする場合も少なくない。また、就学相談にもかかわる場合もある。このような実践や経験は他の教師ではけしてできない。

自己研鑽では特別支援教育士などを持つ教員も多く、その資格を維持するために休みを利用して自腹で遠方まで行き研鑽を繰り返している教員も少なくない。さらには公認心理師を持っている教員もいる。そのような資格を持っていなくとも通級指導教員たち同志で切磋琢磨しあい、資格所持者と同等あるいはそれ以上の専門性を持っている教員も多い。

大阪市では、残念ながらそれはない。発達障害についての専門性という点では、多くの発達障害の子どもたちに接して指導し、研鑽を続けている通級指導教員にはけして及ばない。

だから、目の前の発達障害の子どもがいてもスルーする場合が多くなる。専門性を伴った適切な支援体制が構築できていないからだ。専門性を持っている教員が校内に1人でもいるかいないか、これは発達障害の子たちを救えるか救えないかの大きなポイントになるだろう。

小中学校でそういう子どもたちを拾わなければ、残念ながら大人になってその子は社会の壁にぶつかり続けなければならない。

大阪市は他の都市を参考にし、インクルーシブ教育の推進と共に発達障害の子どもたちを救えるシステムを早急に作るべきだ。もっと現在の子どもたちと学校の実態を見るべきだ。学力を全国なみにすることと発達障害の子どもたちの支援はけして異なることはない。発達障害の子どもたちを専門的に支援することにより全体の学力は上がると信じる。

拍手[0回]

非正規職員は職員室でもかなり多くなった。行政が非正規でお安く済まそうとするのがよくわかる。

その恩恵を受けているのは、時間がない子育て主婦や年金を貰っている退職教員が多い。週4で働く週3で働く、4時までに帰ることができる。などと時間的・体力的な配慮があるからだ。

非正規で働いている方も、給料は低いがボーナスもあり社会保険があったり年休もあったり、働かないで給料がないよりましだと思い我慢できている面がある。しかし、責任や、やる気という点ではどうだろう。しっかりやろうと考えている人も多い反面、会計年度職員となれば1年で切られるし、更新はあるかどうか分からない、更新があっても2回までと規定されている。つまり最高3年で終わりの仕事だ。こういう人たちばかりできている集団によって、大切な仕事を任されている職種もある。これも財政的に仕方がないと言えばそれでおしまいなのだが、腑に落ちない面はある。


実は私も会計年度職員だ。重要な仕事は回ってこない。5時になったら帰ることができる。小さな学校に私のような教職員が何人もいる。来年もこの会計年度職員をやりながら賃貸業などを進めていくつもりなのだが。

拍手[0回]

私の知り合いの子どもが心理職になろうと大学にいったものの、心理職では生活ができないことを悟り、進路変更を考え始めている。それもそうだと思う。臨床心理士は大学院を卒業して臨床心理士の試験に合格するととることができる。そして、5年ごとの更新や研修に参加し続けていかなければならない。
しかし、臨床心理士の仕事の平均年収は約362万円。日本の平均年収と比較すると低い傾向にある。大学院まで出て費用対効果として割に合わない。
月給で換算すると30万円、初任給は21万円程度が相場だ。アルバイト・パートの時給は11
00
円から1700円が多い。しかし、大学生のバイトと変わらない時給の時もある。しかも心理職は非正規が多いのも特徴だ。
心理職は素晴らしい職だがなぜか儲けという点では残念だ。

拍手[0回]

ある学校の教師向けの指導指針に、「怒鳴って指導しない」などという項目がある。実は怒鳴り散らしていたのが学校だった時代があった。今はそれは通用しない。しかし、まだそれが通用すると思っている教師がいる。だから、時代の変化に対応した素晴らしい指針だと思った。

怒鳴ってもこどもが起こられている意味を理解できないことが多くなった。理解できるように話したり工夫したりする必要があるのだ。また、子どもが学校で言われたことを家で言うと、そのことを問い正すごとく連絡してくる親もいる。正当なクレームであれば、それはそれで教師が反省をすればよいのだ。

しかし、特別支援の子どもの中には、体罰や暴言という意味さえ理解できない子どもがいる。それは子どもにとって恐ろしいことだ。自分の口でSOSを周りに伝えられないのだからから、解決のしようがなく隠ぺいされてしまうおそれがあるからだ。

解決できるとすれば、周りにいる教師が告発するしかない。ただ、上に告発しても、解決されるとは限らない。校長もことを荒立てたくないからだ。ましてや児童相談所や行政に学校の体罰などを告発しても畑違いで動くはずもなく、あわよくば教育委員会が何とか分かってくれる程度だ。明らかな証拠や録音や録画があれば話は別だ。秀岳館高校の例が顕著だ。

拍手[0回]

私が4月1日赴任ししばらくしてから、親睦会の幹事が「先生は常勤と分からなかったので集めなかったのですが・・」と私に親睦会費の支払いをお願いに来た。

学校には以前よりたくさんの非正規職員がいる。私が勤め始めたころは、教諭と常勤講師だけだった。非常勤講師さえ珍しかった。それが今や学校へ行くと、だれが何の仕事をする人か分からないほど非正規職が多い。ボランティアさんもいるので余計に頭が混乱する。だから親睦会の幹事も誰が非正規でしかも常勤か非常勤かを見分けるのに苦労したのだろう。

職員室内で、担任は教科指導や公務分掌、部活と様々な仕事を持ち、毎日戦闘服を着て仕事をしているように見える。その反面、この人何の仕事をしているんだろうかと思うほど、一日中PCの前に座って、たまに暇な教職員を見つけてはお話をしている職種の人もいる。

これだけ多くの職種がいて教育効果を出そうと思えば「連携」と「適材適所」は重要だ。だが、連携の音頭を取る教頭やコーディネーターは忙しい。しかも、非正規たちは1年契約で、次年度その仕事はあるのか分からないという不安定な人たちで、その士気をも上げていかなければならない。

非正規であっても生徒たちのため、管理職の責任にせず、よりよい教育効果を発揮していけるように自分たちで連携を取る必要があると痛感する。



拍手[0回]

卒業生で公立学校の教師になった者たちがいる。優秀な成績もリーダーシップもあったとは思えないが教師になっているものや、教師に適格と思えるもの、成績優秀だが少し教師に向いているのかなと思えるものたちがいる。これは私独自の判断になる。

適格と思えた卒業生は中学校の教師をしていた。「生徒がかわいくて仕方がない」と言い、意気揚々と先生をしていることが話で伝わってくる。職場でも他の教師から期待されていることが仕事配置からわかる。

ただ、教師をしていて必ず壁にぶち当たる。それは自分を成長させてくれる大切な壁で、その時は苦しいが、それがあったからこそ成長したと後日分かる。失敗をして落ち込む時があるが、立ち上がって何とか教師を続けていくうちに、いつの間にか形になってくる。
今はのりにのっている彼が、壁にぶち当たった時にアドバイスができれば嬉しい。

トイレにこもってよく泣いていた精神的に不安定だった生徒が教師になっていた。これは驚いた。いったいどういう志で教師になろうとしたのだろうか。合ってじっくり話を聞きたいと思う。

卒業生たち、どの道を進んでもいつまでもクラスや部活動で泣いたり笑ったりしたことを忘れず社会で頑張ってほしい。

拍手[0回]


税務署職員
採用されるとすぐ税務大学校で新人研修を受ける。全員が寮に入り、1年間にわたって「税法科目」「実務講義および実地研修」「簿記会計学」「民法、商法・会計法および経済学などの法律・経済科目」などを学

税理士試験をパスするためには、必修となる会計学2科目(簿記論および財務諸表論)と税法3科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税の中から選択)の計5科目に合格しなければならない。 

 
ただし、税務署に10~15年間勤務すると税法の試験が免除され、23年以上勤務して指定研修を修了すれば、全科目が免除され、税理士となれるのだ。

税理士試験は難易度が高く、全科目に同時合格することは至難の業で、1科目ずつコツコツ合格をめざす人も少なくない。税務職員を退職後、税理士事務所を構える人や税務署に勤めていた経験を買われて雇われる人もある。

教師の研修も実のある形になる研修をする必要がある。教員免許だけでは人生100年時代を生き抜けない。

教員を続ける中で、様々な国家資格へと結びつく研修を受けることができるシステムをつくれないだろうか。教員は、管理職以外は子どもたちの前に立ち、動き回り、かなりの体力を使う仕事だ。しかし、歳をとればなかなか子どもたちと同じような動きは出来なくなる。

ただ、子どもの話をじっくり聞いてやることや保護者の相談にのること、個別に指導することは、今までの豊かな教員経験を十分にいかせる仕事だ。臨床心理士や社会福祉士だけに頼るのではなく、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどの資格を作り、
一定の研修を経た教員に与えるシステムをつくってもよいのではないか。

スクールソーシャルワーカーの研修は一部あるようだが、もっと大々的にシステム化すべきだろう。また、公認心理師などへも結びつく研修もあってもよいと考える。

拍手[0回]

さまざまな理由で学校に通えない小中学生をケアしようと学校を起点に子供や保護者の心理的なサポートを担う「スクールカウンセラー(SC)」の配置が全国の自治体で広がっている。一方で、令和2年度の不登校の児童生徒の数が19万6127人と過去最多となり、SCの増加が不登校の減少に必ずしもつながっていない。財務省も国の事業の改善点を探る調査でSCの資質向上の必要性を指摘するなど、SCの制度自体の改善を求める声も上がる。

文部科学省は平成7年度からSCの配置を始め、その職務を「不登校や、いじめなどの問題行動の未然防止、早期発見および対応」などとした。配置件数はほぼ毎年増え、令和2年度に計画された配置は3万件超。一方、同省の調査では不登校の小中学生は平成24年度から毎年増え続けている。

不登校増加の背景には、無理をして登校しないことも選択肢の一つと捉える社会認識の変化もある。だが、いじめの認知件数も25年度から令和元年度まで毎年増加。2年度は減少したが、新型コロナウイルスによる休校などが要因とみられ、SCの配置の成果に疑問符がつく状況にある。

文科省は「個別に見れば、SCのサポートで不登校から学校に復帰した例もある」と評価。一方で、ほとんどの自治体では1校あたりのSCの勤務日が週1日以下のためきめ細かな対応が難しいとし、SCの人数や勤務日数を増やしたい考えだ。

だが、SCが常駐して常に子供たちを見守り、保護者にアドバイスできる環境があれば不登校の防止につながるとはかぎらない。全国で唯一、SCを全市立中学に常駐させる名古屋市では、段階的にSCの常駐配置を始めた26年度から、不登校の生徒が毎年増え続けているのが実情だ。

■専門資格の創設 検討が必要

元中央教育審議会副会長の梶田叡一氏(心理学・教育研究)は「SCという固有の資格の創設を検討する必要もある」と指摘する。

SCに特化した国家資格はないが、臨床心理士の資格を持っているケースが多い。一方で、梶田氏は「臨床心理士とSCとでは必要な技能が異なるということが理解されていない」と話す。

臨床心理士が医療機関などで担うカウンセリングでは、相談者の話を傾聴してアドバイスはしないのが一般的。一方で文部科学省はSCに対し、児童生徒にカウンセリングを行い、保護者に問題解決に向けた助言をするよう求めているが、話を聞くだけで助言しないSCが目立つという。

2年前の夏、当時中学1年だった長女(14)が体調不良を訴えて学校に行かなくなった愛知県の女性(53)は、SCと半年間、週1回の面談を続けた。だがSCは毎回、「本人が登校する気になるのを待つしかない」と繰り返すだけで、「何をして待てばいいのかも分からなかった」と振り返る。

焦った女性は、再登校を支援する民間の専門家を頼った。そこでは学習のつまずきが原因と判断され、長女は算数の復習や生活リズムの改善などに取り組み、3学期から学校に通えるようになった。今も明るい様子で登校しているという。

30年以上にわたり不登校の児童生徒の復帰を支援する明治学院大の小野昌彦教授(教育臨床心理学)は「SCの人数は増えたが、専門性の低い人も多い」と感じている。保護者がSCを頼り、面談を重ねても具体的な分析やアドバイスもなく、やがて子供が完全な不登校になる-。そんなケースが後を絶たないという。

こうした状況の背景には、SCの養成体制の脆弱さがある。SCに特化した養成は行われておらず、各自治体が採用後に開く研修会は講演会などが多いため、実践的な指導法を学ぶのは難しいのが現状だ。梶田氏は「SCになる前に大学などで履修する専門的なカリキュラムをつくることも必要ではないか」としている。

                 emoji            

ここ2年半、不登校コロナの影響で増えたともいえるが、それにしても校に週1回の勤務でカウンセリングによって不登校を減少させるのは難しい。

子どもたちの学校での様子や家庭での様子を
週1日の勤務では把握できないし連携も難しい。SCは担任や教育相談部などの他の教員との連携が大切だ。さらにSCの専門性を生かすなら、SSWや通級指導担当養護教諭、特別支援コーディネーター、特別支援員などとの連携や会議が必要だ。そうすることで一人の生徒を多面的にみることができるからだ。

従って、最低でも週1勤務にプラスして、忙しい教員が授業を終える2時あたりから6時ごろまで出勤する日をもう1日作るべきだ。

また、専門性だが、WISCや読み書きスクリーニング検査などの知識があるのか疑問に思う時がある。発達について専門的でなければ現在の教育課題に対応できないのではないか。

拍手[0回]

忍者ブログからワードプレスでのブログにしてみようと、いろいろ動作を学び試してみて開設までこぎつけました。

しかし、忍者ブログさんには悪いんですがワードプレスがレベルが高くて意味わからなくなり、私でもできる簡単な操作の忍者ブログに戻ってきました。

ワードプレスに投入した20時間とサーバーなどの契約料12000円ほどがパーになってしましました。

これからも少しずつ続けてまいります。よろしく。


拍手[0回]

教員は将来を見据えて形になる研修を推進する必要がある。例えば、その研修を受けることによって資格を取得することにつながるなどである。3年間教員を良好に続けたら特別支援学校教員の2種免許は6単位ほどでとれる。これは各都道府県で長期休みを利用して実施している。くじ運良ければひと夏でとれる。

小学校の教員が不足しているというが、各都道府県は特別支援学校教員の免許のように都道府県で小学校2種免許のための講習を実施し、教員たちに取らせる機会を与えるべきだ。

3年間教員を良好に続ければ、12単位ほどで小学校2種免許が取れる。通信教育でとる教員はいる。しかし、中学校や特別支援学校の教諭や講師たちに都道府県で講習を受ける機会をもうければよい。不足気味な小学校教員をカバーできる。他校種理解の研修にもつながる。

教育と福祉の連携が叫ばれているが、その前に教員が福祉を知らなければ始まらない。社会福祉士や精神保健福祉士の国家資格取得につながる研修を実施してほしい。それが難しいならば、せめて取得を奨励し、長期休暇で単位取得や実習を年休ではなく研修として受けることができるようにしてほしい。そうすれば、福祉の視点で教育を見ることができ、幅のひろい教員が育つ。

特別支援に携わる教員ならば、サービス管理責任者の講習に参加できるように配慮することで、退職後にその職に就きやすい。障がい者施設で作成する支援計画が特別支援教育で作る支援計画そのものなのだから。

臨床心理士や公認心理師取得についても、その資格につながる研修をすることによって、心理という観点で教育をみることができ、子どもたちを見る目は大きく広がる。これは今はかなり難しいが、制度を弾力的に運用することで可能になってくる。

公立学校の教諭をしていて、大学院へ行くことはできる。その制度は、上級免許所取得が条件だ。しかも県で推薦されて派遣された教員でない限り、その間の給与は出ない。

給与は仕方ないとしても、「上級免許取得」という前提条件を変えることで、教員たちに学びを深めるチャンスは広がる。例えば、今の縛りでは臨床心理士を取得するために大学院へ通えない。佛教大学大学院などの通信もあるが仕事と両立できるならば可能かもしれないが、実習などもあり現実的でない。

話は変わるが、教員は大学院だけでなく大学編入なども可能にしたい。様々な分野にわたっての研究や学びなおしができるようにしたい。それにともなって教員は様々な資格取得や研究を進めることができ、在職中、退職後問わず、豊かな人生を過ごせる可能性が広がる。

最後に各省庁の連携を通じて、教員の在職年数や研修実績によって上記に挙げたような資格が取りやすいようにすべきと考える。

拍手[0回]

昨日、テレビで「なにが幸せだろうか」のような子供番組をしていた。幸せは人によって違うと言っていた。しかし、そこに出てきた主人公は、「自分の幸せはお金ではなく感動だ」と言い、それを聞いた友達も「素晴らしいね」と言う内容だった。

そのマインドはとても大切だ。しかし、お金やお金をもうけることはけして全てが悪いことではないことをしっかり教えるべきだ。

お金儲けが悪ならば世の中はけして成り立たない。まず企業は利益が出ない、給料も出せない。それによって困るのは従業員の家庭だ。つまり、お金儲けを否定すればたちまち経済は立ち行かなくなり、自分たちの生活にはね返ってくるのだ。ただ、その時に必要なのがお金儲けの目的や志だ。この目的や志が「感動」につながっていることが重要なのだろう。

子どもたちに理想を教えるのは大切だが、実際問題、お金の問題もしっかり教えるべきだ。

こどもの貧困が問題になってる。マスコミでも取り上げられ、ひとり親家庭の貧困率は高く、その子供たちの成長に与える影響は大きい。貧困からの脱出を考える人も多いだろう。しかし、大人になってからでは遅い時がある。 なぜなら貧困は世代間で連鎖する傾向があり、結局その子供も知らぬうちに貧困への道を歩んでいくからだ。だから、教育の場で小さい時から貧困から脱出する方法を具体的に教えるべきだろう。


貧困から脱出する方法は2つあると考える。一つ目は、勉強だ。大学や専門学校へ行き、できれば生きていける資格を持ち仕事をすること。二つ目は学歴はあってもなくてもよいが、起業して成功すること。ただ、この2つ目は非常に厳しい道だ。貧困からの脱出は玉の輿にのる以外、この2つだろう。 しかし、貧困層の人たちはそのことが実感として分かっていない。だから教育の場で、お金の話を具体的に教えるべきなのだ。






























拍手[0回]

ある市教委に電話してみた。

「公認心理師として働ける職はありますか」

返ってきたのは想定外のものだった。

「公認心理師て何ですか?」

まったく認知されていない。

あせった私は公認心理師の説明をすることが面倒になってしまい、お茶を濁して電話を切りました。

これでは教育界で公認心理師を名乗って職を求めるのは厳しいかもしれないと思った。

心の問題で不登校になっている生徒は多い。

発達障害で悩んでいる、あるいは、自分が発達障害と分からず学校生活がしんどいと感じている生徒もいる。少しでもその助けになれればと思うこの頃だ。



























拍手[0回]

実は第5回Gルートで出願した公認心理師試験に合格していた。

8月26日、まさか合格はないと思っていたので昼間にあったネット発表はまったく気にしていなかった。寝る前に、そういえば今日合格発表とかいっていたな。という感じで歯磨きをしながらみて見た。

番号があった。何度も見直した。ある。

自己採点では133点あるいはよくて135点どまりだった。しかし、合格していた。 そして合格通知が29日に来た。やはり合格していた。この封筒を持って実感した。すぐに申請書を作成し翌々日には出していた。

頑張った甲斐があった。さて、これからどうするかだ。心理検査などは出来る。検査の報告書も書きなれた。だが、まだまだ心理に関する知識は弱いし、福祉関係の知識が弱いので、クライエントに対して適切なアドバイスができない。これからどのような道を進むか、もう一度考えていきたい。社会貢献は間違いない。

拍手[0回]

最近、メディアが教員が足らないと発信している。教員が足らないなら、自分が行こうかなと思う人もいる。しかし、正採用にはなれない。

要するに教員が足らないというのは、産休、病休などの非正規の人のなり手がないというだけ、非正規はいくら何年やろうが正規にはなれない使い捨てと認識されている。退職した教員ぐらいがやってくれるが、良い若者が不安定な職に何年もよりつかない。それだけのことだ。産休、育休、病休などを専門とする正規の教員を作れないものか。これは短期間でいろいろな学校を回るのですごく勉強になるはず。また、5年以上務めた非正規教員らの受験を面接だけとするなど、思い切って受験苦を軽減して現場でしっかり働いてもらう制度を作る必要がある。












                 emoji

























拍手[1回]

支援学級の教科のあり方を大きく変える時が来たように思う。

中学校では教科制だから支援学級の担任の専門教科は、深くその子にあったレベルまで教えることができる。しかし、その他の教科には時間も足らず出来る範囲でやるしかないのが現状ではないか。

支援学級のどの教科も一定のレベルに持っていくことが必要となってきた。その理由は2つある。1つは情緒・自閉症のクラスではそのように定められているからだ。2つ目は入級してくる生徒が多様化しはじめ、高校進学を視野に入れている生徒が増加しているからだ。

多様化している生徒を前に、特別支援学級と交流学級との授業配分が1:1程度では現場は頭を抱えるだけだ。生徒を最大限伸ばすための対応ができないからだ。その難題が支援学級の担任へのしかかることも多くなってきた。

自治体にとっては初めから文科省の通達である1:1を上限とすることを無視しているところもあるが。



















拍手[0回]

文科省は前々から半分以上の授業を支援級で受けることを伝えてきた。
しかし、大阪は独自に週1時間でも、いやいや0時間でも支援学級の生徒として扱っている。
インクルーシブ教育を重視しているからだろう。気持ちはよくわかるがその反面、文科省が推進している通級指導教室は皆無と言っていいほど存在しない。

隣の京都などではすでに半分以上の学校に通級指導教室が設置されている。

通級指導が扱う発達障害は知的障害と違いさらに専門的な研究や知識が必要で、時にWISCなどの検査がとれてその解釈ができる教員が必要だ。独特の大阪方式は発達障害の対応が遅れ、そのような教員が育っていない。また、通級指導では教科の補填はしても教科を強化しないのが原則だ。
通級指導のことを差し置いて大阪の特別支援教育の課題は語れないだろう。なぜなら、学校では発達障害の子たちの課題が特に顕著化しているからだ。全国的にみても発達障害の子たちのは増え続けている。それを差し置いて今の特別支援教育はない。
大阪のインクルーシブ教育はある意味賛成だが、文科省の通達を無視し続けるのではなく、文科省へ自分たちの考えをしっかり提案をしてくべきだ。







拍手[0回]

公認心理師試験第5回は昨日終わった。 大変難しかった。
勉強不足と言えるが、満足だ。

心理学から医学そして様々な対人援助の受験勉強をさせていただき、感動だった。日本にも人を助けるために尽力し働いている方々が大勢いることに興奮を覚えた。今後、人を助けるために、まず自分が変化していくことだと思った。



















拍手[0回]

7月17日に公認心理師試験がある。これは特別な試験だ。

現任者にとっては最終試験だからだ。

それを受けようとしてる私は毎日がんばっているんだが、なかなか記憶が定着しない。年齢が・・とか歳が歳で・・とかの言い訳はやめておこうと思う。

記憶力や推理力が弱くなるのは当たり前、では、どうするのか。ということが大切。

やり方を変えよう。

本をがっつり覚えるというより楽しく「問題を解く」解きまくる。
最近、これかなと思っている。

苦しくてもがんばる机に向かう。これもよいが、無理がある、前やったところが消えていくから。

では私なりのやり方で挑戦する。

結果はいかに。  

拍手[0回]

 特別支援教育を必要とする生徒はうなぎ登りに増えています。発達障害の子たちも増え、支援学校や支援教室、通級指導教室の数は大きく増えています。

しかし、なぜか大阪市は発達障害の子たちの支援をほとんど行っていません。

研修の機会も少ないです。

文科省からは発達障害の子たちのために通級指導教室の設置をするように指導や通達がありました。


大阪市の小学校は286校ありますが通級指導教室が設置されているのは15校、そのうち発達障害の看板をはっきり掲げているのが(九条東、金塚など)6校にすぎません。

15校としてパーセントで考えると通級指導教室の設置率は3%
発達障害の子たちの支援をやってないに等しいです。
emoji 比較してみましょう。

同じ政令指定都市の京都市では、150校中、80校にLD等(発達障害専門)の通級指導教室があります。

設置率53%です。  
大阪市では、特性を持った子供たちが、専門的な指導を受けられず、時代遅れの指導を受けさせられているのです。

残念です。

時代の流れに遅れている不可解な都市 大阪市。

拍手[0回]

現在私は、「公認心理師試験」のために毎日勉強してます。

1日3時間。

今更この歳で受験勉強みたいですが、挑戦することに決めました。

老体にむち打って決死の覚悟です。

記憶力はかなりやばく、覚えてもどんどん抜けていきます。笑  


最短の勉強法は過去問と思い、それ一本でやっています。


試験日は7月17日。

みなさんの中で受けられる人がおられるかもしれません。

ともにがんばりましょう。

では。



拍手[0回]

拍手[0回]

最新CM

[05/08 noname]
[11/21 noname]
[11/21 木挽町]
[08/30 ぶなまつ]
[08/30 ぶなまつ]
[08/18 ぶなまつ]
[08/18 ぶなまつ]
[04/23 noname]
[11/01 尻間 千太郎]
[09/09 管理人]
[08/27 同世代]
[08/02 管理人]
[07/30 いろは]
[03/31 2児の母]
[02/24 noname]
[02/22 noname]
[11/02 現役]
[07/25 管理人]
[07/22 やればできる]
[07/22 やればできる]
[07/10 T]
[06/16 noname]
[04/15 noname]
[02/25 ひろし]
[01/26 山下]

最新TB

バーコード

アーカイブ

カウンター

アクセス解析

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- 公立学校の真実 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]