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部活動は外部に移行するというが、なかなかできていないのが我が県の実情だ。その気配もない。部活動の姿は依然と変わらない。

外部コーチは以前から存在してた。外部コーチの苦い思い出もある。 
外部コーチは生活面での指導はしない。

ややこしい生徒は教員がする。そんな事お構いなしで、技術指導をエサに自分のほうに引き付けようとする外部コーチがいた。

大会前の心の持ち方などそっちのけで、自分に引き付けようとする。今絞る時と思っていても、緩んだままだった。

案の定大会での成績はボロボロ。外部コーチと合わせるのは難しかった。


しかし、良い外部コーチもいた。

それはこちらを立てて指導し、よく話を聞いてくれた人だ。

部の大会成績もよくなった。地域の大会は優勝し県大会に出場し、ベスト8までいった。

生徒たちにも私にも良き思い出となった。
やはり、コーチと教員が一つになれば生徒へもよい影響が出るのは本当だ。



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教員の長時間労働について色々と議論がされているが、その原因とされているのが部活動と位置付けられている。
しかし、ある現役高校教員の話では教員の長時間労働の原因は部活動だけではないという。
大変なのは、部活動よりも学校において分掌(ぶんしょう)と言われている事務仕事だという。
授業の仕事でもなく、クラス運営に関わる仕事でもない分掌の仕事だ。
学校を運営するための事務仕事だ。
その人は、総務課長をしていて、卒業式、入学式、PTA理事会、PTA総会などの仕事の影響で、4月は約100時間、5月は約120時間時間外労働があったという。
教員免許がなくてもできる仕事、分掌などの事務仕事を行っていただける専門職員を事務室の職員とは別に配置してほしいと訴える。

また、ある
中学校教員は、部活の地域移行は、はっきり言って不可能だという。
思春期の生徒指導など教員じゃないと難しい部分もあるというのだ。
確かに、それは一理ある。さらに練習場所が学校では無くなった分、生徒の負担は増加しているという。

考えてほしい、高校野球の監督を、土日は他の人に任せて、監督業が成り立つとは思えない。
すべて責任を持って生徒を指導するから指導がいきわたる面がある。


では、小学校はどうなるのだろう。
部活動のない小学校では、問題は解決しているのだろうか。
我が県では、小学校と支援学級が特に教員が足らないのだ。
部活動が地域へ移行することにより、教員が足らないは解決するのだろうか。
夜遅くまで明かりがついている小学校も多々あることを知るべきだ。






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過労死ラインを超える残業が状態化

今年4月末に文部科学省が公表した2016年度の「教員勤務実態調査(速報値)」で教員の勤務実態が明らかになった。公立学校教員の勤務時間は週38時間45分と定められている。だが過労死ラインに相当する週60時間以上(週20時間以上残業)勤務した教諭は中学校で約6割、小学校で約3割に上る異常事態が起きている。

『週刊東洋経済』は9月11日発売号(9月16日号)で、「学校が壊れる 学校は完全なブラック職場だ」を特集。大量の仕事に忙殺されながら、「子どものため」と酷使され過労死ラインを超える残業が常態化する教員たち。その負担軽減策に迫っている。

『週刊東洋経済』9月11日発売号(9月16日号)の特集は「学校が壊れる 学校は完全なブラック職場だ」です。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

約6割が過労死ラインを超える残業を余儀なくされている中学校の教員。最大の原因は部活動だ。日本体育協会の調査によると1週間に6日以上行われている部活動(運動部)は7割に上り、そのうち週7日活動している部活動も1割ある。

一方、スポーツ庁の調査によると、教員が全員顧問に当たることを原則とする学校が9割近くある。土日もあまり休めない教員が多いのだ。

平日は授業終了後16~18時ごろまで部活の顧問に時間を割く。その後に授業準備や採点など教員本来の仕事に取りかかる。そうすると、帰宅は20~22時になる。休日も練習試合や大会があるときには1日通して付き添うことになる。

部活動というと運動部のイメージを持ちがちだが、文化部にも教員たちから「ものすごくブラック」と言われるものがある。それは吹奏楽部だ。夏場でも室内で行うため、エアコンなどの設備が整っていれば、熱中症などを気にせず何時間でも練習ができてしまう。教員は単に大人数をまとめればいいというわけではなく、楽器やパートごとに細かく指導しなければならないため、かかる負担は大きい。生徒にとっても、1人休んだら成り立たないのでプレッシャーになる。


また、東洋経済から学校の特集が出た。以前も学校の特集が出ていたが、興味を引き面白い。

ところで、各都道府県や学校によってしんどさは格段に違ってくる。若いうちは情熱とありあまる体力で部活動命のような教員もいる。文化部の吹奏楽部は確かに練習がきつい。さらにお金がかかる。

全国大会に行った私の友達の中学校の顧問は300万近くを修理費や移動費などに自腹をきっていた。
その顧問は、大会の時期になると相当のプレッシャーがかかっているのか、よく話を聞いてあげていた。

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2学期が終わった。うれしいが、めちゃ疲れた。最後は冬休みへむけて倒れこみだった。
今日、部活動の冬休みの予定を生徒にしっかり確認した。
しかし、一部が練習j試合に行きたくないという。理由は一日だからしんどいらしい。

強くなりたいがしんどいのはいや。情けない…。あいつらも情けないが、何が一番情けないかと言うと、そういう言葉を吐かせるような指導をしてきた自分の指導力だ。

若い時みたいにがんがんに指導できないが、地道に指導してきた。だが、まだ私の指導が部では当たり前になっていないのか。

明日も練習試合だ。祝日に練習試合をしたとて、なんの金にもならないが、やる。電車賃と昼食代で少しばかりの手当てもちゃらになる。これで文句を言われるなら、やらずに静かに家で寝ていた方がましだ。

本当にやりたいやつと一緒にやれるならやりがいもある。

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   朝、駅の改札口でジャージ姿の女子中学生たちが元気な声で話をしていた。

今日は日曜日だ。

練習試合に行くのだろうか。その横で初老がかった男の人が、これまたジャージ姿で静かに立っていた。

きっと顧問の先生だ。しばらくすると顧問の先生が一人歩き出した。その後ろを中学生たちが話しながらついていく。

何気ないその一コマが胸を突く。その顧問の先生、元気なさそうに見えた。なんとなくしんどそうに感じた。仕事だから…な。

自分も今から学校に行って部活だ。しんどい。風邪薬を飲んでなんとか押さえている。強くしたい気持ちはある。いや強くさせる自信がある。今までの実績はある。

今日、生徒が言ってきた。「先生、もっと練習厳しくしてください」 「はぁ」 いまどき珍しいなぁと思いながら聞いた。心の中で本当に厳しくしてもいいのか?と笑った。「厳しくしたらおまえらついてこんやろ」と言ってやった。

この間、練習を増やしたら、文句を言っていたのに、きっと強くなりたい気持ちはあるのだろう。しかし、強くなるには半端じゃない練習量がいる。それにはどう見てもこの子らはついてこれないと見ているし厳しいことを言うと反発するか逃げるかだ…。もっと言えばかならず親が文句を言ってくる。

いろいろ考えたが、強くなる練習に一番ついていけないのは自分だと感じた。もし、強くするためのプログラムを強行すれば、土日祝はほとんどつぶれる。練習試合を組むだけでも頭を悩ませ、練習場所の確保だけでも大変な労力と時間が費やされる。

以前頑張ってそれをし、それなりの成果を出したが倒れかけた。この歳では無理がある。だれか若手が欲しい。しかし、若手でそんな苦労を買って出る人は少ない。だれか一緒にやってくれたら、生徒の要望にも少しは応えられるかもしれない。

やはりここでも他力本願か。とつぶやく虚しさがあるな。



これを書いて数時間後にこの出来事を思い返してみた。ふっと思ったことは、「先生、もっと練習厳しくしてください」とは、私に「先生もっと本気で私たちにかかわって下さいよ」と言ってるように思えた。やはり原因は自分か。俺が変わらねばなにも変わらないな。そう思うと目の前がすっと明るくなった気がした。

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  部活動の練習試合を組むにあたって得た,強豪の法則を記す。
 試合はいくら格下としても強くはならない。同等以上のチームとすると強くなっていく。だが、弱小チームが、強豪チームに練習試合を申し込んでも受け付けてくれない。初めは私もそう思って遠慮していた。しかし、高校は知らないが、中学校では逆だった。 つまり、強いチームほど、練習試合を受け付けてくれるのだ。

 他府県の学校とするときも、強豪がわざわざ遠いとこに来てくれるわけがない、と思いがちだが、きちっと来てくれるのは強豪だ。弱いところには断られる。

 それが分かってからは、面白いほど、強豪に練習しい合いを申し込み、お相手をしていただいた。例えば、部を持って2年目の弱小で礼儀も出来ていないやんちゃチームの時、まったくお初の全国優勝したチームの監督さんに連絡した。すると、是非来て下さいと言われた。そして、生徒たちは試合もし、試合後は監督さんの車で駅まで選手を送っていただいた。その3年後、県のベスト8になった。

 また、全国でも名の知れたプロ選手続出の高校の付属中学校に試合を申し込んだ。隣のその隣の県までがんばって行った。すると次にうちの学校に来てくれた。それも毎年恒例のように来てくれるようになった。そこが来ると、他府県の強豪も是非うちも一緒にやらせてほしいと、連鎖するように強豪ばかりが他府県各地から集まりだした。うちのチームは強豪ほどではなかったが、次第に対等に試合が出来るようになってきた。強豪の中で育ててもらい、生徒の意識も、保護者の御意識も変わった。このその時、県ベスト4になった。

 強豪のおかげで強くしていただいたのだから、こちらも格下のチームと練習試合を設定した。しかし、その時は大会形式にするとか工夫し、チームがだれないようにした。

  





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 大学生の時、県営球場で高校野球夏の地区予選を見た。

 町の商業高校と田舎の農業高校の試合だった。商業高校の応援はブラスバンド、一方、農業高校の応援は補欠部員らしき高校生が3人だった。その3人の声が私を圧倒した。スタンドから仲間たちに送る3人の声援が途切れない。試合を見つめる真剣な眼差しは一瞬たりともグランドからズレることがない。そして、試合終了後声援は途切れ、微かに下を向きながら3人は去って行った。

 試合内容は忘れたが、あの野球部員たちの行動は鮮明な印象として残っている。あのような野球部を作りたいと心に響いた。

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