公立学校の真実
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なぜなら日本企業は今年度の大学新卒者の採用予定人数を昨年度より40%ぐらい削減しているからだ。その最大の理由は景気が悪いことではない。企業が必要としている人間と今の日本の大学が作り出している人間が、完全にミスマッチになっていることである。
たとえば私が主宰する経営勉強会に参加している経営者たちは最近、異口同音に同じタイミングでこう言い始めた。
「我々が求めている人材なら何人でも採用したいが、応募してくるのは採用する気がしない学生ばかりだ」
「あのレベルの人間を採用して、うちの会社の将来があるとは思えない」
「だから今後は海外で採用するか、日本に来ている外国人留学生を採用したい」
すでにパナソニック、楽天、ファーストリテイリング、ローソンなどが外国人採用を拡大している(私自身がそうすべきだと叫んできた)が、そういう言葉を日本の経営者から一斉に聞いたのは、40年近くになる私の経営コンサルタント人生でも初めてのことだ。
今まで日本企業は、大学新卒者を採用し、給料を払いながら会社の戦力になるよう教育・養成してきた。この前提を疑ってかかった経営者はあまりいなかったと思う。しかし、今や日本の大学を前提としたグローバル化は不可能だ。従来通りの採用・教育システムでは、世界の変化に対応できなくなっている。
※SAPIO2011年2月9日・16日号
中学校でほとんど1でも大学に行っている実態を知っている私はこの記事を素直に認める。
238人いて45人が男子だった。男子の割合はいくらか?の求め方を聞いてきた大学生がいた。はたしてこの学生が企業に行ってどんな仕事をしてくれるというのだ。
早急に抜本的な学力改善施策を施行すべきだ。
大学生の就職内定率が最悪の状況というニュースを受けて、今後は非正規雇用でしか働けないという悲観論が広まりつつある。だが、そこにはマスコミのミスリードがあると人事コンサルタントの海老原嗣生氏は指摘する。***
大学生の中には「今は就職氷河期で正規雇用が減って、若者は契約や派遣などの非正規でしか働けなくなっているのではないか」と訴える人がいる。これなどはマスコミのミスリードの最たるもので、騙されてはいけない。大学新卒の就職市場は昔も今もほとんど変わっていない。
実は氷河期どころか、この20年で大学新卒の正社員就職数は2割以上増えている。その一方で何が起きているのかというと、大学の激増と大学進学率の上昇である。20年前の進学率は約2割ほどだったが、今は5割を超えた。
大学生数は1985年に185万人だったが、2009年には285万人と100万人も増えたのだ。つまり、新卒採用のパイは微増しているが、それを奪い合う学生が激増したため内定率が下がり、就職氷河期のように見えるだけ。女子の進学率の上昇や就職志望が増えたことも拍車をかけている。
しかし、現実には上位校の卒業生の内定率は90%以上で昔と変わっていない。一方で、EランクやFランク(偏差値35以下)に属する大学卒の内定率は4割以下の学校も多く、全体を押し下げている。2007年のような好景気でも、卒業生に占める就職者の割合は70%ほどで頭打ちしたのである。
酷な言い方かもしれないが、ほとんど無試験で入れる大学を出て、大企業でホワイトカラーの職に就くのは難しいということ。逆に中堅以上の大学であれば、昔に比べてもそれほど変わっていない。
両省によると、男女別の内定率は男子59・5%(前年同期比3・8ポイント減)、女子55・3%(同6・3ポイント減)。特に国公立大の女子学生は62・2%で前年同期より11・6ポイントも下がった。文系、理系では、文系が57・4%(同3・8ポイント減)、理系は58・3%(同10・2ポイント減)で、理系の苦戦が目立つ。
また、国公立大は63・2%(前年同期比8・1ポイント減)、私立大は55・8%(同3・8ポイント減)で、下げ幅は国公立大がより大きかった。地域別では九州地区が51・5%と最も低く、前年同期比では中部地区で、9・5ポイント下がって51・9%だった。
リクルートワークス研究所の徳永英子研究員は、「景気の先行き不透明感から求人数を抑制し、採用基準も厳しくする傾向が昨年以上に強い」と指摘。「今シーズンは、企業が採用計画を立て活動を始めた後に、円高など経済の不安定要因が出たため採用意欲が衰え、定員に満たずに募集を打ち切った企業もある」と話している。
一向に改善しない学生の就職難。大学や労働局などが新たな支援策を打ち出しているものの、「何社受けても内定ゼロ」という現実に、学生の間にはあきらめ感さえ漂っている。
15日、東京都内の中央大の施設で開かれた中小企業20社の説明会には学生約80人が集まった。同大など4大学が昨年度から始めたもので、今年度は2か月開催を早めた。まだ内定を得られていない明治大政経学部4年の女子大生(22)は、「両親に負担をかけたくないので留年できない」と焦燥感をあらわにした。
同日、東京労働局の「学生職業総合支援センター」(通称・六本木ジョブパーク)を訪れた東京都内の私立大女子学生(22)も、大手企業を中心に約100社にエントリーしたものの内定はゼロ。「人格を否定されたような気持ち。正直、あきらめかけている」とため息まじりに話した。
同センターは、大学生対象に就職相談や求人情報の提供を行っており、今年4月から10月末までの利用者は、昨年同期より5割増の約7600人に達した。
そんな彼に、小学校教員になることを進めた。
彼は社会科の教員免許は持っているが、社会科は倍率が高いので、大学卒業後、小学校の免許を通信で取り、受験したらと進めた。
数ヵ月後、彼は電話で、自分は教師に向いていないといい警察管採用試験を受けていた。
それはそれでいいのだが、彼の話を聞いていて、警察官採用の合同試験について疑問がわいてきた。
つまりこうだ。
例えば山口県の合同採用試験で言うと、1次試験に合格が二つある。山口県合格と他府県合格だ。
山口県不合格者の中で優秀なものを他府県で拾うシステムだ。その後、他府県で2次試験を実施する。
このシステムだと、山口県の1次合格から2次不合格になった者と、山口県は1次不合格だったが、他府県枠で拾われ他府県で最終合格した者とが出る。つまり、1次試験で成績の下の者が警察官として採用されるシステムになっている。
1次で2通りの合格者を作るのではなく、2次の最終合格者を選別する段階で、山口県合格と他府県合格を作るべきだ。
皆さんは、どう思われるだろうか。
また、最近、大量採用が必要な東京などが、青森などの採用試験が難しい地域と合同試験をしている。この場合もどうなっているのか調べたい。
秋田県教育委員会と東京都教育委員会は10日、秋田市で小学校教員採用選考の連携協定を締結した。倍率低下に悩む都教委と、少子化で採用者の枠が少なく高倍率となっている県教委が協力した格好。
県教委で1次選考で不合格となった秋田の受験者について、1次試験のデータが都教委に提供され、東京都の2次選考に進むことができる。このシステムにて、都教委に採用された教員は、約5年をめどに秋田に戻ることができるようにするとのこと。自治体間の教員採用の連携は全国で初めてという。
受験者は秋田の採用試験の際、都の採用も希望するかを申込書類に記入。県教委は、希望者の1次選考の筆記試験データを、合否にかかわらず都教委に提供する。秋田の最終選考合格者は、秋田での採用になる。
協定は、東京で経験を積んだ若手教員に戻ってきてほしい県教委と、地方から志願者を集めたい都教委の思惑が一致した格好。都教委は10年度、秋田との「併願者」を5人程度採用する考えだ。
厚生労働省と文部科学省の共同調査による2010年3月大学卒業予定者の就職内定率は62.5%(09年10月1日時点)。これは“就職氷河期”と言われた03年の60.2%、04年の61.3%に次ぐ低い水準だった。また、日本経済新聞社が行った主要企業の10年度採用状況調査(10月1日時点)では、大卒内定者数が09年入社実績に比べ28.6%も低下している。
こうした結果を受け、多くの11年卒業予定の学生たちは、“就活”に警戒心を強めている状況だ。
実際、就活情報サイト『日経就職ナビ』が11年卒予定の学生に「今年の就職戦線は前年と比較してどうなるか」を尋ねた調査によると、「非常に厳しい」39.8%、「やや厳しい」53.6%と、合わせて93.4%の学生が就職戦線は「厳しい」という見方をしている。
しかし、『日経就職ナビ』を共同運営するディスコの前岡巧調査担当部長は、2011年卒の学生の就職活動を「2010年卒の学生より有利なのではないか」と分析をする。それは一体なぜなのだろうか。
先輩の失敗を糧に堅実に行動する
2011年卒の学生たち
昨年11月、学生の就職情報サイト『リクナビ』が東京で主催した就活イベントに、前年同時期の46000人を大きく上回る57000人の学生が来場した。『リクナビ』の毛利威之編集長は「開場前から学生が長蛇の列になっていた。過去のイベントで、あんな黒山の人だかりを見たことがない」と、“就活のプロ”もその熱気に驚くほど。東京以外の地域のイベントにおいても、来場数は軒並み昨対比約1.3倍の来場者数といい、早めの活動をする学生に就活への意欲と危機意識が感じられる。
この意識は、エントリー企業数にも明確に表れている。ディスコが行った調査によると、昨年11月中旬時点で企業に「エントリーした」学生は全体の95%。さらにエントリーした学生1人あたりの平均社数は44.3社にのぼる。同調査ではここ数年、11月時点でのエントリー数は25社~30社台前半で推移していたというのだから、40社超のインパクトは大きい。早くから大手や人気業界などに志望先を絞りすぎず、広く企業を研究する熱心な様子が伺える。
さらに「2011年卒就職戦線の見通し」(同上『ディスコ』調べ)によると、10年卒に比べて「やや楽」になると回答した学生が前年同期調査の1.0%から6.4%とわずかながら増えている。就職環境が買い手市場へと急変した10年卒に比べれば冷静さが若干ながら伺えるようになっているのも事実だ。
就職内定、大卒73%、高卒68%=悪化幅は過去最大-昨年11月末時点
1月14日21時58分配信 時事通信
高校生の内定率(同11月末時点)も68.1%と同9.9ポイント低下。ともに2年連続の悪化で、下げ幅は過去最大だった。
この時期の内定率としては、大学生が1996年以降で最悪、高校生が88年以降で6番目に低い水準。教育関係者らの間では「就職氷河期」の再来との見方が多く、政府に未就職の新卒者支援策を求める声がさらに高まることは確実だ。
大卒内定率は、理系が78.6%で前年同期比2.2ポイントの低下にとどまったのに対し、文系は72.0%と8.4ポイントの大幅な低下になったのが目立つ。男女別では男子が73.0%、女子は73.2%で、それぞれ7.4ポイント、7.3ポイント低下した。
高校新卒への求人数は43.7%減の17万5000人で、減少率は過去最大になった。求職者数は16万7000人と、こちらも11.9%減少した。
都道府県別の高卒内定率は最高が福井の85.0%で、三重の83.9%が続く。最低は沖縄の36.6%で、北海道の45.2%が次に低い。男女別では、男子が73.1%で10.0ポイント下回り、女子は61.7%と9.9ポイント低下した。
また、就職率だけでなく資格試験の合格率もよく学校の宣伝に出されている。
さて、ある大学の看護学部の国家試験の合格率は100%、そしてとある看護学校の国家試験合格率も100%だった。全国平均が90%だからどちらもすごい。この数字だけを見れば、この専門学校に入学すればほとんど看護師に成れたも同然だと思うだろう。
実は、その合格率には隠されたものがあるのだ。
看護学校の入学者数を見ると、43名、そして卒業者数は30名。ここに合格率100%の秘密がある。看護専門学校の授業及び実習そしてレポートはかなりハードなことで知られている。このハードさについていけず、留年や退学するものが随分いるのだ。
言い方を変えれば、国家試験合格のレベルに達した学生のみ進級させて国家試験に臨ませるということだ。
すこし、やらしいく言い過ぎた感もあるが、事実、看護学校は厳しい。
さて、このようにさまざまの学校の大学合格者数や就職率、資格取得率などはきちんと裏をも見る必要がある。
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就職活動は今や大学3年生がピークを迎えようとしている。
就活は「新卒有利」 就職浪人避け専門学校へ 大卒者の入学増
≪3年前の1・5倍≫
少子化に伴う「大学全入時代」のあおりを受け、専門学校(専門課程)の入学者数は平成16年度以降、減少している。
文部科学省の調査によると、16年度の33万5102人が21年度は24万7823人と約9万人も減った。大学や短大を卒業後、専門学校に入学する学生数も17年度の2万4351人から減少していたが、21年度は前年度比1146人増の2万265人と、5年ぶりに増加に転じた。
専門学校の入学者のうち大学・短大の卒業者が占める割合も7%台で推移していたが、21年度は8%を超えた。
文科省は「大学生の就職状況が厳しい中、職業能力を身につけるために専門学校に入学しようという学生が増えているのではないか」と説明する。
実際、主要な専門学校に大学・短大の卒業者が入学するケースが増えている。
専門学校大手「大原学園」(東京都千代田区)では、首都圏19校の21年度の入学者のうち、大学、短大卒(中退を含む)の入学者数が3年前に比べ約1・5倍の1237人となった。
簿記など「資格取得」に力を入れていた同学園だが、約10年前から企業のニーズに合わせた人材育成も強化し、就職率を向上させている。同学園本部就職部の堤敦部長は「学生40人の担任制で、きめ細やかな教育が強み」と話す。
≪景気回復待つ≫
就職が決まらなかった私大4年の女子大生(22)も卒業後、大原学園への入学を決めた。指導を受けて再度、就活に備える。「就職浪人で大学に残るより、専門学校で学び、自信を付けたい」という。
日本電子専門学校(東京都新宿区)でも21年度の入学者のうち大卒者が前年度比で約1割増えた。22年度の出願者(昨年12月24日現在)も、大学・短大の既卒者(中退を含む)が2年前の同期に比べて38%増。中でも新卒は倍増した。寺脇保・理事兼広報部長は「厳しい今年の就活を避け、景気回復を待とうという学生も多い」とみている。
専門学校を選ぶ背景について、就職情報会社「ディスコ」(東京都文京区)の前岡巧調査担当部長は「今の学生はバブル崩壊後の就職氷河期に就職できず、フリーターになった人たちが、なかなか定職に就けない実態を知っている」と分析する。
日本では新卒でなければ正社員になることは難しいとされる。前岡部長は「大学を卒業して『既卒』となるより、専門学校から『新卒』として就活する学生が増えても不思議はない」と話している。
ある有名大学の学生が有名企業に内定したとき大学に提出した報告書である。
これを見たとき、感嘆した。
ここまで就職活動を分析できる彼ならこの就職難で有名企業内定も当然かと思わせるものだったからだ。
以下、報告書を紹介する。
1、動いてから、考える
まず、とにかく何でもいいから動いてください。経験が圧倒的に足りていないため、できるだけ人より多く動いて、まず経験値を高める必要があります。
失敗はものすごく価値あるものです。絶対に失敗を恐れてはいけません。はじめてなのだから失敗するのは当然のことで、大切なのは絶対その失敗を繰り返さないことです。人のアドバイスや知識よりも、自分の失敗した経験の方が100倍役に立ちます。
就職活動は時間との勝負です。基本的に時間は足りません。大学に入って毎日好きなことだけやってきて、3年生の途中で数か月の間で、おそらくは一生働き続けるであろう会社を決めることになります。ゆっくり考える時間はありません。とにかく動いて、いろいろなものを見て、話を聞いて、自分の興味と合致する仕事を、限られた時間の中で探してください。
2、「働く」ということ
会社をたくさん回って下さい。あなたの知らない仕事、業界が山ほど出てきます。イメージだけで仕事を選ぶのは、例えば、小学生が将来はプロ野球選手になりたいです、と言っているのと同じです。たくさんの会社を回って、自分の能力を生かすことのできる、適正とマッチした仕事を、現実的になって探してください。
人気企業ランキングなどといったものがありますが、こんなものは何の役にも立たないので無視してください。
就職活動は受験戦争ではありません。人気の高い企業に入ること、知名度の高い企業に入ることが目的ではありません。勝ち組、負け組という区別ができるとすれば、それは自分に合った仕事に就いた人とそうでない人の違いでしょう。
3、自分を売り込む
面接を通して企業が知りたいのは、「あなたは大学で何を知りたいのですか」「そこから何を得ましたか」「それがうちの会社にどういったメリットをもたらすのですか」という3点に収斂することができるでしょう。入学から何らかの具体的な目標を持ち、それに対して努力し、何らかの具体的な結果を出し、そこから何かを得た、という経験があればパーフェクトです。
私たち外●●学部のストロング・ポイントは語学力だと思いますが、これはそれほど役に立ちません。英語で言えば、TOEIC950点を超えて、ネイティブレベルでビジネスの会話ができる、というぐらいでないと、メインのPRにはならないでしょう。あくまでも副次的なもので、例えば、語学力を磨く上で向上心を養った、といったようなものなら十分評価してもらえます。
4、就職活動を楽しめ
就職活動は確かに大変で、不安で、悩みましたが、結果的にはそれがとても楽しかったという感想を持ちました。理由は大きく2つあって、社会を見る視野が広がったことと、成長できたことです。成長することは楽しいことで、例えば留学から帰ってきたとき、出発する前の自分とは別人になったような気分を味わうことがありますが、それと似ています。
これまでの経験を振り返ってみてほしいのですが、あなたは今までに、何かを嫌々やって成功したり、成し遂げたことはありますか。モチベーションが外的で強制的なものに、100パーセントの力を発揮することはできないでしょう。仕方がないから就職活動を始めて、なんとなくこの会社に来ました、という学生と、夢とビジョンンをしかっり持って、それを熱くぶつけてくる学生と、企業はどちらを評価するか考えてみてください。
まず自分を知ること、そして、失敗して反省して前へ進み、それを楽しむこと。長くなりましたが、みなさんの成功を陰ながら応援しています。
以上
この報告書は教員採用試験の心構えに対してもある意味、的を射ている。