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定年退職してから、会計年度職員というものを受けてみようと考えたのは、令和4年に入ってからだ。

しかし、現実は厳しいということが笑ってしまうほど分かった。

1名募集の福祉系のある職種があった。受験番号は1番。当日試験会場へ行ってみると部屋に1人だけ。これは受かると確信した。

まさかこの貴重な一人を落とすわけがないと確信した。

倍率は1倍。妻にも友達にも絶対受かると伝えていた。

しかし、届いた封筒を開けてみると、まさかの不合格通知だった。落ち込むことはなかったが、笑いがこみ上げてきた。

原因をいろいろ探ってみたが、高い年齢なのか面接の受けごたえなのか、それぐらいしか思い浮かばない。

面接はかなり圧迫的なものもあった、でもきちんと答えたはずだ。
世の中、思ったより厳しいんだと思い知った。



次に児童相談所のある職種を受けた。面接もうまくいったと自画自賛したものの、届いたのは不合格通知一枚が入った封筒だった。

めげず、令和5年1月にも、ある会計年度職員の試験を受けようと思っている。時給はかなり良い。

だが、専門職なので自信がない。

もし受からなかったら、常勤講師は体力的に難しいので、非常勤講師でもするかと思い始めている。

ただ、授業をするとかなり精神的にエネルギーがいる。しかも、テストの採点、ノート、問題集の点検がある。つまり成績処理だ。

非常勤の先生を見ていると、成績をつける時期になると夜でも学校へきて他の教員とああでもないこうでもないと話しながら成績をつけている。

特別支援学校は成績をつけることは非常勤の教員には課されない。
ただ、プールに入るだとか、マラソンを一緒に並走するだとかは体力的に厳しいものがあるからこの歳になって嫌だ。

新年に向けての職について、いろいろ考える私だ。





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