80歳の人から見ると、私など60代半ばはまだまだ若いと見るようだ。
だが、就職するには非常に厳しい歳だということを実感している。
昨年11月から受け続けた7つの就職試験はすべてダメだった。
7つすべてだ。
その内訳は・・
公認心理師の資格をもとに受験した児童相談所の相談員などの会計年度職員3つは見事に不合格。
そしてメインであった時給5000円以上のスクールカウンセラーは、大阪市、京都市、京都府、奈良県すべて受けたが不合格だった。
京都市などは面接も受けさせてもらえなかった。書類選考の段階でアウトだった。
7つの不合格通知は大切にしまってある。笑
試験会場を見渡すと、20代から40代の人と見られる受験生が多かった。私のような老いたものもいたことはいたが、少なかった。
4月からの職は、今やっている賃貸業だけとなった。
しかし、電話がかかってきた、しかも日曜日に。
「5月から小学校3年の担任を夏までしてくれないか」というものだった。臨時免許をだすからという校長からの悲痛なものだった。
やったこともない小学校の担任、初めは面白そうだと思った。しかし、冷静になればだんだん不安になってきた。しまいには明らかに無理だろうと分かり断った。
しかし、校長の悲痛な叫びは続いた。翌日、また電話がかかってきたのだ。担任は教務主任にさせるから、教務主任を助ける時間講師(授業をするわけではなく、雑務)をしてほしい。
ここまで言われると、優しい私は断ることはできなかった。
時給5000円のSCと時給1000円台の雑用仕事を比べてしまう。
悲しくなる。
「公認心理師やのになんでこんな仕事やらなあかんねん」、とつぶやいている自分。
もう一度、心を点検して、残り少ない人生を自分が本当にやりたいことは何なのかを検証し、具体化しなければ、人生を悔やむことになるようだ。