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2023/2/25 教育研究家 妹尾昌俊・東洋経済education × ICT編集部の記事の切り、第2回。
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第一に、教員人気を上げたい、なり手を増やしたいのであれば、今の学校現場で働いている先生たちを大切にする施策を打つべきである。・・中略・・

今の先生たちが生き生きしていないと、駄目なのだ。はっきり申し上げると、中高生向けに説明会などをする暇があるなら、学校を支援するほうに教育委員会は人手と予算と時間をかけるべきだ。「教員はこんな魅力があるよ」といくら動画や説明会でPRしても、それは、都合のよいところを切り取っているだけと思われるだろうし(その程度の批判力のない人が教員になるなら、逆に心配だ)、よき恩師に出会ったなどの体験に勝るものにはならない。・・ 中略・・ 

教員人気を左右する最大の広報の場は、今の学校現場にあるのであり、説明会やYouTube上ではない。

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最後の下線部が
妹尾氏が一番言いたいことなのだろう。生き生きと働いている教員の姿こそ、若い人たちの教師を志す礎となるということだ。これにはまったく同感だ。


元校長らも含めて、私の知っているどの退職教員に聞いても、担任は二度とやりたくないという。正確には、「やれない」という方が正しいかもしれない。理由は自分たちが担任のころと比べて仕事の数が増えているし複雑化しているし、仕事が厳格化しているからだという。体力的に弱っているということもあるだろうが、「やれない」が一番の本音だろう。

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三十数年ほど前の話だが、中学校に勤務していた時、夏休みは本当に心身ともに休養が出来た。午前中は部活動をし、午後からは本屋に涼みに行くと同時に、本を読み漁った。夕方にはゆったりとした気持ちで夕食を食べることができた。emoji しかも、夏休みという期間も今より長かった。


そのような健康的な生活がひと月でもあれば、心身リフレッシュできる。今は研修などで縛られ、休養できない。

このような縛られた感覚になっている教員のいる学校を見て、教員になろうとは思わないだろう。



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