支援学級は決まったカリキュラムはない だから…
支援学級はその子に応じたカリキュラムを作って授業を進める。

自閉・情緒のクラスは基本的に当該学年のカリキュラムに準じるが、なかなかそうはいかないのが現状だ。

やはり遅てしまう。

しかし、場合によっては、通常学級でみんなと一緒に受ける教科も出てくる生徒もいる。



通常学級を教えていても、九九が一部抜けている生徒や、分数はおろか、繰上りや繰り下がりができない生徒もいる。

支援学級の生徒の方がよくできると思うことも多々ある。

逆に、支援学級の生徒で、通常学級にいって授業を受けてもいけるのではないかと思う生徒も数人はいる。



支援学級では何をどう教えようが基本的に誰からも横やりは入らない。

みんなが喜んで授業を受けていれば、大したことをしていなくても担当として十分認められる。


しかし、実際に支援学級で教えていると、あることに気づく。

カリキュラムのチェック者がいないということ。

そして、恐ろしいことに、学習の遅れがあったとしても、それは教員の責任ではなく、本人の能力の範囲であり、仕方のないこととして葬り去られるということだ。

言い方は悪いが、簡単なことを教えて、テストも自在に担当が作れるから、簡単なテストを作り、90点をとらせて、評価も、「よくできました」とすることもできるということだ。

それを誰からもとがめられることはない。


チェック者はいない。


とにかく、穏やかに楽しく学校生活が送れていれば、それで〇がもらえるのが支援学級というものだと言えば、様々な方面から反論が飛んできそうだが。

あえてそう言いたいのが私の持論だ。




























拍手[0回]


2020/07/11 20:46 | Comments(0) | 特別支援学校に関する考察

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<コロナ真夏の祈り | HOME | 思ったより疲れるウイズコロナ>>