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私の書いた底辺層の生徒への支援、援助について、コメントをいただいた。そのコメントはしっかりとしたもので、もし私が教員でなければ同様なコメントを記したかもしれないと思える程のものだ。
しかし、私は教員だ。ここで敢えてこのコメントに反論を書きたい。

そもそも「学習意欲のない」人間を何故救わなければならないのか、理解に苦しむ。

このことに関しては、単純に公務員は全体の奉仕者であることがあげられる。
そして、学習意欲のない青年=人間として可能性がない、とはならないはずだと言うことが大きな理由だ。


勉学の意欲なく、たとえば授業放棄に近い生徒が公立高校を受験したが失敗したとする。残っているのは私学だけ。しかしお金が払えない。このような状況の時、我々教員の心の中に浮かぶ思いは次の2つだ。

①「おまえがさぼってきた結果やしかたがない、どこなと行け」
②「この生徒の可能性が開かれる進路先を可能な限り見つけ出そう」

そして、行動パターンは2つ生まれる。
①事務的に公立定時制か、通信制に持っていく。ただ、一生懸命に対応しているよとの姿勢は見せて置く。
②手間暇かけて時間のぎりぎりまで可能性を探し続ける。 結果は別。
どちらも後悔が生まれる。

もう少し良い方向に持っていく術があったのではないのか。私たちは何をしていたのだろうと思うのだ。
単調だが、毎年この繰り返しだ。

そして、極めつけは、卒業した生徒のその後を見ることだ。全く学習の意欲がなかった生徒がぐーーーんと伸びて数年後に現れることだ。その時ほど中学校のあの姿はなんだったのかと思う。
だから、中学校ですべてを決めつけて、学習意欲のない人間を将来も可能性を持たない生徒と扱って支援、援助をやめることは日本の大きな損失と考える。



コメント

そもそも「学習意欲のない」人間を何故救わなければならないのか、理解に苦しむ。大体にして教員たるもの、単に授業をするだけではなく、当人の学習意欲を引き出すのも重要な仕事ではないのだろうか。
> それが仕事ではないというのであれば、そんなことは塾の講師がすればいいことであって、学校が果たすべき役割を果たしていない「(法的に言う)善意もしくは未必の不作為」ではないのか。
> 率直な現状報告は高く評価するが、それに対する対応はあまりにもお粗末であり、当該教員の力量及び意欲の不足、と糾弾されても擁護しようがないと感じる。
>
> そもそも、それなりの努力もしないために公立校に不合格になるような生徒に対し、公的な支援を行って私学に通ったとして、一体どれだけの成果が得られるのであろうか。
> また、努力もせずに親や生まれ育った環境のせいにする輩は、例え私学に通い、社会人になったとしても全く使い物にならないと考えるのは、厳しすぎるのだろうか。
> 確かに親の所得による教育の格差に基づく、貧困の拡大再生産は絶対に阻止すべきところである。しかし、肝心要の勉学への意欲無くして、それを語ることは全くの誤りであり、同情心を惹いて怠惰に走ることは愚の骨頂と考える。

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