公立学校の真実
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「教職課程の負担軽減や実習のあり方を検討するべき」との小見出しがあった。内容を切り取って伝えたい。
「教員免許を取るハードルを下げては、質が下がるのではないか」という心配もあろうが、一方で、現行のようにカリキュラムオーバーロードが懸念される状況では、優秀な学生を逃している可能性もある。・・中略・・
教職の専門性は大事だとはいえ、現行は養成段階で相当な負荷をかけており採用前の履修は少なくていい。・・中略・・学生の負担や大学などのカリキュラムのあり方も議論していくべきではないか。
また、教育実習は、貴重な現場体験の場であることには疑いがないが、学生にとっても、受け入れ側にとっても負担が重い。そのため実習期間の短縮を検討することが1つ。
との指摘だ。
最近、多くの資格が、その資格を取るためのハードルを上げてきているように思う。
教員免許の取得のための実習も、私のころは中高のいずれかで2週間の実習だけで終わりだった。それが中学免許は中学校で3週間となり、さらに介護実習や特別支援教育の実習も加わる。
入学当初から教育課程を視野に履修していなければ、4年間で免許状は取れない。
教育学部以外の学部で教職課程を取ろうとすると学部の単位と同時に教職の単位をかなり多くとらなければならない。それだけで戦意喪失してしまう学生もいる。
実習の短縮は大賛成だ。
実際、ここ3年間の教育実習は短縮したり内容を軽減した大学や大学院は多い。理由はコロナ禍によるものだ。
私の学校現場にも、女子大の学生が来ていたが、指導案を書いて教壇に立つ実習は免除されていた。そのかわり現場で教員の指示に従って参観や体験をした。それが実習としての単位として認められた。 それでも彼女は今、元気に教壇に立っている。
基本的に教師の力量は専門能力と人間力だ。生きてきた過程でこの能力が備わっていればよいのではないかと強く思う。