教員採用試験の面接は本当にその人を見極められるのか
「教員採用試験の面接は本当にその人を見極められるのか」

結論から言うと、教員採用試験の面接は、ある程度しか見極めることができない。

例えば、世を賑わしている、教員の不祥事。セクハラ、パワハラはもちろんのこと、教員同士の校内での情事や街で女性に体液をかける、不正に撮影する、児童生徒への不適切な接触。採用された教諭が行っている。

面接段階では見抜くことは出来なかったということだ。

不完全な人間が面接官なので当然のこと。

話しは変わるが、私の知り合いで、こつこつと努力するタイプの講師がいる。教科指導だけでなく生徒指導もでき保護者や他の教師からも信頼されていた。実質、教諭より働きが良かった。

実は一昨年、採用試験に合格していた。ただ、辞退した。理由は受験した教員免許の取得に失敗したからだ。そこで、昨年、受験し直した。

しかし、1次の面接で落とされた。その内容を聞いてみると、納得がいく。

持論を展開したからだ。面接で持論を展開することは、面接官の考えに対抗してしまう場合がある。それになってしまった。面接官とけんかとまではいかないが、持論で対抗してしまったのだ。このような場合は落とされやすい。emoji

ただ、昔は違ったかもしれない。知り合いで、「生徒に手を挙げるか」つまり体罰をするかと問われ、「します」とはっきり答えて、合格した豪傑がいた。

今はどうだろう、残念だが、マニュアル通り返答する方が無難なのではないかと思われる。そういうはみ出し者は、保護者にも理解されにくく、管理職にとっても厄介なものと映ってしまうからだ。

小さくうまくまとまっている方がよいのかもしれない。

いずれにしても、その人を面接ですべて把握することは到底できない。





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2022/12/29 13:39 | Comments(0) | 教員採用試験の不思議

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