毎日新聞によると、大阪府のチャレンジテストは廃止になる。
理由は志願倍率の回復によるものだという。つまり、大量採用の時代は終わったということだ。
いよいよ冬の時代の到来か?!
大阪府教委は3月28日、教員志望の優秀な人材を早期に確保するため大学生や社会人らを対象に実施していた「教員チャレンジテスト」について、2018年度で廃止することを明らかにした。
14年度に導入され、一定の水準をクリアすると翌年度と翌々年度の教員採用試験の1次選考(筆答)が免除される制度だが、教員採用枠の増加が今後見込めない状況もあり、わずか5年で廃止となる。
府教委教職員人事課は「志願者のすそ野を広げるのが目的だったが、教員採用の志願倍率も回復傾向にある。一定の役割は果たした」と説明した。
チャレンジテストは大学2、3年生や社会人らを対象に、教育関連法規や教職の教養などを問う択一式のテスト。
初年度は3677人が受験し577人が免除対象者となったが、17年度は受験者4586人に対し、免除対象者は106人に減少していた。
また、近年は受験者の約6割が大阪府の教員採用試験を受験していなかった。