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サッカーをまったく経験していない者が、高等学校や大学やクラブチームの監督をして実績を上げることは至難の業だ。中学校時代に総合学習や道徳を受けていない教員がそれを教えることも難しい

だから、教員養成対象者は、総合学習・道徳教育の授業を受け直す必要がある。なぜなら、道徳の授業を年間時数通り実施している学校はほとんどないからだ。教員は道徳の授業を学級や学年または行事などに使っているから大学生たちはまともに道徳の授業を受けていない人が多い。                 
                   
道徳の授業は、道徳の教科書を教員が読んで解説する技術を習得すれば済むのではない。すべてを授業テクニックに任せては、生徒に中身がない教員だとばれてしまう。
                            


教員養成段階で、人間性を育む機会を作ることだ。そのために、人間的に優れた人と出会わせるべきだ。講演会でもよい、どこか企業のセミナーでもよい、生き方の研究を必修としたい。これが、道徳や総合学習につながる。

また、教育実習が長ければ良い教員が生まれる、と考えるのは筋違いだ。長い教育実習で、人間性を育めるかどうか疑問だ。

今の教育現場では、実習期間が長ければ長いほど、権利ばかり主張する教員の実態が実習生にばれてゆく。管理職がバカにされている実態をまざまざと見せられると、初めはびっくりするが、次第に、職員室で生きていくにはそうするのかと、インプットされていく。そして、長い教育実習が終わったら、一人前の怠惰な教員の出来上がりとなる。そうなると、いくら税金をかけて新任研修、初任者研修をしようとも、教員の良き新陳代謝は遠くなる。これぞ税金の無駄使いだ。

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