教員の質は使命感を内に秘めているかに大きく左右される。要は志である。だから、金や生活や名誉欲のために教師を選んだものは、そこそこの教員しかできない。
しかし、志のあるものとない者の判断はなかなかできない。志あるものは、果敢に厳しい状況に挑む。壁が高過ぎて前に進めない時も多い。
教育の結果はすぐに得られない。志のないものでも、名誉欲や要領の良いものは、苦労を避け、即効性の見えるものを演出する。
だから、後者のタイプが校内で輝いて見える時がある。他の教員が苦労を重ねて作ってきたものを、あたかも自分の実績のごとく語り振る舞う教員もいる。
極端に言えば、欲のために、地位に昇りつめたが新聞に載る行為をしてしまって消えた者もいる。私の極近くにその人はいた。しかし、捕まるまでは、有望視された人だった。
一体何がいいのか、悪いのか。志のある教員が埋もれないように、励ましたい。
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