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最近、教員が心を破壊された現場にいることがある。
残念だが、再起不能になり学校現場から消えていった人の机に座り、残務の一部を受け継ぐという仕事に従事することがある。


この半年以内で2回であった。


本当に残念だが、消えていったのはいずれも新人だった。

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数十年前、私も大量採用された新人だった。同期の教員たちの間で、「早く辞めたいな」というひそひそ話が幾度となく出ていた。かなり荒れた学校だったからだ。

実際に3年で、私学や他の公務員へ移った人たちがいた。
5年で県内の高校から引っ張ってもらい移った人がいた。

さみしいかなどんどん同期たちは厳しい現場から逃げていった。だが、年度途中で倒れるということはなかった。


それは、どんなしんどい時でも支えがあったからだ。
同期や先輩たちの支えは大きい。

問題事象があり夜遅くの家庭訪問から帰ってくると、職員室にはまだ明かりが灯り、同期や先輩たちが待っていてくれた。そして、自分と同じように悩んでくれ、へまをしても励ましてくれた。

そういう支えと励ましが常にあり、生徒はしんどかったが、教員仲間は団結していた。

だから年度途中で倒れることなく頑張れたのだろう。


ここで今の教員の人間関係は・・・と言いたいところだが。

そう、単純な話ではないと、これを書きながら思い直した。
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発達障がいへの対応の困難さがとても大きいと感じたからだ。

13年間で10倍になった発達障がいの子たち。

クラスに発達障がいの子どもが3人もいると、教員はかなりのエネルギーがいる。
これはやってみないとなかなか分からないしんどさだ。
実際にその場にいて対応しないと分かりにくいだろう。
きちんと頑張ろうと考えている人ほどしんどい。

発達障がいの診断がなくても、グレーゾーンと呼ばれる子どもたちも多くなっている。
昔は40人や35人学級でも対応できたことが、今はできないことも多い。

今、現場に行ってみて一クラス20人が限度だと感じた。emoji

新任教員たちが倒れて教育現場を去っていくのを、その新任教員たちに原因があるとしてしまってよいのか。

その学校の教員たちの心にも傷が残っているはずだし、抜けた穴を埋めるのは厳しく、残ったものが多くの代償を払わなければならない。

国や自治体は本気で現場の悲惨さを正常化することを考えなければ、教員が足らないは永遠に続く。小手先の施策はもういいかなと思う。

新任教員たちをサポートする体制emojiを充実させていくことはとても大切になる。
              emoji

付け足しにはなるが、老人教員を雇うなら、それ相応の配慮も必要だ。
トイレも手すりがあるととても助かる。プール指導は身体に響くので避けたいところだ。




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