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名田 正廣
現場の状況をお話しする。

先生を「命令だけ」で動かしたらその時点で学校の指導体制は崩壊する。

本校は先生の数が20名あまりの中規模校である。年齢構成を見ると『55歳以上が5名 50歳以上4名』。それら9名は『全員』担任か主要な役職についている。中には介護や疾病を持つ教員もいる。

また、現在『産育休者が4名』いる。講師は非常勤入れて7名。約3割が非正規職員である講師であり、彼らの中には非正規にも関わらず担任を持つ教員もいる。新規採用者増のために出産ラッシュであり時年度も増える可能性がある

今、50才以上と非正規雇用者で7割を占める環境。他校では50代はモチベーションが下がっている教員が多い。その理由は現場感覚とはあまりにもかけ離れた命令が拍車をかける結果になっている

『子は宝』であり最も産育休は尊重すべき休暇であると思う。教職員もそのスタンスで共助をし、授業に穴が開くこともほとんどない。でも、バーンアウトの可能性は体力の衰えや介護のストレス、経験不足により大きい。

その状況でも学校の安定が維持できるのは、もちろん教員同士の協力体制が維持できているからである。

情をもって生徒や保護者、地域だけでなく職員集団も『お互いさま』が無いと瓦解し、バーンアウトが始まる。今の大阪市は教員の補充体制が極めて脆弱である。ゆえに、授業に穴が開き、苦情が殺到し、生徒は荒れる。そして、教員のストレスがピークになり、またバーンアウトの悪循環になる。

現にそんな負のスパイラルに陥っている学校もある。

市長も大阪市の教育委員会議もそんなことはわかってない。わかる気であればもっと現場を見に来るはずである。我々校長にも重要な決定事項の際の『真意』の直接説明もない。

テレビや新聞の報道でわれわれ場末の校長は施策の決定を知る。

もう、最近驚きもしない。諦めであり、自分のモチベーションを下げずに頑張るしかない。

東三国中は大阪市の長所のみを取り入れ、短所を排する教育を推進する。

でも、もう疲れたよ。
携帯アップロード · 1月14日 · 



この校長の言っていることは真実だ。私も現場でまったく同じことを思


う。
教師が疲弊しているのに生徒によい教育を提供できるはずがない。


私の学校も超混乱状態だ。どうしようもないところまで来ている。しか


し、
名田校長先生、きっと道はあると思います。私も必死で探したい。


今はへこんでしまったけれど、少しエネルギーをためてまたやります。



名田校長先生ありがとうございました。

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