公立学校の真実
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今の不登校の考え方から読み取る。
京都新聞 2014,12月23日
来春開校する昼間定時制の京都府立清明高(京都市北区)は、個人で時間割が組める新しい形式の学校で、不登校経験者や自分のペースで学びたい生徒や保護者から注目を集めている。
9月の説明会には府教育委員会の予想を上回る参加者があり、12月2日に公表された中学3年生対象の進路希望調査では定員の2倍を超える志望があった。一方、学識者は、全日制高校のような学級活動がほとんどないため人間関係がつくりにくいなど課題も指摘する。
9月20日の説明会は申し込みが殺到し、生徒や保護者ら約600人が参加した。予定していた京都商工会議所(中京区)の講堂では足りず、近くに別会場を急きょ用意するほどだった。
不登校という宇治市立中3年の女子生徒(15)=宇治市=は説明を聞き、「1期生は自分たちで学校をつくれるので憧れる。すごく行きたくなった」と話した。母親(54)も「暗いイメージがあったが、説明を聞いてさわやかな印象だった。娘に新しいスタートを切ってほしい」と期待を寄せた。
清明高は、午前と午後の2コースがある多部制単位制。基本は4年間で科目を履修するが、必要な単位を修得すれば3年での卒業も可能だ。科目の選び方で、特定の平日を休みにすることもできる。校舎には少人数授業に対応した仕切り付き教室のほか、読書や自習スペースを9カ所に備える。スクールカウンセラーの常駐も検討する。
京都に新しい昼間定時制の高校が出来たのか…とPCの前でく見ていたが、娘に新しいスタートを切ってほしい…という母親の言葉を読んだとたん、おかしいと思った。
「なぜ、不登校の中学生は高校からしかリセットできないのや」と、疑問がよぎったのだ。
不登校の保護者の中には、うちの子が学校に行かなくて申し訳ない、という想いの人がいる。しかし、申し訳ないと思わねばならないのは文科省だ。多様化している子供たちに対して、一律な路線しか提供できないからだ。
中学校にも高等学校のように通信過程や不登校支援のための学校があってもよい。中学校以外でも学習できる環境の充実を図ってもよいと痛切に思う。