公立学校の真実
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2022年度に、福岡900件超・埼玉1000件超の臨時免許状の発行があった。
他府県もよく似た状況のところが増えてきていることと思う。
私はほとんど中学校そして支援学校を経験してきたが。
実は小学校の臨時免許を持っている。
だが・・・
小学校の問題は解けない、というか中学校とは教えるポイントが違うので違和感を感じる。
国語の問題でも、絵が描いてあり、それはなんですかと問う問題が私には分からなかった。
答えは「図工」。
そういう発想がないので答えが生まれてこないのだ。
中学校の教師が小学校を教えられるかと言えば、センスによるだろうと思う。
私はセンスないなと思った。
クラスの子どもたちの漢字の添削をしてください、と渡された30人分の漢字プリント。
はねるところ、とめるところ、部首が離れてしまっている漢字など、どこまでが許されるのか分からない。
自分なりにやってみるが、後で小学校の教員が1枚1枚手直ししていた。
算数は、答えの目の付け所が違うので、私なら正解という答えがたくさんあって、愕然とした。
長方形らしき図が描いてあり、「これは何という図形」かと問われれば、もちろん小学校では「長方形」が正解なのだろう。
しかし、プリントの長方形らしき図にはサイズも角度も記してないので、「四角形」と答えてた子に✖をつけるのはおかしいと思ってしまう始末。
頭が固いのか、そんな問題は中学校では「四角形」といしか言えない、とそこで私はつまずくのだ。
教科だけではない。子どもへのしかり方、話し方も違うなぁと感心した。
小学校は、子どもにガーンと叱っているように見えるが、実は理論的にこどもを追い詰めていくやり方をする人が多い。
あのやり方は私にはできないと思った。
小学校独特の文化のようにも思えた。
発達段階が違うので叱り方もあるのだろうが、中学校教員が小学校に来てすぐに担任をすることは危険だと思った。
小学校教員のやり方をじっくり見て真似をするところはしていかないと、子どもはついてこないと思った。
学校の教員不足の非常事態が多い中、臨時免許状の連発は仕方ない部分もある。しかし、だからこそ、今までのやり方に頼るとすべってしまう可能性があることを知ってほしい。
多くの臨時免許状で頑張っている教員にエールを送りたい。