あらゆる苦情を引き受ける 風土が学校にある
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10年ほど前、生徒がガラスを手でたたいて割った。
教室の窓ガラスだ。

幸い生徒にはけがはなかった。

親に連絡をして、そのことを伝え、支払いをしていただくように伝えた。
親は、「学校のガラスが薄いのではないか」と文句を言ってきた。

ありえないと思ったが、親の言い分(苦情)を長々としっかり聞いた。
ただ、支払ってもらうものはきちんと払ってもらった。


emojiこの事件に疑問が浮かんだ。

 
学校のガラスが薄かろうが厚かろうが、一教師がその苦情を長々と親から聞くべきものなの
か。

それが教師の役目なのか。1000歩譲って、学校のガラスが薄いならば、その責任は一教
師が引き受けることなのか。


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日曜日、部活指導を終えて、ホッとした夕方、学校に一人の保護者がやってきた。

公園に注意しても聞かない中学生がいる。とのこと、しかたなく現場へ直行。
すでに生徒はいない。
しかし、そこで、地域の方からおしかりを受ける。


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確かに、うちの生徒かも知れない。しかし、地域の子どもでもある。すべては学校の責任なの
か。


あらゆることを教師が受けて立つシステムが学校のシステム。

逆に言えば、そのようなシステムを理解して、果敢に責任感を持って行動していく人が、よい教師だとされる。

このシステムになれない人は、今は学校を辞めていく。


 









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2023/06/16 00:40 | Comments(0) | 学校変革

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