公立学校の真実
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都内で会見した川人弁護士によると、教員は平成18年4月、新任教員として市立小に赴任し、2年生の担任(児童数36人)になったが、過重労働やストレスが原因で鬱病(うつびょう)に罹患(りかん)。10月30日に都内の自宅アパートで首つり自殺を図り、病院に搬送されたが意識不明のまま12月16日に死亡した。
教員には自由度が必要だが、それがなくなり、代わりに締め付けが来ていることは確かだ。そんな中で、この学校の管理職も実は悲しい締め付け状態にあるのかもしれない。特に都はそうだろう。教育の世界にもかなり、性悪説が入り込んできた。人間への眼差しの基本線がゆがみだした。
教員は担任業務に加え、深夜にも携帯電話に保護者からの連絡が入るなど対応に追われ、実質的な超過勤務時間は1カ月100時間を超えていたという。鬱病発症後、教員は一時休職するものの8月末には職場復帰し、投薬・通院のかたわら自殺を図る5日前まで業務をこなした。この際、学校側からは副担任をつけるなどの措置はなかったといい、川人弁護士は「教員の過労・ストレスを助長する学校運営があったのではないか」と指摘している。
川人弁護士は教員が自殺の1週間前に母親へ送ったメールを公開。メールには「毎日夜まで保護者から電話とか入ってきたり連絡帳でほんの些細なことで苦情を受けたり…つらいことだらけだけど」「泣きそうになる毎日だけど」と、教員の疲弊した心情がつづられていた。
この記事は4年ほど前だが、教員は児童・生徒と向き合う時間が少ない。なぜなら、様々な書類を作成したり、事務処理があったりするからだ。この先生も、4月に赴任してから、計画書などの書類を作成せよと命令されていた。教員には自由度が必要だが、それがなくなり、代わりに締め付けが来ていることは確かだ。そんな中で、この学校の管理職も実は悲しい締め付け状態にあるのかもしれない。特に都はそうだろう。教育の世界にもかなり、性悪説が入り込んできた。人間への眼差しの基本線がゆがみだした。
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