公立学校の真実
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東京都教育委員会が実施した2024年度の教員採用選考について、小学校の受験倍率が1・1倍だったことが分かった。小中高、特別支援学校を合わせた全体の倍率も1・6倍で、初めて2倍を切った。29日都教委発表。いずれも過去最低だった前年を下回り、教員の質の低下や人手不足がいっそう懸念される事態となっている。
また、盛山正仁文部科学大臣は2023年9月19日の記者会見で、24(令和6)年度予算の概算要求で「教員になったら奨学金を減免する」という制度の復活方針が盛り込まれていることについて、「質の高い教師の確保に資するものとなるよう検討を進めている」と述べた。
東京では今まで考えられない恐ろしい事態が起きているようだ。小学校が1,1倍。
ほとんど合格という採用状況だ。この状況は東京だけではないという。
学校の何がしんどいのか。
一番は「子どもが教師の言うことを聞かなくなっている」ことだ。
そして、学校はそこに決定的な手立てを未だ持っていない、ということだ。
小学校に行くと、ほぼ一人で学級を指導しなければならない。給食も指導のうちの一つだ。1日休むことが出来ない。
それに加えて、少し優しい先生だとなめてかかる。
言うことを聞かないし、立ち歩き、授業に関係ないことを平気でしている。教室から出て自分勝手なことをしている子どももいる。なんでもありの状況が繰り広げられる。
発達障害の子どもは増えている。クラスに1人いるともう担任も大変だ。辞めたくなるのも分かるし、とにかく疲れる。一日が終わるとへとへとになり、翌日、それを引きずって学校へ行くことの繰り返しとなる。
精神は病む。
こんなのやりたいと思うわけがない。
中学校では17時までが勤務だが、完全下校は部活があり18時とかだ。おかしいだろう。笑うしかない。
この厳しい現実を変えていく手立てを構築しなければならないのに、外ばかりを変えようとする日本の政治がとても嫌だ。
外と言うのは、給与を上げるとか、採用試験の時期を早めるとか、大学3年生でも採用試験を受けれるとか、教員になったら奨学金免除だとかハードウエア―の部分だ。
教員の魅力とは何か。
それは子どもたちと心と心で触れ合えること、お互いの成長を喜べあえることだ。
だから、子どもたちと向かい合える時間をとれるような教育課程の改善を図るとか、教員にある程度の自由度を増やし、授業研究のための時間を自由に取らせるとか、教員をやっていて面白い、子どもたちのために熱を注げる楽しいと思えるような環境を作ることだ。
教員の魅力はなく、働きバチのまま放っておかれるイメージのままだ。
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