部活動の指導
働いていてふと立ち止まることは人生にとって重要だ。止まって自分を見つめる。教師には特にそれが必要だ。

自分を見つめることで今までやってきた常識が常識でなくなるときがある。そのとき見える風景が変わる。追い求めるものこだわるものが変わる。


ある教師は、結婚をきっかけに料亭の女将への道を歩んだ。結婚するまでは、体育教師であり、バスケット部の鬼顧問であった。私が結婚して数年後に電話をかけると、「生徒に偉そうに言ってたことが本当にはずかしい」と開口一番に伝えてきた。その時は「へーっ不思議なことを言うもんだな」と心情を察すことができなかった。

今私は、部活動の指導の中心から外れ、客観的に見ることができる立場にある。もう一度部活動を熱心にする意義を問いただすことが自然にできる。

だが、問いただせば問いただすほど、自分中心だったと後悔が湧く。指導の一つ一つが名誉を追い求めていた指導だったことが恥ずかしい。強力な求心力がなければ部活動の顧問などできない。ある意味部活動は一つの顧問を中心とした宗教団体のように思えるときもある。

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2016/09/24 17:39 | Comments(0) | 学校変革

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