公立学校の真実
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大阪府教育委員会 教育長 中原徹さん
「公平っていうのはね、教育内容の全員が同じ教科書というのが公平だと、僕は思ってないんですね。
それぞれの今まで歩んできた背景、環境に応じて、その子にとって役に立つことを公平にやっていくことだと思いますんでね。
だから『カリキュラムの中身とか使っている教材だとかが違うから公平じゃない、むしろ合わせることが公平だ』というのは、それは間違った公平感だと思いますけどね。」
2014年3月3日(月)放送 クローズアップ現代より
中原氏のこの公平感に賛同する。しかし、子どもたちの背景や環境に応じた教育を展開するとなると必要になるものがある。教員の増員と実施スペースだ。一律に教育を行うのと生徒に応じて行うのとは教育の質が違う。よりきめ細やかな教育になる。つまり、実行するには予算が必要だ。
それを無視して現場に理想を丸投げするなら、計画は総合学習と同じく現場の厄介者になる。そして教育現場のさらなる悪化へと進むだけだ。
私は大阪の教育には特別支援教育の視点が必要と痛感する。ADHD,LDなどに対応する教育だ。
教室に6時間じっと座らせなければならない、教師にとっても子供たちにとっても苦痛の極みだ。
小学校から中学校に上がってきても、九九の半分も言えない。2けたの足し算も出来ない。もちろん授業など分からないし、受けようという意思さえ見当たらない。なにより多動でじっと出来ない。
だから、教室から飛び出す。教師は他の迷惑になるので注意せざるを得ない。親に連絡をすると一時的に止むが、すぐにもとに戻る。一部の子供は親が学校に来ても同じだ。中学生になると体も大きくなり、教師は制止もできず。打つ手がなくなる。残念だが、最終的に警察にお世話になる。
通常の教育課程を無視したほうがその子のためになる。
なぜなら、ADHDなどの子供たちは自分の好きな事は熱中する。
時間割で例を示せば、
1時間目 数学や国語
2、3、4時間目 技術や家庭科 音楽 体育 美術
昼からは部活動という具合にだ。
欲を言えば1日中部活動でも良いぐらいだ。
これでもダメなら、職場体験活動を6カ月ほどさせたい。
大阪には超個に応じた指導が早急に必要だ。
夢や理想で終わるのではなく、予算を付けた具体的な実現を願う。