公立学校の真実
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この夏はすごく暑かった。今も暑いが続いている。夏休みが暑いのは仕方がない。ただ、2学期が始まってから、この暑さは耐えれない。なぜなら、教室にクーラーがないからだ。教室の温度は36度だ。これでは生徒たちに「集中して勉強しよう」と声をかけずらい。それぞれの学校が対策を練って凌いでいるが、やはり、ク-ラーのついている学校にはかなわない。
さて、それではなぜ教室にクーラーがつかないのか。単純にお金がないからだ。市や県にお金がないから予算がつかないだけの事なのだ。
しかし、そう決めつけても良いものか。
教育委員会や役所の融通の利かない体質がそうさせている部分もあると見る。
話は変わるが、昔ある教師が、校庭に1,5メートルほどの高さの柵をつくり、学校農園にクラブ活動で飛んでくるボールが入らないようにした。それは農園だけが困るのではなく、クラブ部員が、ボールを探すのにとっても困っていたからだ。
しかし、学校に予算がないので、農園担当の教師が、農家や様々なところから木やネットを都合して作りだしているところへ、教育委員会から横やりが入った。「そんなものを作って、もし子どもがけがをしたら誰が責任をとるのか」だった。いわゆる責任問題だ。市民へのサービス心より自分たちの立場を死守する公務員体質の露呈だ。
学校には予算がない。市も配分してくれない。だから子どものためにがんばって都合をつけてきたのに、この仕打ちかと、うなだれた農園担当教員はなすすべもなかった。
クーラーを教室に取り付けるには、家庭用のクーラーでは弱すぎる。事務所級の大きさのクーラーが必要だ。多少古くても学校には十分なので、そういう事務所などの御下がりをもらえばすべて解決する。ただし、それを取り外して、教室に取り付けるにはある程度専門的な技術がいる。教員でも慣れれば出来るが、市民からボランティアを募ればよい。
また、少し馬力が弱いが、家庭用で良ければ2,3台もつければ、この暑さはしのげる。
あとは学校が、先程の農園担当教員のように様々なところへ都合をつけに回る気概があるかということと、役所が融通きかせられるかだ。
そして、いかに役所を動かせるように説得する人間たちがいるかだ。