公立学校の真実
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校長の後悔
全面禁煙の学校の体育館裏で教員らの喫煙を認めていたなどとして、大阪府教育委員会は10日、府立高校の男性校長(58)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にし、発表した。「指導が不十分だった」と話しているという。
校長は2013年6月、校舎1階の喫煙室を廃止する際、目立たない場所での喫煙を認め、教員らは体育館裏のフェンスで囲まれたスペースで喫煙していた。朝の通学時間以外は生徒が通らない場所だったといい、昨年4月に校長が異動するまで続いたという。校長自身は愛煙家ではなかった。府教委は08年3月、全府立学校の敷地内を全面禁煙にするよう通知していた。
朝日新聞(石原孝)2015年7月10日18時44分
ぼや:教諭喫煙で 禁煙の中学校 福岡
毎日新聞 2015年10月24日 東京朝刊
福岡県久留米市教育委員会は23日、市立北野中で22日夜に教員の喫煙に起因するとみられるぼやがあったと発表した。市教委は10年前から市内の学校敷地内を全面禁煙としているが、同中では校長(58)と教頭(52)を含め計4人の教員が常習的に喫煙していた。
市教委によると22日午後8時25分ごろ、校舎2階の男性教員用更衣室でぼやがあり、ごみ箱とモップ、壁の一部を焼いた。火災報知機で気付いた残業中の教員3人が消火し、けが人はなかった。警察と消防の調べで、ごみ箱のたばこの吸い殻が火元と判明した。
同校によると、更衣室では出火直前の22日夕方に教頭と50代の教員が喫煙。空き缶に吸い殻を入れており、それを管理人がごみ箱に入れ出火したらしい。
市教委の今月の調査では、66の市立学校のうち15校で教員が校内喫煙をしており、同中の校長ら4人も含まれていた。市教委は改善を指導しているところだった。同校の大熊彰校長は取材に「ルールは知っていたが認識が甘かった。火事を知ってから禁煙した。他の3人にも指導する」と陳謝した。【中村清雅】
校長が校内での教員の喫煙を暗黙に認めるのはなぜか。
理由はただ一つ、「癒着」だ。
指導をすることで、その教師と関係を壊したくないからだ。
特に、ある意味立場の強い教師が喫煙をしていると、指導できないことがある。
例えば、腕力が強く、生徒から怖がられている教師。学校にはもってこいの用心棒のような存在。このような教師が、横柄な態度や教員間のルールを見事に破っていても、指導しない校長はいる。なぜなら、そのような教師から反発をくらうと学校運営がやりにくいと感じるからだ。
しかし、若手教員や立場の弱い教師が喫煙していたら、指導するだろう。教育委員会にあげるぞ、と簡単に脅すだろう。
このような校長の心理は、多くの教員から見破られている。そして、職員室は不信感であふれている。
校長は、どの教員にも公平な立場で接する姿勢を貫くべきだ。校長の一部の教師を特別扱いにする姿勢は、一時は良くても学校全体を暗転へと導く。なぜなら、その他大勢の教師たちがやる気をなくし、結局、総合力低下を招くからだ。
実際、このような校長と学校を見てきた私が言うのだから間違いない。
その学校では、今も校内で一部の教師の喫煙が黙認されている。
読みました
教師の休憩時刻は概ね16時から45分間ですが、朝の8時を勤務開始として、およそ7*8時間禁煙は、喫煙者にはかなりの負担と思います。
中学ともなれば、部活の指導で18時までノンストップでの勤務も普通。
何かしらの対策を講じてもいいのかもしれないと喫煙者の立場から申し上げておきます。先生だって人間です。