公立高校無償化よりも
公立高校に行けない半分以上の生徒たちは、生活面でも崩れている。また、経済的にも苦しい世帯が多い。中学校で最終的に進路問題として残るのはこの層だ。

その層の生徒は最終私学か、定時制だ。経済的にはとても私学に手が出ないので定時制、通信制に収まる。

公立高校の無償化よりもこの層への支援が何十倍も大切だ。この層に進路への希望を持たせることは日本の学校を健全化させる。なぜなら、この層が希望をなくし、やけを起こし、中学校でやんちゃするのだ。

彼らに私学に行かしてやりたい。私学に行けば変わることが出来る。いや、実際に変わった生徒を多く見てきた。クラブで活躍した生徒、卒業して大学に行った生徒などだ。

私、3年担任として、公立高校無償化は救いにもならない。結局、公立に行けるある程度出来る層への援助にしかならないからだ。



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2010/06/27 21:06 | Comments(1) | TrackBack() | 困難校の実態

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コメント

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)堤 未果 (著) という本をご存知ですか?
計画的に格差をつくり、アメリカのように自ら志願兵になるような層を作り出す社会のシステムへ...と思いました。
posted by 繭at 2015/08/25 11:32 [ コメントを修正する ]

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