歓送迎会は暴挙か
歓送迎会は送られるものと新しく参入するものを同時に宴会で迎える。私はこの形が好きではない。なぜなら、主役が2つできて送ることのいのちも迎えることのいのちも半減以下となるからだ。

送別会は送る側も送られる側も今までの苦労や絆を思い出し、時には涙して語り合う。
歓迎会は新しい人と向き合ってじっくりと酒を味わうことが出来、新しい人も「自分は歓迎されているのだ」とこれからの不安がしだいに消えていく。

歓送迎会は新しい人にとって、歓迎されているという感覚より緊張感の方が強い。酒もいやーな味が残る。みんなの眼差しは送られる方の偉大な功績に向けられることが多いからだ。

さらに、出ていく人と残った人の親しく楽しい会話は咲きやすいが、新しい人はそのような会話を聞いて、いや聞かされてそこに適当な居場所を見つけて存在しなければならない苦労がある。新しい人にとって、その時はかなり苦痛だ。つまり、4月より緊張してきたのに、さらにここでも緊張が増すのだ。ましてや出て行った先輩方の前では遠慮が生じて自分を出せない。

歓送迎会は歓迎と送迎を一緒に済まそうとする暴挙と感じる。

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2011/05/03 19:26 | Comments(0) | TrackBack() | わたしのつぶやき

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