公立学校の真実
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平成25年にいじめ防止対策推進法が施行された。その後、学校はどう変わったのか。
私の情報網の中で、次の2つは我々の心に留めておくべき事例と思われるので挙げておく。
ある学校のあるクラスであきらかないじめがあった。
いじめた生徒も反省している。
しかし、いじめられた生徒は教室には入れない。教室にはいじめた生徒がいるからだ。
はじめは、いじめられた生徒が別室で授業を受けていた。
しかし、ある時期が過ぎて、いじめられた生徒の保護者が、
「いじめられた方が教室に入れず別室というのはおかしい。
いじめた方が別室にいくべきだ」
と校長に強く訴えた。
校長は折れ、訴えは通りいじめた方が別室に行くことになった。
しかも、訴えはそれだけにとどまらず、学年のすべてのクラス替えの即時実行を要求してきた。
校長はこの要求も飲まざる得ず、この3学期から年度途中ではあるが要求通りクラス替えをする。
次は、学校側がいじめの事実を認めていない時に起きた事例だ。
学校はいじめを認めていない。
だから、いじめられていると認識している保護者は、学校に不信感を持ち、その証拠を見つけるために自分の子供にボイスレコーダーを潜ませた。
決定的な事実をつかもうとしたのだ。
ところが、ボイスレコーダに録音された中に、A教師の不適切と思われる言葉が入っていた。
それを保護者から問われたA教師は、録音されているとも知らずに「そんなことは言っていない」と反論した。しかし、それは録音されていた。
保護者の学校不信や怒りはさらに増幅し、学校は大変な状況になっている。
学校ではすでにこのような流れが始まっている。
いずれにしても日々誠実な対応を心がけること以外に道はない。
保護者と意地になって勝負してもよい結果は生まれない。
保護者の痛みを理解することがすべての解決の道だ。これ以外に最善の道はあり得ないだろう。
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