公立学校の真実
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学校のいたるところに、退職されて働いている教員がいる。最近、正規の先生が病休に入ったので、昔一緒に困難校で働いていたF先生が来た。
5年前に早期退職されて、非常勤で勤務している。話を聞いてみると、退職してから何もしていなかったという。5年間も開いていたから、勘を取り戻すのに大変だとも言っていた。
年金はもらっていないはずだ。まだ61歳。「生活費はどうしてるんですか」と聞くと、「どうにかなっているよ」と言う。
霞でも食べているんだろうか、と思った。
今日は、校長をしている友人と話をした。
退職を前にして考えているのは、委員会などの行政にだけは入りたくないということだった。
「自分は現場上がりだから、行政には一度も行っていないし、行政は軍隊みたいらしいよ、人情でやってきた自分には合わない」と言っていた。新任の指導教官あたりが良いかな、と言っていた。
来年退職を迎えるS先生は、来年のことを聞くと「40年近くも働いてきたんやで、もう働く気はない」と、さすがと思えるほど、きっぱりと言ってのける。
何度聞いても同じことを言っている。ブレていない。
みんなどうやって老後を乗り越えるんだろうか。60から人生は面白くなる。この黄金の時期を満喫しなかったらきっと後悔する。
教員が、取りやすい資格はいくつかある。取っても職があるかは別だ。
臨床心理士は無理でも学校心理士。運良ければ学校カウンセラーができる。
キャリアコンサルタント。2016年にできた国家資格。詳しくはググってくれたら分かるが、数十万出して講習は受けなければならないが、資格は取りやすいのではないか。就職は数少ないところを奪い合いとなっているらしい。
社会福祉士を取って、スクールソーシャルワーカー。社会福祉士は4年制大学をでていれば、通信を利用して、最短2年でとれる。スクールソーシャルワーカーは今足りていない。
★私もこの中のどれも考えて、いろいろ調べてみた。これからの自分の将来設計を考えてどうするか思案中だ。