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退職した校長たちはどうしているのだろう。

公民館の片隅で事務仕事をしていたA元校長。庭の手入れが好きで花の水やりを頑張っている元S校長、ゴルフ三昧だというE元校長。

退職されてからもよく交流があるのは委員会に努めているH元校長だけだ。彼は元気だ。よく本を私に勧めてくる。この間は、「運命の逆転」という本を持ってきた。

彼はよく委員会の中のことを話してくれる。こう言っていた。「楽だよ、まあ65までの中継ぎだから力が入らないよね」と。

しかし、校長の風格は変わらない。やはり、上から目線は変わらないようだ。


校長をやめて再任用で働いているUさんに電話してみた。元気がない。現役のときのようなイケイケな会話はなくなっている。


校長をやめた知り合いに共通していることは、寂しさを感じることだ。「おれは校長だ」という意識が残っている分寂しさがあるように感じた。


唯一元気だと感じた人がいた。

退職して72に届く音楽科の校長だ。得意の楽器で身を立てて様々なところで活躍しておられた。お会いすると、まるで一芸人の様相だ。得意の楽器を聞かせてくださり、まだまだ現役以上。これはすごいと思った。


教員は赴任したとたんに「先生」と呼ばれ、退職したとしても、先生と呼ばれることもある。しかし、退職して別の世界で生きていこうとするとき「先生」とは呼ばれず。別の世界では、初心者、新参者なる。これを受け入れるのはつらいだろうなと思う。「おい、おれをだれだと思っとるんや」とつぶやく声が聞こえてきそうな気がする。


退職校長。70でも80でもすごい可能性があると思う。

それは小さくても社会のために尽くせることだ。

退職したら自分の趣味に没頭するのも良いが、自分の世界に終わってしまわぬようお願いしたい。

ますます学校はすさんできている。混乱に拍車がかかっている。助けなくてはいけない。

退職校長や元教員がその気になれば、地域の学校は助かることがたくさんある。

私は退職したら、ぜひ学校を支援することをしたいと決めている。

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無題

本当に、「たまたま」訪問させていただきました。
そうしたら、「運命の逆転」の本のことが書いてあってびっくりしました。
amazonで総合ランキング1位のすごく話題の本ですよね。
発売以前からとっても楽しみにしていた本だったので、その本の話題にふれられているブログを発見し、思わずコメントさせていただきました。

この11月には全国で著者の講演会も開かれますよね。

私はもと教師です。今は講師として働いています。

生徒との関わりなども、ずっと一緒にいる正教員に比べたら薄くなってしまう寂しさも感じていますが、この立場だからこそできることにもっと力を尽くしていきたいと思っています。

また訪問させていただきますね。
by yuki 2016/11/03(Thu)17:28:50 編集
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