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emoji教諭時代には、困難校で最前線に立って活躍し、部活動でも優秀な成績と気迫のこもった指導を重ねて来たA校長が早期退職した。その後、A校長はどこでなにをしているかわからない。
 
 emoji
県下でも最強と呼ばれる困難校での活躍は目を見張るものがあり、県の優秀教員となったB校長。定年を待たずして肩の荷を下ろした。今は細々と市の施設で週四回の勤務をこなしている。

emoji今までの実績が高く評価され県でも名の知れた困難校に抜擢され転勤が決まったC校長。しかし、3月の終わりに、誰もが耳を疑った。まさかの困難校を避けて転勤を拒否して早期退職を選んだC校長。



emoji私はこの中のB校長とこの夏出会い、酒を酌み交わした。

壮観だった当時の面影は影を潜め、当時の思い出話とともに高血圧や体調が少しずつ改善し、今は気分が楽になりつつあることを聞かせてもらった。

もう一度教育現場で働くことを誘ってみると、怖い顔ですぐに拒否された。何か得体のしれないものにおびえ、しかし、それが解け始めているような感覚を受けた。



emoji優秀な管理職の早期退職。

野野球のピッチャーの肩に似ている。 ピッチャーの肩は消耗品。

どのような優秀なピッチャーでも酷使続ければ必ず壊れる。必ずだ。壊れれば手術をし長いリハビリ期間が必要になる。しかし、そのリハビリが終了すればまた大舞台で活躍している。

このサイクルは野球界では誰もが知り、保証されいるようなものだ。



我々教員は壊れてからでは遅い。なぜなら肉体だけでなく知らず知らずのうちに精神も曲げられ壊されているときがあるからだ。

emoji教員はどこかで自分に休みを入れることが必要なのだ。どこかで壊れる前に休養をとりきちんと回復させれば、また大舞台で活躍できる。
これは本人の為にも教育界全体のためにもとても重要なことだ。

しかし、責任を負っているものは、自分で休みを入れることができない。責任を負った優秀な教員ほど休むことはいけないできないと思い込んでいる哀しい現実があるのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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