現在60で退職しても3年も4年もしないと年金がもらえない人たち。
もらえたとしても65まで全額ではない。だから、働く人が多い。
ほとんどの人が再任用の安い給与で働くことになる。年金がもらえることになっても、働けば働くほど年金が減るというシステムにやるせなさを感じ、やる気をなくしていく。
同一労働同一賃金とか世間は騒いでいるが、再任用の世界ではむなしい。
たぶん、若い教師たちは、そんな退職後のことや再任用教諭には興味もないだろう。
それどころか、退職間近の教員さえ、再任用になっての安い給与のことに対しての危機感はないようだ。
私の隣の再任用教諭が、フルで働いているのに手取り19万ということに対して失望の意を私に示した。
給与をもらうまでは、実感がないという。7月のボーナスの低さに追い打ちをかけられ、さらに失望を増していた。
もう一人の再任用教諭は、担任をしているが、年収の低さに怒りを隠せず「新任教諭よりも低いかもしれないて、どういうことや」とつぶやいた。
給与のために働いているのではないが、退職してからの老後は今の年金システムではとても不安だ。だから退職してからの給与に目が行く。
生きていくのに最低ライン、医療費がいらない生活保護の方が安心して生活できるかもしれない。
頭数だけそろえば中身はどうでもいい。そう感じます。よりよい人材を確保しようとは考えていないようです。