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評価の根底を問う

評価とテストは表裏一体である。また、評価の目的が高校入試のためのものか、生徒の習熟度ないし、達成度をはかるためのものかにより評価方法は違ってよいと考える。

習熟度別授業を上からの要請により形だけ推進すると失敗する例がみられる。習熟度別授業をより成果のあるものとして立ち上げるためには、この評価とテストを斬新的な切り口で新たに位置づける必要がある。

習熟度授業の実践例をみると、例えば数学であれば、同じ問題を上位層グループではヒントなしで行い、下位層グループはヒントをつけて教えるスタイルがとられていたりする。そして評価テストは両方のグループとも同じ問題で行う。

このスタイルは一見筋が通っているように見える。しかし、習熟度別授業推進の研究発表、実践のために一時的に打ち上げ花火を上げただけにすぎないスタイルだ。

だから、このスタイルを真似るとうまくいかず、習熟度別授業をあきらめ、単純分割の少人数授業に変えていく学校が何校も出てくるのだ。

習熟度別授業は素晴らしい形態である。実に効率が良い。しかし、上位層グループ、下位層グループを同じ評価テストで行うことによって大きな制約が生まれ、非効率的な授業となるのだ。

数学ともなると、今だ九九も完全に覚えていない中学生や分数と聞いただけで、そっぽを向くものもたくさんいる。その生徒たちに、上位層と同じ評価テストで対決させることが無駄、無理、生徒のやる気を削ぐのだ。
                                                             

指導計画としては、九九から始めてもよいではないか、難しい計算は後でもよい、上位グループと同じ教科書で教えるならば、まず年度の半分を使ってでも計算力(式の計算、方程式)を付けさせることだ。文章問題は後でまとめて指導する。
このような生徒と上位層を同じ進度、同じ評価テストによって評価せねばならないとする前提から我々は解放されなければならない。

そして、生徒のために本当の実をとる必要があるのではないか。

しかし、そうなるとかなりやっかいなものも抱えなければならないが、次にする。

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2009/12/11 01:44 | Comments(0) | TrackBack(0) | 評価について

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