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特別支援の知識が未熟な教師が、生徒に言うことを聞かせるために力を行使することがある。せめて生徒の特性を知り、それを知って指導をする必要があるだろう。

そのための検査もあるだろうし、病院や保護者との緊密な連携も考えられるだろう。

障がいに対する知識や外部との連携なしに、力や脅しだけで勝負している特別支援学校の教師は悲しいものがある。なぜなら、生徒の可能性を伸ばせないからだ。

私も過去に特別支援学校に勤務したことがある。ある生徒は、「ごはん」を「こはん」と濁点をぬかして書いたり漢字では一本線がなかったりする特徴があった。その都度、いちいち指導していた。だが、今に思えば、LD・学習障がいだったのかもしれないと思える。なぜなら、理解力はあり、普通にしゃべることができていたからだ。現在は、定期テストで漢字が間違いでも、ひらがな表記ができていれば正解とする学校も増えてきた。私の学校もそうだ。

「なんどいったらわかるんだ」と怒鳴る前に、発達検査をしてみたらわかることがある。14歳なのに、覚える能力だけが6歳の力しかないと分かることがある。そういうことが分かれば、何度言ってもできないという理由が分かり怒る理由もなくなる。




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