公立学校の真実
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世の中、支援が必要な子どもがたくさんいる。しかし、児童相談所は満員状態。しかも、児童相談所の職員に電話しても、つながるのは3回に1回ほどだ。忙しすぎる。
我が校でも児童相談所の一時預かりにかからなければ生活上大変なことになる生徒がいるが、空きがない。
おまけに、「里親はどうか」と児童相談所の職員に聞くと、中高生を対象とする里親は極めて少ないという。
あまり深入りした話はできないが、ほんとうになんとか考えるべきだ。
児童相談所は,虐待児の保護だけではなく,親がきちんと世話のできない子供一般を扱っている。すなわち,親が蒸発したり,家にいても,子供の養育を放棄しているといった児童から,場合によっては,非行少年を扱う場合もある。
特に,少年の場合には,刑罰法規に触れる行為をしなくても,一定の事情があって,将来刑罰法規に触れる行動に出る可能性がある少年は,家庭裁判所の審判の対象になるので,時には,そのような少年の保護や,家庭裁判所への送致も仕事となっている。
最近の社会情勢からすると,少子化による児童数の減少を補って余りあるほど,実際の業務は増加しているのではないかと思う。
兵庫県の実情はよく分からないが,どこの自治体も,予算の厳しい折から,児童福祉に振り向けられる金額も限られていると思われる。児童福祉法の関連施設は,児童相談所だけではなく,助産施設,乳児院から,非行少年関係で時々出てくる児童自立支援施設(昔の教護院)まで,たくさんある。
また,問題を抱えた子供の保護は,専門的知識のある職員でなければ対応することができないが,こういう子供の保護の仕事は,楽な仕事ではなく,人材の確保も難しいと聞いている。