講師をしていて教員採用試験に合格しやすいのか・・・Ⅱ
教え子たちから進学や就職が決まりました、という声を聴くと嬉しいものだ。

しかし、悩ませる報告もある。
それは、臨時講師に決まりましたという報告だ。

私も臨時講師から教員を始めたが、初めて学校に入り教壇にたち、部活動を共にする、この初々しさと感動は例えようがない。

大きな喜びだった。


きっとこの卒業生も、その喜びの予感を感じているのだろうと、電話口の声から手に取るようにわかる。



しかし、現実はどうなのかだ。


教員採用試験に何年も不合格の講師たちがうようよいるではないか。

この卒業生も、委員会の飼い殺しになるかもしれないと思うと、
喜びの奥底で不安の渦が巻く。


熱心→仕事をがんばる→教員採用の勉強時間がなくなる→不合格
これを毎年繰り返している仕事熱心な臨時講師たち。

熱心な奴ほど合格にほど遠く、程よい歳になったら消えていくしかなくなる人もいる。




私の職場にも、熱心な講師たちがいる。
彼らは部活動も実績を残し、休日でも様々な仕事をしてる。
しかし、難解な高校入試問題が解けない。
生徒の前でもわからなければ、私に持ってくる時がある。

これでは、きっと採用試験の問題も解けないだろう。
どうするのだろうこの人、不安がよぎる。



大阪の教員採用を調べていると、全部がそうとはかぎらないが、最終試験にある専門教養が講師たちにとって鬼門になっているように思える。


例えば、大阪の堺市と豊能地区の中学英語。

2地区合わせて、
一般受験で2次まで進んだのが21人、そして最終合格者は13人。
2次から最終合格まで62%。

講師枠で2次まで進んだのが13人、そして最終合格者は1人。
2次から最終合格まで8%。
(豊能地区に至っては0人で0%)。

委員会の飼い殺しという意味が分かってもらえただろうか。


だが、受験生よ、講師諸君よ、

間違ってはいけない。

委員会に責任をなすりつけても時間の無駄。

工夫して乗り越えるしかない。

応援している.

子供たちを愛する熱心な講師諸君!!






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2021/01/28 16:57 | Comments(0) | 教員採用試験の不思議

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