教員採用 場面指導面接官様へ ご理解のほどを
 困難校に勤め、クラブ活動にも、学級経営にも絶大な信頼を得ているY講師が採用試験の場面指導の時に思った話だ。
 「携帯を持ってきた生徒をどう指導するか」の場面指導だったそうだ。他の受験生が指導しているのを見て「あほらしなった」と言っていた。
 理由は、指導が「規則だからだめだよ」と説教しているからだったという。
 今どき、「規則だからやめなさい」で辞める中学生はほとんどいない。それで辞めるのはよほど良い子だと言う。その通りだと思った。
 困難校では、社会のルールなどいとも簡単に日常的に破られている。学校の規則だからやめましょうね、の指導など吹っ飛んでいる。

 もし試験官がそれで合格させたらと思うと不安が残る。

 少なくとも私の現場にはいらない。重荷になる。
 
 心ある鍛錬された試験官なら、悪いことは悪いとはっきり言わなくてはならないが、それをどう彼らのハートに迫るように届けるか、くどくどと説教じみたことは通じないと知っているだろう。
 
 やんちゃは小さい時から教科書に書いてあるような説教は言われ続けてきている。耳にたこ状態。そんな彼らに通用するのはそれを打ち破る教師のハートしかない。
 言葉でつらつらと言うほどやんちゃは聞く耳を持たなくなる。それを面接官様は理解されているはずだ。きっと。

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2009/09/07 23:47 | Comments(1) | 教員採用試験の不思議

コメント

試験官を試験管と誤字するような先生には教えてほしくないですね
posted by NONAMEat 2009/12/04 09:23 [ コメントを修正する ]
Re:試験管
>試験官を試験管と誤字するような先生には教えてほしくない

ご指摘、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

公立学校の真実より。
2009/12/06 22:45

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