公立学校の真実
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公立教員の教科指導の力は、塾や予備校のノウハウを取り入れることにより向上する。
以前、駿台予備校の講師募集に電話で問い合わせたたことがある。中学校受験の指導講師である。結果は現職教員は話にならないようで、断られた。理由は、ズバリ、中学入試問題が解けないからと言われた。頭に来たが、実際、入試問題を見て、さらに頭にきた。難しい。
まあ、冷やかしと、世の中調査のつもりで電話したが、公立教員としての高い鼻(本当は低い鼻かもしれない)はへし折られた。
実は、学校の授業は、教員でなくとも誰でも出来る。指導書の通りに教えればよい。板書もテキストに載っているように書けばカッコはつく。しかし、「分かる授業」や「興味が持てる授業」となると、教員としての経験と研究が必要だ。
さらに受験の教科指導となると、塾や予備校のノウハウが必要だ。ただし、ここでは、塾といっても、進学実績のある有名塾を言う。
昨日、ある県の公立高校入学試験が行われた。それを解いてみた。あの量を制限時間で解くとなると、かなりの解答スピードがいる。
学校の授業では、そのスピードは養成されない。なぜなら、授業時間数が、教科書を教えるのに必要なだけしか設定されていないからだ。さらに問題点は、公立教員が解答スピードを速くするノウハウを知らないということだ。
さりげなく、同じ教科の先生に、そのノウハウを持ち合わせているかどうかを問うてみた。私は、未だに知っている先生に出会ったことがない。実は私も若き頃知らなかった。どこから取り入れたかというと、ある塾に通う生徒との会話からだ。彼は、私も知らないスピーディーな解法を知っていた。
それから、塾の教師が作る受験雑誌を購読し、研究を始めた。その雑誌からとった教材を授業で使っていたら、知らぬ間に地域の学校に広まっていた。塾の力は強力だった。
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