3人のレンガ職人の話をご存じだろうか。ある旅人がレンガを積んでいる職人たちに出くわした。それを見て、旅人が「何をしているのですか」と問うたところ、1番目の職人は「見ればわかるだろう、レンガを積んでいるんだ」と答え、2番目の職人は「ここに大きな壁を造っているんだ」と答え、そして3番目の職人は目を輝かせて「俺(おれ)たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ」と答えたという話である。
私は今、同僚たちとスクラムを組んで教え子たちを3番目のレンガ職人のような人間にしたいと考えている。と同時に、自分もそんなレンガ職人のような人間でありたい思っている。
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みよし・ゆうじ 山口県の中学校教諭。保守系の教職員団体「全日本教職員連盟」(全日教連)元委員長。
保守系の教職員組合か。今まで教師してきたが、聞いたことがないし、入っている人を見たこともない。この3人のレンガ職人の話は京都市の小学校の先生たちもこれで道徳授業の研究をしていた。子どもたちのことを思う教師集団の熱心な研究だった。高橋佳子氏の著書にも載っていた。
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