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習熟度別授業や少人数授業はリスクが大きい。

教室を移動し他の教室を使ったり、教室のスペースが空くことによる弊害が出る。

教室に空席が出来るので、決まった席に座らないようになる。
他の教室も使用する場合があるが、他人の机の中を触ったりする。
授業中忘れ物を自分の教室に取りに行ったりする。

同じクラスを分けるので、教える教師が複数となり、比較が生まれやりにくいという問題もある。

このような問題点が多くなり、教科指導より生徒指導でエネルギーが費やされる。

特に、習熟度別の下の方は悲惨だ。生徒指導を要する生徒が集まり、数学どころではなくなる。
だから、加配をもらっても薄めに使い、教員1人当たりの授業数を少なくする。
この実態を教育委員会は知っているが外から指摘されない限り指導はない。

少人数など教師はまずやる気はない。
しんどくなるのがいやだからだ。授業が多くなるのが嫌だからだ。

確かに中学校は一生懸命にやればやるほど教師は仕事が増える。習熟度や少人数授業をまともにすれば仕事が増えて何かを捨てなければならない。

理想を現実にするためには、既存の枠組みをはずして進めなければ成功しない。
今までの枠組みを持って新しいことを進めるには限界がある。


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