公立学校の真実
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NHK WEB
不登校や中退した生徒を受け入れ全国的にも知られる北星学園余市高校について、運営する学校法人は、来年度の新入生が定員のおよそ3分の2に満たなかった場合、4年後の閉校に向け検討を本格化させる方針を固めました。
不登校や中退した生徒を受け入れ全国的にも知られる北星学園余市高校について、運営する学校法人は、来年度の新入生が定員のおよそ3分の2に満たなかった場合、4年後の閉校に向け検討を本格化させる方針を固めました。
後志の余市町にある北星学園余市高校は不登校や中途退学の生徒を各地から受け入れテレビなどでも取り上げられて全国的に知られています。
高校を運営する学校法人「北星学園」によりますと、近年、全国各地で通信制の高校やフリースクールが充実してきたことなどから、生徒数が減少し運営を維持していくのが難しくなったとしています。
17日夜に相次いで開かれた理事会と評議員会で、高校の来年度の新入生が、定員140人のおよそ3分の2にあたる90人に満たなかった場合、学校法人として4年後の閉校に向けて検討を本格化させる方針が固まりました。
現在高校で学んでいるおよそ200人の生徒は、ほとんどが町内で下宿しながら生活しています。
余市町の嶋保町長は「子どもの教育はもちろん将来の町の経済、人口の面から見て絶対に高校をなくしたくない。存続を要望していく」と話しています。
北星学園余市高校は、「やんキー母校へ帰る」で一躍有名になったが、通信制高校などに押されているということだ。
私の学校でも、通信制の高校を初めから希望する生徒がクラス平均にすると1人はいる。また、高校を中退して通信制に転向する生徒も多い。何より通信制高校が以前と比べてかなり多くなった。
これでは北星学園余市高校の存在意義も薄くなって当然だ。
北星余市の歴史が生んだものには光るものがあり、実績も出ている。そこにいる教員の姿勢も素晴らしく、教育のノウハウもしっかり蓄積されている。
教育現場が次にスポットライトを当ててほしいところは、中学校だ。
中学校へシフトを振る時が来たのではないか。
中学校は疲弊し困窮しつくしている。現場にに閉そく感が漂っている。
文科省は不登校対策などでフリースクールに対して興味を持ちだし、連携していく様子を見せている。この流れにいち早くシフトしてほしい。
昨年同様、北星余市が高校入学生を45人程度集められたとして、90人までは程遠い。しかし、中学生も含めば90人を集められないか。可能性はある。
ここで問題は、中学校をそんな早急に作れるわけがないことだ。
そこで、フリースクールにするのだ。中学校を作るのはあとからでも遅くはない。
例えば、大阪府に公立中学校は460ほどある。不登校生徒はどれほどいるだろう。ひとクラス1人はいるので、すごい数だ。その中で北星余市を必要とする生徒は必ずいる。 逆にいえば、教師から見て、北星余市に行って欲しい生徒はたくさんいる。全国をにらめばかなりに数になる。
今、高校生たちのセーフティーネット、いわゆる通信制高校はたくさん出てきたが、中学生たちに対しては全く見当たらない。市場の論理から考えても中学生にシフトする方法は正しい選択だ。
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