今の学校教育の困難性
教師には授業のない空き時間がある。そこでは、教材準備や小テストの採点、行事の準備、進路指導の対応など授業以外の仕事が繰り広げられる。

しかし、やはりわが校でも、不登校生徒、授業を抜け出す生徒の対応に追われ、その時間がその生徒たちの対応にあてられる。


不登校の生徒を別室で教師もつかず自習をさせておいて何かあれば大変な問題となる。最近、自傷行為や精神疾患を抱える生徒が多いので一人にさせておくことはできない。

また、教室に入らないやんちゃな生徒を放っておくと、他の授業の邪魔をしたり、校外にいったり、たばこを吸ったり、器物破壊をするので教師がついていないといけない。


ここで教師は貴重な空き時間が無くなる。放課後があるじゃないかとなるが、部活指導や委員会指導、会議に追われる。

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それが終われば…6時が過ぎる。そこで初めて自分の仕事ができるのだが、今日、問題があった生徒や不登校生徒のところへの家庭訪問や電話連絡に追われ、自由の身になるのは夜8時ごろとなる。夜8時であればましかなという中学校も多いはずだ。emoji


クラスの大半を放っておいて一人の生徒に教師が莫大なエネルギーをかけることになる担任もでる。 これが学校文化だからと放置されているのが今の時代だ。

しかし、これを放置せずに処方していくとなると、莫大な予算がいるのも事実だ。その予算がないため、一人の教師が何役もやっているのが現状だ。emoji


カウンセラーが学校に配置されて久しいが、週1日だけというのが定番で、現状の問題解決には遠い、焼け石に水というところだ。カウンセラー配置の事実を作るためと思われても仕方ない日数だ。emoji

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やはり、民間や地域が立ち上がらないとこの問題は予算的にも物理的にも解決は遠い。




emoji学校にしがみつく必要はない

私から言わせれば、いやなら学校に来なくてもよい。これは突き放して言っているのではない。

申し訳なさそうに、学校に来れないことを学校に謝り、不登校に罪悪感を持つ生徒や親がいるのが不思議だからだ。日本の学校システムが狭いのだから、日本のシステムの問題なのだ。

学校も一つの選択肢だ。学校に行かないのも一つの選択肢だ。

ただ、学校に行かないとなると、学力をどうつけるのかという問題が残る。そこでそれを補完するシステムが必要になる。それを作るのにお金、人が必要になるのだ。公立で無理なら民間で作ろうではないか。


 
 
 

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2017/10/14 07:32 | Comments(0) | 学校変革

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