「37万人教員増の勇気を文科省はもてるのか、新型コロナで文科省の真価が問われている」
前屋毅
上記は 7日のYahooニュースの見出しだ。
おおよその内容は、教室の3蜜を避けるには、クラスを2つに分けて3蜜を避けること。
そのためには教師の増員が必要であり、その数が37万人だという話だ。
また、その勇気を持てるかと文科省に問うている。
クラスを2つに分ける…40人学級を2つに分ける、など日本では無理だ。
絶対にできないその理由は、莫大な数の教員が必要となることだけではなく、教室の数が今の2倍必要なことによる、大々的な教室不足だ。
いくら少子化で教室が余っているというものの、全国の小中学校の教室を2倍に増やせば、どの学校も教室が足らなくなくなるのは明白だ。
まず、私の学校では、グラウンドにプレハブ校舎を建て続けなければならない、そうすると部活も体育もまともにできないではないか。
物理的 にできないことに対して「真価が問われている」と、ニュースになっていることに大変な違和感を感じる。
ニュースとして取り上げることに恥ずかしさがないのかと、逆に問いたい。
このコロナの一件で明白になった事実は、リモート授業の未整備だろう。
そこにお金を使うことの方が予算が少なくてすむし、次のコロナの第2第3波を乗り越える最速の方法だろう。
そこを議論してほしい。
また、9月入学を論じる方もいるが、それよりも、リモート授業の早急な整備だろう。
その点、大阪府立校の6月末までにリモート学習の整備完了については、強く同意する。