公立学校の真実
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今、わがブログは教員採用試験で検索されるものが多い。
そんな参考になるものもないが、悲しさが湧き出る。
なぜなら、教員志望なる者は様々な無駄な知識によって判定されるからだ。
現場でそんなこと言うてたら、あいてにされんで。
と思うほどの知識偏重。教員は教科専門知識と、一般教養、教職教養がふつうにあり、あとは人間的魅力があれば十分だ。どれだけ人間が好きで、明るく、誠実か。これだ。
文科省がどういう見解を持っているとか、指導要領がどうかとかそれは教員になってからの研修で十分身に付くからだ。それを知らなくても、明日から十分に教師をやっていける。
しかし、人間性は教師になってからでは確実に遅い。
指導要領に精通していることが即戦力にはならない、教師力を計る物差しではない。重要なのは人間力だ。
そこを見るべきだ。
実は、我々が、受けた教員採用試験の方がひょとすると人間力を計っていたかもしれない。
こんなのがあった。号令テストだ。生徒を集め、号令をかける、校外学習の想定で生徒に語り、解散させて終わる。知識は必要ない。実際の場面そのものを演じ、気合いがあるかどうか、それだけだ。
私も気合いで行った。集合時、生徒役になってだらしている受験生を目を尖がらせて本気で怒った。そして最後は笑顔を忘れず。
それと面接。
質問の中に「生徒がひどく悪いことをした時、あなたは生徒に手を振り上げますか」という酷な質問があった。「はい」と言えば、体罰として法を犯すことになる。しかし、私はその場面では手を出すだろう。私はじっと考え「どつきます」と答えた。合格だった。
今なら、きっと問答無用の不合格!に近いかもしれない。